朝吹登水子のレビュー一覧

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    Posted by ブクログ

    先日、軽井沢タリアセンの睡鳩荘を訪れた。その時に初めて、この建物がフランソワーズ・サガンの翻訳者朝吹登水子さんが所有していたもので、長年軽井沢で山荘として使用していた建物を移築したものであることを知った。とても素敵な建物で、一瞬にして気に入ってしまい、ここで過ごした女性はどんな人なんだろう…と朝吹さん自身にも興味を持ち、彼女の自伝的小説とされているこの本を読んだ。

    舞台は第二次世界大戦前の欧州パリ。当時彼女は10代後半〜20歳。まだ簡単に行き来できない時代に、日本とは全く文化が異なる土地で、家族と離れ勉学に邁進しながら、自由に青春を謳歌していた若い女性がいたということにまず驚いた。そして、戦

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    2021年12月20日