諏訪正樹のレビュー一覧

  • 「こつ」と「スランプ」の研究 身体知の認知科学

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    身体と環境の接点を言葉化する。内部観測。一人称視点。自分はどのようないしを持って、からだを使ってどう環境に働きかけ、それが環境にどんな変化をもたらし、この一連の出来事に自分がなにをどう気づき、新しい意図や目的を得たか。のサイクル。つぶさに記述、から臨機応変を探求する。再現できるが理解したということ。

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    2026年03月15日
  • 身体が生み出すクリエイティブ

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    クリエイティブであることは、発想をリープできること、新しい視角から現象のフレーミングができること。
    そのためには、身体感覚に意識的に神経を研ぎ澄ませて、言語化を試みることを積み重ねると良い。理屈に頼るだけでなく、自分自身がシチュエーションに入り込んでみたときに、躰が、無意識が、何を感じ何を行うかを想像してみること。

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    2018年10月20日
  • 「こつ」と「スランプ」の研究 身体知の認知科学

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    ふだん自分がぼんやりと考えていたことが明文化されていて面白かった。情報と、実感と、それを再現するための意識のお話(というざっくりした理解)
    何年後かに再読したらもっと面白そう。

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    2023年02月09日
  • 「こつ」と「スランプ」の研究 身体知の認知科学

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    サブタイトルに「身体知の認知科学」とあります。

    人はどのように物事を認知し、考え、理解していくのか。
    そういったことを学問として研究していくのが認知科学。
    本書は主に、身体知をとりあげています。

    たとえば本書では、野球のバッティングの上達には、
    体感を言葉にすることが大事だとされる。
    足の踏ん張り、身体の開き方や、肘の折りたたみ方など、
    バッティングする際の身体の体感を意識して、
    どうやっているかを言葉にしてさらに意識する。
    すると、言葉で意識したことによって修正点が見つかり、
    それを身体に試すことになる。
    そして、それがどのくらい成功したか、
    どのくらい失敗したかをまた言葉にして意識し、
    さらに修正していく。
    それでうまくいっても、
    状況や環境や自分の肉体の調子が変わればまた、
    その方法ではうまくいかなくなりますから、
    また言葉で捉えなおすということが繰り返されます。

    また、感じていることを言葉にし、それを行動にフィードバックすると、
    さらに感じることが変わって、また言葉が変わります。
    さらにさらに、その変化した言葉によって、
    行動もまた変わっていくという繰り返しになります。
    これを進歩とか洗練というのかは、本書では書かれていませんが、
    先鋭化という問題も含めて、
    言葉で突き詰めていくという本書の方法の筋は
    いたってわかりやすい直線的な方法のようにも感じられます。
    しかし、突き詰めた先に袋小路が待ち構えていてもそこでストップせずに、
    たえず変化していくものだという、
    言葉と身体の相互作用のダイナミックさを説いているのがよかったです。

    おそらく、袋小路は「スランプ」なんです。
    とすると、先鋭化というものも「スランプ」なのかもしれません。
    「スランプ」だって言葉にしていくことをやめずにいることで乗り越えられやすくなる、
    というようなことも本書には書いてあります。
    先鋭化したものを辿っていって言葉で解きほぐし、
    基礎の段階から再定義しなおすなど、
    言葉をさらに紡いでいくことによって、
    先鋭化すら乗り越えられるんじゃないか、
    という可能性をこのあたりから感じました。
    きっと性急じゃなければ、光は見えるのです。

    居心地の悪さを感じること、そして工夫して居心地の良さを創ること。
    たとえば、カフェでひとりくつろいでいるときに、
    隣席に二人組のおしゃべりな女性たちがやってきて居心地が悪くなる。
    でも、身体の向きを変えて、女性たちに背を向け加減にすることで、ましになる。
    というようなことが、身体知である、と著者は説明します。

    感性というものも、言葉と身体のやりとりにおいて大事だと解き明かしています。
    感性は着眼点です。その人ならではの着眼点で紡ぎだされた言葉があり、
    その言葉によって身体は変化していきます。

    と、まあ、僕が語るくらいなら、本書をまるごと、ずいずいと読んでほしいのです。
    思っていたよりずっと骨太で、無駄が無く、内容がしまっていて濃厚で、
    難しいところはあれども、総じて親切な説明といった体です。
    おもしろいし、ためになる良書です。

    言葉の捉え方なんかでは、
    僕がこれまで独自に考えていたものが立証されたところもありました。
    また、言葉にすることが大事、だという考えは、
    『弓と禅』的な世界観・方法論を信奉する人からすると、「ちょっと待った!」
    となるでしょうけれど、そういう要素ももちろん否定はせずに、
    本書の、言葉が重要だとする論述も呑みこんでみるのがいいのではと思いました。
    小説を書く行為にも類推して応用できる論述です。
    そういう方面の人にだって是非おすすめしたいですね。
    もっといえば、あらゆる生活面・仕事面で適用できるものでした。
    それなりに読解力を磨かねば読めないかもしれないですが、
    ほんと、良い本だったので、おすすめしたくてしょうがありません。

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    2019年10月08日
  • 身体が生み出すクリエイティブ

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    AI時代が到来するがAIが苦手とするのはクリエイティブ。論理を積み重ねた帰結はAIが得意とする。論理を跳躍する結論や発想がクリエイティブといえ,それは人間が自らの身体(運動)を通して世界に関わり,世界を識ることであり,ごく普通の営みなのかもしれない。人は機械になろうとして機械になれない自分を嘆く。人が人らしい認識をすること,そのプロセスの解明に面白さがある。

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    2022年11月13日
  • 身体が生み出すクリエイティブ

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    「考える枠」を超えることの難しさ 人間の製造欲求

    補助線を引く
    関係づけと着眼

    デザイン固着論

    現出ー現出者

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    2018年04月12日
  • 身体が生み出すクリエイティブ

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    ネタバレ

    クリエィティブ、創造性は頭で狙って、考えて作り出すものではなく、身体の感覚、体感の中から生まれてくる。臨機応変な対応、発想はAIには出来ないこと。
    ここからは考えたこと。
    教師として子どもたちに、このクリエィティブさ、創造性を身につけることが必要ならば、まず教師がこれを身につけないといけない。日々の体感に向き合い、それを言葉に丁寧に表して追って行く。
    教師もクリエィティブさが必要な仕事だよなぁと改めて実感。クリエィティブって変化するってこととも違う?同じ?

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    2018年03月26日
  • 「こつ」と「スランプ」の研究 身体知の認知科学

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    スランプは必要悪
    コツを掴んだ時は、言葉が大雑把になり、スランプの時は、言葉詳細になる

    身体とことばの共創
    ことばは身体から紡ぎ出される
    そうして生まれたことばは、身体を変容させる
    身体が変容すれば、紡ぎ出されることばも変容する

    入力変数は個人固有

    身体知
    からだメタ認知

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    2018年11月25日
  • 知のデザイン 自分ごととして考えよう

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    現代的学習論。講義録をリライトしたような構成であり、そのせいか、テーマに関連する具体例の記述が幅広く取り上げられかつやや多いように感じた。丁寧に説明しようとしているせいか一文が長い傾向がある。それらは逆にいえば、読者に「自ら考える」ことのイメージを持ってもらおうとする姿勢の強い表れかもしれいない。以下に少し参考となりそうなアイディアを引用しておいた。身体と知、自己の認識の連関のイメージが湧いた。

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    2017年04月16日
  • 一人称研究のすすめ 知能研究の新しい潮流

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    「知」への別ルートからのアプローチを勧める本。

    マニュアルが必要な機械と違って、人工知能には「先生」が必要らしい。
    それを踏まえると、特定人物からみえる世界を理路整然と記述していくことは、今最も必要とされる研究方法なのかもしれない。

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    2016年05月30日