齋藤利男のレビュー一覧

  • 2015年の食料危機 ヘッジファンドマネージャーが説く次なる大難

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    この本、大学生の一般教養の教科書として使うべきではないか!? 
    身近な食の問題(量、価格)に始まり、世界人口、アメリカの戦略、中国の躍進、日本の負債、食が投機の対象になっている世界経済と、いろいろ知ることができる。
    書いているのが、経済畑の人であり、東洋経済から出版されていることも信頼に足る。また、文中でのデータの出展も一般的に誰でも見ることのできるもの。

    つまり、怪しげな本ではない。極めて冷静に世界を観ている本だと思う。

    そして、読後は怖くなる。アメリカが世界を支配していることは周知の事実としても、いかに日本が無策でゆで蛙状態なのかがわかった。そして、近い将来の食糧危機を思うと、今なにを

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    2013年04月09日
  • 2015年の食料危機 ヘッジファンドマネージャーが説く次なる大難

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    わかりやすいロジックで多面的な現状分析と将来予想を行っています。
    日本の債務問題は脱線のようにも感じましたが、著者のバックボーンを理解でき、本著の理解にも役立つものでした。

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    2012年08月13日
  • 2015年の食料危機 ヘッジファンドマネージャーが説く次なる大難

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    この本の面白さは、シンプルなタイトルからでは読みとれなかった。

    米国による穀物という資源による覇権維持戦略と台頭する中国と将来発生するであろう覇権主義争い。この考察がとても面白かった。
    中国の泣き所は13億人の胃袋を賄うための食糧。でも、中国は米国のような穀物の量産体制が整っていない上、土地も痩せている。将来、覇権争いの際に米国がバイオエタノールによる穀物価格の吊上げ、輸出政策の見直しなど、食料にこまる中国の足元を見る外交戦略を取ってくる可能性は十分にある。
    食料は、石油・金と違って代替は利かないし、無くてはならないものだ。その食料自給率というのは、将来的に軍事力と匹敵する潜在的な国力と呼べ

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    2013年04月02日
  • 2015年の食料危機 ヘッジファンドマネージャーが説く次なる大難

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    食糧をコントロールすることで覇権を維持しようとする米国の政策によって輸入に頼る日本は食糧危機に陥る可能性があることを日本の債務問題も絡めて描かれている。

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    2012年09月09日
  • 2015年の食料危機 ヘッジファンドマネージャーが説く次なる大難

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    ■フードクライシス

    1.穀物取引企業の最大手のカーギルは、世界に約16万人もの社員を擁している。
    自社で人工衛星を打ち上げて、気象状況や各国の穀物の作付け、生育状況などを空から調べている。

    2.世界を支配する近道は、世界の人々の胃袋を支配することである。

    3.映画フード・インク:米国で生産されている食料の現状を、ショッキングな映像を交えながら紹介している。

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    2012年08月17日
  • 2015年の食料危機 ヘッジファンドマネージャーが説く次なる大難

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    生活水準の向上、バイオエタノールの推進が人口増加を上回るペースで穀物需要を増やし続けている。著者はこれからは穀物が国家の命運を左右すると説く。アメリカは、トウモロコシ、大豆、小麦の世界三大穀物のすべてにおいて世界最大の輸出国。加えて農業大国でありながら農業補助金を穀物農家にジャブジャブ注ぎ込んでいる。理由は世界を支配する近道は、世界の人々の胃袋を支配することであるから。歴代農務長官がアメリカ議会で証言している。既にズタズタに破壊されて久しい日本農業。日本の債務危機が食糧危機のトリガーとなりつつある。

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    2012年12月16日
  • 2015年の食料危機 ヘッジファンドマネージャーが説く次なる大難

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    穀物はアメリカの戦略資源。21世紀には世界の農産物は余剰から不足へ。価格高騰と円暴落で食糧危機。

    日本の農業、がんばって。

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    2012年12月23日