片瀬チヲルのレビュー一覧

  • 八月のシンデレラナイン 北風に揺れる向日葵

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    ドはまりしてるアプリの小説版。読後に真っ先に思ったのは、俺に書かせてくれの一言。
    細かい指摘はいっぱいあるけど、大筋の流れは嫌いじゃない。ただ、地の文が三人称のはずなのに一人称みたいな書き方になってたところだけは気になったかな……。ともっちが正ヒロインしてて翼翼翼ー!って感じです。

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    2018年05月20日
  • 泡をたたき割る人魚は

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    ネタバレ

    第55回群像新人文学賞受賞作品。

    比喩表現のオンパレードで、特に最初は目がすべって読み進めるのに苦労した。非常に女性的な比喩を多用する、女性的な作品。

    人魚の詳細な描写に関しては感服した。リアルなんだけれども、美しいイメージで包まれている描写だった。
    人と魚の境目が曖昧で、その曖昧さがいい、と。これはこの作品を貫くテーマであるようだ。恋人? 友達? おにいちゃん? どうして関係をはっきりさせたがるのか、と。ただ好き、ただ大事、そんな関係もあってもいいじゃない。
    主人公のこの主張はなんとなくわかるような気もする。決められた「言葉」にはめこんだ瞬間、その関係の重要な部分を取りこぼしてしまう気が

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    2016年09月29日
  • 泡をたたき割る人魚は

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    これはおとぎ話だ。人間が、人魚になる。逆人魚姫。装丁やタイトルからYA向け作品なのかと思いきや群像文学賞出身なので、純文学畑の作品なのですよね。好きな作家に村田沙耶香をあげているあたり「あぁ、わかるわ」という感じ。ろうそくと人魚っていうと小川未明の『赤いろうそくと人魚』を思い出す。ただ読んだのが20年ほど前だから内容は覚えていない(笑)そして多分この作品にもその影響はない。2012/709

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    2015年04月13日
  • 泡をたたき割る人魚は

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    童話【人魚姫】を、
    現代風にしたかんじ。

    人魚になるまえの人魚のように
    無感情になってしまうことは
    すてきなんだろうか。。

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    2012年11月14日