松葉一清のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
そもそも『帝都復興史』に誤解があった。
タイトルから何か公共機関のまとめた本かと思いきや、高橋重治と称する人がまとめた私本。写真もついていて、3巻にわたる大著のものだが、あまり、信用性はおけない。
松葉さんはなんでこの本の解説本を書こうとしたのか、いま一つ理解できず。
まあ、おもしろいと思った情報。
(1)復興院にひっぱられた十河信二氏は、その時点では鉄道省会計課長、ついでに友人の大田圓三氏を土木局長にひっぱろうとして、断られたら雲隠れをした。(p247)
(2)ビアードが優先すべき事業として「第一にとりあげるべきは罹災地区の経済的、家庭的生活を回復すること。」(p43)