松本利明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルからは少し軽い内容を想像していましたが、いい意味で裏切られました。
自信の意識改革を目指す自己啓発本やビジネススキルや読書術、ノート術、手帳術などの時間管理法など、様々なビジネス書が出てきますが、それらを読んで実践しても劇的に効率が上がるとは限りません。著者が指摘するように、他者との関係性の中で仕事の生産性が決まることがほとんどであることを考えると、それを前提として、個人がどう動くべきかを紹介した本書は、非常に実践的な内容であるといえます。
▼「ラクして速い」の定義
・「ラク」:力の「入れ所」と「抜き所」を押さえ、ムダな仕事を減らすこと
・「速く」:1秒でも早く仕事を終わらせること
→「集中すべきものと、捨てるべきものと正しく取捨選択する」
▼自分の作業時間よりも、上司、関係部署、取引先といった他者とのやりとりの中で生産性は決まる
▼「ムダな努力」と「ラクして速い」やり方
①一生懸命がんばるけれども、やり直しが多い→一発で決める
②すべてに全力投球で、疲れ果てる→スパッと割り切る
③責任感を持ちすぎて、仕事を抱えすぎる→抱え込まない
④根回しに労力と時間をかけすぎ、疲弊する→組織の「壁」を利用する
⑤上司の指示通りにやるが、結果が伴わない→自分で「できる」ようになる
<この本から得られた気づきとアクション>
・1人で完結する仕事はほとんどないため、他者との関係の中で仕事をとらえること
<目次>
はじめに リストラされた5万人と選抜された6000人の「差」とは?
第1章:一発で決める
・「長い1回」ではなく、「短い10回」をスピーディに
・100点を目指すより、「60点の出来」で突っ込ませる
・ロジカルに話すより、「重要なことは何ですか?」と聞く
・報連相ではなく、〝ソラ・アメ・カサ〞で確認する
・じっくり考えるより、一字一句すぐ確認する
・〝自分の〞価値観より、〝会社の〞価値観を賢く利用する
・論理的に分析するより、逆張りで考える
・パワポは本文ではなく、「パンチラ」から着手する
・刺さるパワポのコツ:「打ち合わせ」「プレゼン」「講演」の場合
・パワポをきれいに見せる色使いとフォントの基本
・エクセルデータの確認は、この「2ステップ」で!
・エクセルは「11センチ×18センチ」の大きな電卓でチェック
・文章は目で追うより、声に出して音読する
第2章:スパッと割り切る
・「やりたい仕事」は捨て、「勝てる仕事」に注力する
・仕事は「緊急度」より、「成果が出る」を優先
・60分を超える会議には参加せず、重要アポを入れて堂々と出ていく
・うまくやるコツより、「普通の人と一番違うポイント」を聞く
・「自分1人の仕事」より、「相手がいる仕事」から着手する
・一生懸命やるより、先にしっかりゴールを描く
・「落としどころ」よりも、あえて「理想の姿」を追い求める
・仕事の依頼時は「作業」より、「作戦」を伝える
・「形容詞・動詞」より、「名詞・数字」をどんどん使う
・メールはすぐに返事せず、見れないようにして「チラ見」を防ぐ
・スマホは「フリック入力」より、音声入力の「Siri」を使う
・室温より、「二酸化炭素濃度」の調整で集中力アップ
第3章:抱え込まない
・苦手な仕事より、得意な仕事を人に振る
・どんなにイヤな仕事でも、まず「わかりました」と言う
・「やらせてください」と言わず、「過去・現在・未来」の3点セットで語る
・1日を8時間ではなく、6時間で考える
・〝昇る人〞は仕事ひと筋ではなく、「ムダ」を愛する
・整理整頓の前に、9割捨てる
・ファイル・フォルダをつくる前に、用語集をつくる
・〝水戸黄門作戦〞で上司の横やりに対処する
・打ち合わせはメモより、ホワイトボードにまとめる
・対面会議ではなく、電話会議を活用する
第4章:組織の「壁」を利用する
・「壁」を壊すより、安全地帯として利用する
・〝表の組織図〞にダマされずに、〝裏の組織図〞で本当のキーマンを見つける
・そのまま伝えるより、「欲」に訴えかけて動かす
・根回しはccメールではなく、直接送る
・仕事は「巻き込み」より、「共通の敵探し」でうまくいく
・「これでよろしいでしょうか?」より「こうしましょう! 」とはっきり言う
・根回しは「縦」だけでなく「横」もある
・仕事のできない3タイプにはこう対応する
・「自分がやった」とは言わず、〝ダチョウ倶楽部〞の法則でアピールする
・キーマンより、事務スタッフに頭を下げる
・ランチは1人で食べず、思い切って偉い人を誘う
第5章:自分で「できる」ようになる
・実力より先に、「できる人」という認知をつくる
・実績を積み上げる前に、〝虎の威〞を借りる
・やさしい人ではなく、気難しい人をメンターにする
・同業ではなく、異業種の成功法則をパクる
・自分の好きなところではなく、嫌いなところで差をつける
・月曜ではなく、水曜の昼にスケジュールを練る
・上司に確認する前に、「SL理論」を思い出す
・教わるのではなく、モノマネをする
・OJTは社内だけでなく、社外からも受ける
・行動計画は細かくではなく、小さく簡単に -
Posted by ブクログ
タイトルだけ読むと、
ラクするノウハウが得られるのかな
というとそうではない。
ラク=当たり前のことを
速くするために必要な最低限のことを理解して、
それを実践に持っていける人がすごいという意味。
既に実践済のものもあるが色んなノウハウが詰まってて、
すごく勉強になった。追加でやってみようと思う。
【勉強になったこと】
・相手に依頼された資料を作るときは、
一端作ってみて相手から突っ込みをもらうこと。
1回で正しく伝えられる人のほうが少ないので、
そもそも内容は変わるものだと割り切って取り組む。
つまり、上記を実現するためには、
完成よりも前段階で一度チェックしてもらうという
段取りを組むことが大切。60点くらいのタイミングで
相手に見てもらう癖をつけよう。
・事実を伝えるときは、
「どうなりそうか?」
「どんな打ち手や行動を取ればよいと思っているか?」
をセットで伝えるようにすると、相手も判断しやすい。
・パワポのパンチライン(キーメッセージ)に
記載するパターンは以下の3パターンしかない。
①単なる「事実メッセージ」
②ある事柄に対する「評価メッセージ」
③施策の提言をする「提案メッセージ」
・プレゼン資料の場合は、最後にサマリ資料を添える。
大勢いる場合、聞いてくれていない人も実在する。
そんな人でもこのページを見れば、
要するに何を伝えたかったかが分かる。
・実は自分に向いている仕事かつ成果が出る仕事を
中心に取り組んだほうが上手くいく。
向いていない仕事は成果が出たとしても他の人に
任せ、向いているけど成果が出ない領域は、
成果が出るように自分のスキルを上げればよい。
・会議は以下だけ出れば充分。他は理由をつけて、
出ないようにすることも得策。
①制限時間内にアイデアを出すのが目的の会議
②意思決定を行う会議
③経営方針などを通達する会議
・優秀な人は自分のやり方が普通の人とどう違うかを
意外と理解している。ただ、当たり前の行動になって
いることもあり、聞かないと出てこない。
積極的に聞き出すようにして、優秀な人の良いところ
はどんどん吸収していくこと。
・実は集中力には二酸化炭素濃度が関係しており、
これが最も最適と言われるのがカフェ。
・仕事が出来ない人の特徴
内面:
プライドが高いけど、自分に自信が無く、
ガラスのハートを持っている
行動特性:
①そもそも仕事が遅い
改善出来ない、気づかないということなので、
オペレーションを細かく定義して、
それに則って作仕事をしてもらう。
②抱え込んで自爆する
作業ボリュームを理解出来ていない、
もしくは何をやればよいかが整理出来ていない
だけの話なので、依頼した内容を相手に言って
もらって理解度を測ればよい。
③間違えても気にしない
定期的に意見交換する時間を設け、
状況確認をこまめに行う。
・まずは「コイツ出来るな」ってイメージづくりから。
①真っ先に発言する
②ハッキリした声を出す
③お辞儀が一番深く、長い
④リアクションが速い
⑤朝に強い
⑥哲学と世界史を学ぶ
・優秀なリーダーは「自分は運が良く、色々あっても
最後は出来る」という根拠の無い自信を持っている。
そのため、冷静に事態を受け止めることが出来、
問題が起きても適切に対処出来る。 -
Posted by ブクログ
【自分の持ち味から選ぶ仕事】
持ち味とは、動機、性格、価値観から出てくる、資質。
これを知らないとどうしようもない。
これを知ったら、あとは活かす。 仕事が楽しくなりそう。
自己分析・自己理解が大事、という点はいろいろな本でもよく書かれていて、それができたら本当にいいといつも思う。
資質にあったことなら速く楽にできる、うん、まちがいない。
向いていることなら、好きじゃ無くてもやりがいが湧く、だから、好きなことより向いていることを仕事に。
うん、向いてることは、そう変わるものではないからな。嗜好はいろいろいなきっかけで変わるし。そこまで信頼しないほうがいいと思ったり。
それ以外にも、転職時の採用プロセスでどのように伝えるかー相手の視点で、というアドバイスもあった。過去₋実績の具体例、現在ーしていること、未来₋提供価値、を伝える。分かっているようで出来ていない。
例文では素晴らしい実績があることを前提に書かれていたけれど、実績がなくても一貫性を、という点は少し救い。採用側によると思うけれど。どんな活躍をイメージさせられるか。
・・・
この本を読んで、キャリアの問題が解決することはない。
けれど、
どういう風に考えて、どういう風に自己理解を深めるか、そのツールをもう一つくれる。
さて、先ほど受けた面談では、相手側はどんなイメージを抱いたのかな、自分の資質を全く伝えていなかったと、今気づく。
あと、持ち味って、本当に人と一緒にちゃんと仕事しないと分からない。まずは目の前の仕事、しないとなー。 -
Posted by ブクログ
キャリア相談とか受けた時に
思い出したい。
特にポータブルスキルを意識した方がいい点
・・・以下メモ・・・★は自分が思ったこと
「誰もが、このままこの会社にいていいか、モヤモヤと悩んでいる」
→働くことに対し選択肢が多すぎるから
■転職するパターン2つ
①職場環境から追い込まれるパターン
②誘われるパターン
強みはあまり差が出ない
→仕事が同じだから
強みではなく「持ち味」でブランディングする
→どんなありがとうを言われているか
■持ち味
→資質(動機、性質、価値観)
→人生観が変わるくらいのことがないと変わりにくい
■転職先で活躍できるかどうか
「仕事」と「会社の価値観」とあなたの資質がマッチするかをみればいい
・経営理念
→自分の資質にあっているか
→本当にその判断基準通り意思決定できているか(理想論なのでできていないことも多い)
・儲かる仕事でも向いてなければ活躍できない
・逆に向いてる仕事なら儲かる業界に行った方が良い
→同じ経理なら、介護職よりテレビ局など
→ただ、今儲かっていても未来も儲かるかは微妙
■横にスライドする
どの業界でも王道の職種で一人前になった後に、一番困っている職種にキャリアスライドをすればいい
■資質の見つけ方
(A)人より速くラクに飽きずにできることを書き出す
(B)自分の欠点やコンプレックスを書き出し、いい意味で置き換える
(C)心にひっかかること、ざわついたことを書き出す
■ポータブルスキル
ポータブルスキルとは、資質や特定の業種・職種・時代背景にとらわれない能力です。どの組織でも「仕事を前に進めていく」ために必要な共通能力で、まさにポータブル(持ち運び可能)なものです。 -
Posted by ブクログ
実例を出して、どうすればいいかが出ていて読みやすかった。当てはまるものは取り入れたい。
・30代は不得意なことを克服している時間はない。例)対人得意→コーチング学ぶ→売れるコーチ。苦手からスタートすると売れないコーチで終わる。
・スキルの掛け合わせを増やすことが大切。
速い×正確×「気がきく」=速く正確な戦略パートナー。その他大勢から抜きん出る。
・自分のキャラは自分ではなく、「周りの認知」で出来上がる。
・目標設定には「SMART」の視点が大切。
Specific(具体的に)
Measurable(測定可能な)
Achievable(達成可能な)
Related(経営目標に関連した)
Time-bound(時間制約がある)
・「なぜ」だと言い訳が出る、「どうすれば」を考える
・仕事を受ける時、いつならできるかを伝える。
「今の仕事の次に着手、〇〇までにはできる」
主導権を握ることができる。
・お客様が商品に対し、「一番求めてるもの」を聞く。話が通じないと思われないコツ。
・迅速な判断ができる「空、雨、傘」のフレームワーク。
空:空を見ると曇ってきた(事実)
雨:雨が降りそうだ(解釈、判断)
傘:傘を持って行こう(打ち手)
・感謝で人を動かす
「ありがとう」は
目を見て、相手の名前を呼んで。さらに「相手にやってもらいたい行動」をプラスすると人が動く! -
Posted by ブクログ
特筆すべきほどの衝撃があるような本ではないが、
タイトル通り、会社に使われず、むしろ会社を使ってステップアップするための考え方やノウハウを紹介している。
好きなこと、得意なこと、儲かることの
3軸で30代の悩みを分析しているのは興味深い。
"好きなこと"というワードを定義し直しており、
あくまで"得意なこと"の中で、"好きなこと"を見つけるというアプローチを推奨している。
資質をあぶり出す4つの視点もなかなか興味深い。
顕在潜在が縦軸、裏表が横軸で捉えると言う部分は時間を取って、今月中には試してみようと思う。
(おそらく)会社組織に属する人をメインターゲットとしているため、所属する会社や職種によって、その再現性に若干の差異は出ると思われるが、
個人的に刺さったポイントを備忘までに。
・30代は何かで突き抜けろ。No.1を経歴に入れろ。
No.2とは見える世界、つながる人々、働く仲間のレベルが異なり、連結方式でNo.1の世界が広がるためとのこと。
・攻略本は、ファクトから導き出される示唆に基づく"作戦"を加えよ
・なぜの追及よりも、ソリューションフォーカス。どうすればできるか?
→ここは、ある程度頭の出来が良い人であれば有効かも。そもそも攻めるポイントが見当違いだと話にならないので。
・正しさは2種類ある。客観的に正しいか?相手の重要度に沿って正しいか?後者は言い換えれば、その正しさは相手にどういった影響を与えるか?という点を考える必要がある。
・昨今は成果を上げ、上司の覚えが良い人がリーダになるわけでは必ずしもなく、この人についていきたいと思わせる人がなることも。
→根回しの重要性
・部長は何を問題視する?ソラの確認
→このまま行ったら部長はどうなると思う?アメの可視化
→カサは自ずと見えてくる -
Posted by ブクログ
▶︎上司が部下に期待すること
1.一人前のビジネスパーソンとしての立ち振る舞い、言動をしてほしい
2.仕事を主体的に進めてほしい
3.報連相をして進捗や状況を把握して安心させてほしい
4.意識の向上や能力開発は自主的に行ってほしい
5.上司である私に尊敬の念を抱き、私が言うことをきちんと聞いてほしい
当たり前すぎる内容だけど、改めて確認すると、どこまで自分ができているか?自戒のために記載
▶︎目標設定
数値目標を達成した結果、どんな未来が待っているかを描く
単年度の目標+5年先の目標
なりたい未来の自分の姿を具体的にイメージ
▶︎成功要因の洗い出し
オセロのように必ずココを押さえると勝てるという要素を見極める