井上ユリのレビュー一覧

  • 姉・米原万里

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    妹から見た米原万里。妹は井上ひさし夫人。当然ながら、井上ひさしは15歳年下の万里を「お姉さん」と呼ぶ。なんとなく可笑しい。
    小学生の頃、プラハのソビエト学校での踊りの授業。教師は老齢のオリガ・モリソヴナ。「おしゃれで、化粧が濃くて、口が悪くて、足がきれい」だったという。まるで万里そのものではないか。その影響で、帰国後も踊りは続けた。そしてそれらの体験は小説『オリガ・モリソヴナの反語法』として結実することになる。
    家の建築にも興味をもち、訪れた家の間取りを帰宅後よく描いていたらしい。建築家を夢見たこともあった。後年、その関心や知識は、鎌倉の自宅「ペレストロイカ御殿」に生かされたという。
    同時通訳

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    2025年05月05日
  • 姉・米原万里

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    米原万里さん、改めて惜しい人を亡くしたなと思いました。ご存命であれば、今のウクライナ情勢をどう語っただろうか、『同志少女よ敵を撃て』なんかにもどんな書評を書いただろうか、と思ってしまいます。友里さんの文章も素敵です。

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    2023年07月20日
  • 姉・米原万里

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    題名が示す通り、米原万里の妹さんが書かれたもの。
    プラハの子供時代から、残念ながら2006年に亡くなられるまでの米原万里のエピソードが満載で、私のような米原万里ファンにとっては、読んでいてとても興味深い本である。
    そればかりではなく、米原家というひとつの家族の物語としても読めるものであり、米原万里をあまり知らなくても、1冊の本としても普通に面白く読めるものだ。
    米原万里はとてもユニークな人であったようであるが、本書の作者、妹の井上ユリさんも面白い人だ。北大卒業後、教師を2年やった後、調理師学校に入学し、料理の勉強を始める。その後、イタリアで料理修業し、帰国後、自宅でイタリア料理教室を運営すると

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    2021年09月04日
  • 姉・米原万里

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    『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』が大好きだったのに、万里さんの著作で読んだのはその1冊きり。10年以上前に56歳という若さでお亡くなりになっていたことも、妹のユリさんが井上ひさし氏と結婚されていたことも知りませんでした。

    万里さんがたぶん自覚はなく相当におもしろい人であったのはもちろん、彼女のご両親も強烈。でも愛情に溢れていたことが感じられて、在りし日を想像しながら穏やかな気持ちになれます。汲み取り式の便所に何度も落ちたところは思い浮かべたくありませんけれども(笑)。

    料理研究家のユリさんが書いているから、万里さんと食べた料理やお菓子の話がとても美味しそう。私もカツ丼が食べたくなるだろうか

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    2019年12月04日
  • 姉・米原万里

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    大好きな米原万里のことを,実の妹である井上ユリが書いた本.本人の書いたものからはわからない実像を見ることができる.

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    2019年03月11日