伊藤智永のレビュー一覧

  • 「平成の天皇」論

    匿名

    購入済み

    平成生まれとしては天皇皇后両陛下(現在の上皇と上皇后)が被災地に行き、膝を地面につけ被災者と同じ目線で言葉を交わされるその姿を、当たり前のものとして見てきた。そういう姿に代表される国民と天皇との情緒的な繋がりが象徴天皇という戦後日本の新たな天皇像を不断に成立させていく上で必要なのだのいうことを、現在の上皇陛下は考えてらしたのでしょう。それとは相容れない「伝統」(といっても明治以降の伝統ですが)を強調する日本会議的右翼勢力にとっては天皇という存在自体が必要なのであって、自身をナショナリズムの道具としてしか天皇陛下を考えていないことがよく分かります。

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    2024年09月02日
  • 「平成の天皇」論

    Posted by ブクログ

    国民に対して、会釈をするにとどめた昭和天皇と
    手を振り、対応する上皇陛下。

    だ、である体を使い続けた昭和天皇と
    です、ます体に変えた上皇陛下。

    何となく世相というか時代というか、
    それぞれのカラーが出てて
    おもしろいなあと。

    そして、やっぱり
    平成に生まれて、育ってきた
    私の感覚としては
    上皇陛下のビリーフと通ずるものがあって
    今後とも推していきたい気持ちでいっぱい。

    おことばの中でも出てきてたけど、
    自分の人生を「旅」って表現するところとか
    式典の挨拶のたびに毎年、推敲して
    表現変えたり、修飾語句増やしたりしてるところ、
    言葉を大事にしてるのがすごい伝わってくるし、
    控えめに言って推

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    2019年08月01日
  • 「平成の天皇」論

    Posted by ブクログ

    文字通り、平成の天皇論について。
    天皇陛下の言動と、それを取り巻く政治的な動きについて。

    右寄りと言われる安倍政権も、別に天皇に対して尊敬の念があるわけではなく、政治的に利用していること、また明仁天皇はそれと必死に対峙してたということがよくわかった。

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    2020年10月12日