ニコ生を題材にした小説とのことで手に取る。ストーリーはシンプルなラノベメソッドで、意外性は少ないし心理描写の甘さはあるが、ワンテーマで書き切った感は面白い。ニコ生用語辞典というか生主入門みたいにもなっており、タイトルもクスッとくる。以下余談。本書では、ユーザー生放送を始めようと試行錯誤するヒロインが出てくるけど、実は運営のニコ生も、初期の初期はこうしてかなりの手探りだったのよね……番組としての体や、ある種のフォーマットが出来てきたのは、ニコ生という仕組みを出して何ヶ月も後だったなぁ、という思い出話。