諏訪正樹のレビュー一覧

  • 身体が生み出すクリエイティブ
    クリエイティブであることは、発想をリープできること、新しい視角から現象のフレーミングができること。
    そのためには、身体感覚に意識的に神経を研ぎ澄ませて、言語化を試みることを積み重ねると良い。理屈に頼るだけでなく、自分自身がシチュエーションに入り込んでみたときに、躰が、無意識が、何を感じ何を行うかを想...続きを読む
  • 「こつ」と「スランプ」の研究 身体知の認知科学
    ふだん自分がぼんやりと考えていたことが明文化されていて面白かった。情報と、実感と、それを再現するための意識のお話(というざっくりした理解)
    何年後かに再読したらもっと面白そう。
  • 「こつ」と「スランプ」の研究 身体知の認知科学
    たとえば本書では、野球のバッティングの上達には、体感を言葉にすることが大事だとされる。足の踏ん張り、身体の開き方や、肘の折りたたみ方など、バッティングする際の身体の体感を意識して、どうやっているかを言葉にしてさらに意識する。すると、言葉で意識したことによって修正点が見つかり、それを身体に試すことにな...続きを読む
  • 身体が生み出すクリエイティブ
    AI時代が到来するがAIが苦手とするのはクリエイティブ。論理を積み重ねた帰結はAIが得意とする。論理を跳躍する結論や発想がクリエイティブといえ,それは人間が自らの身体(運動)を通して世界に関わり,世界を識ることであり,ごく普通の営みなのかもしれない。人は機械になろうとして機械になれない自分を嘆く。人...続きを読む
  • 身体が生み出すクリエイティブ
    「考える枠」を超えることの難しさ 人間の製造欲求

    補助線を引く
    関係づけと着眼

    デザイン固着論

    現出ー現出者
  • 身体が生み出すクリエイティブ
    クリエィティブ、創造性は頭で狙って、考えて作り出すものではなく、身体の感覚、体感の中から生まれてくる。臨機応変な対応、発想はAIには出来ないこと。
    ここからは考えたこと。
    教師として子どもたちに、このクリエィティブさ、創造性を身につけることが必要ならば、まず教師がこれを身につけないといけない。日々の...続きを読む
  • 「こつ」と「スランプ」の研究 身体知の認知科学
    スランプは必要悪
    コツを掴んだ時は、言葉が大雑把になり、スランプの時は、言葉詳細になる

    身体とことばの共創
    ことばは身体から紡ぎ出される
    そうして生まれたことばは、身体を変容させる
    身体が変容すれば、紡ぎ出されることばも変容する

    入力変数は個人固有

    身体知
    からだメタ認知
  • 知のデザイン 自分ごととして考えよう
    現代的学習論。講義録をリライトしたような構成であり、そのせいか、テーマに関連する具体例の記述が幅広く取り上げられかつやや多いように感じた。丁寧に説明しようとしているせいか一文が長い傾向がある。それらは逆にいえば、読者に「自ら考える」ことのイメージを持ってもらおうとする姿勢の強い表れかもしれいない。以...続きを読む
  • 一人称研究のすすめ 知能研究の新しい潮流
    「知」への別ルートからのアプローチを勧める本。

    マニュアルが必要な機械と違って、人工知能には「先生」が必要らしい。
    それを踏まえると、特定人物からみえる世界を理路整然と記述していくことは、今最も必要とされる研究方法なのかもしれない。