樋田敦子のレビュー一覧

  • 女性と子どもの貧困

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    子供の貧困の話は胸が痛くなる。乳がんをきっかけに貧困に陥ったケースについては考えさせられた。たしかがんにかかった人(男女問わず)の仕事のケアについて最近結構問題となっていたはず。乳がんをきっかけに離職,そして貧困,という事例がかいてあったけれども,これは他人事ではない。自分もこう状況になったら…と思ったらかなり臨場感をもって読むことが出来ました。
    あと奨学金問題にも言及されていた。勉強になりました。

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    2016年08月04日
  • 女性と子どもの貧困

    Posted by ブクログ

    自分の身の回りに「貧困」はあるだろうか?
    この本を読んでいると、身近に「貧困」はあるのだと思う。
    みんなちょっとしたことがきっかけで「貧困」に陥ったり、「自殺・心中」に追い詰められたりしている。

    この本や他の類書を読んで思うのだが、「貧困」に陥る人はよく似ている。まわりに助けを求めない、情報量が少ない、考えが浅いなどなど。その人を責めるのは簡単だが、そうではなく、どうやって社会全体で助けていくかが問題だと思う。けれども、なかなかこれという解決方法が浮かばないのが現状だ。

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    2016年06月21日
  • 女性と子どもの貧困

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    貧困というものは、そこにいない人には全く異世界の話で、想像もできないことなのだと思う。自己責任、怠けている奴ら、と遠く突き放す。でも、どうやらそんなこともなく、病気や失業、いつ自分にも何が起こるかわからない。全て、明日は我が身なのだ。知識があれば、冷静に考えられればいくらでも方法はあっても、追いつめられた人間は、そこに思い至らない。

    「住む場所がなければ死ぬしかない」と、町営住宅の立ち退きを迫られて中2の我が子を殺害したシングルマザーは、生前、我が子が貧しさからいじめにあったり自己否定しないようにと、皆と同じようにスマートフォンを持たせ、アイドルのファンクラブに入ることにも賛成した。
    子ども

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    2016年05月07日