大山康晴のレビュー一覧

  • [新装版]勝負のこころ

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    羽生さんにも言えることですが、言語化能力が非常に高いため、高みに達した人の考え方や心構えをわかりやすく書かれています。得るところがとても多くおすすめです。

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    2009年10月04日
  • 棋風堂堂 将棋と歩んだ六十九年間の軌跡

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    情熱を持ち続けた勝負の人。純粋さに感嘆せざるを得ない。

    防衛戦ではなく、一旦タイトルを返上して「取りっこをする」と。どんどん若い人が来るから、防衛するという自意識過剰では持たないと判断。
    対局時は一日百本たばこ。風邪で吸わなかった時に新聞に「大山康晴はタバコをやめた」書かれた。吸うと馬鹿にされると思い禁煙。
    1局1局に全力投球。目の前にあるタイトルなどの目標達成を願う。
    升田への強い思い。内弟子を同時にしたというのは重い。升田がいたから長持ちした。
    スランプの気配を早めに感じ取って予防する。
    四十歳から。矢倉を捨てて振り飛車に。序盤の形が決まっていて、中終盤に時間を残せる。四十歳からトップを

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    2012年08月16日
  • [新装版]勝負のこころ

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    ネタバレ

    勝負に勝つための心がけを書いた本である。その心がけに(当然)奇抜なものはない。著者のいうように、「平凡のもののなかに真理がある」のだ。しかし、その心がけを実践するのは容易くない。自分に打ち克つ強い精神力がものをいう。著者は、おのれに克つことを「プロ棋士の初歩であり最終目標である」とこの本で述べている。プロ棋士であること、すなわち勝負に勝つことの礎はまさにおのれに克つことにあるというのが本書の核なのだ。このメッセージを銘記して、今後の人生に活かしたい。

    【練習時・平常の心がけ】
    ・怠け心を捨てて自分に打ち克つ精神を養う(マラソン型の不断の努力、内弟子時代に学んだこと)。今日の仕事は今日中に片付

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    2012年01月30日
  • [新装版]勝負のこころ

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    将棋界の巨人、大山康晴15世名人が勝負の極意について書かれた本。

    全体的に、将棋の強さと人間性の強さを結び付け、人間としての成長が将棋の強さにつながることが書かれていることが多い。

    読んでいた中で一番感銘を受けたのは、一日タバコを100本吸っていたのを止めたエピソードである。
    将棋になかなか勝てなくなり、どうやって自分のコンディションを勝負に合わせるか考えた時、タバコを100本も吸っていると頭がぼーっとするから止めたそうだ。この、勝負に勝つことを最も大事にし、それに行動を合わせている姿勢がすごいなと思った。

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    2011年07月13日
  • 大山康晴名局集

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    大山康晴十五世名人の自戦記ベスト100局(400頁)名人順位戦解説82局(82頁)を加え、巻末資料として以下を追加したもの。
    大山康晴タイトル戦全成績
    大山康晴優勝棋戦一覧
    大山康晴順位戦全成績
    大山康晴年譜
    大山康晴年度別成績
    写真が懐かしく買ってしまった。
    ポイントが小さいので老眼には優しくない。中原誠十六世名人の推薦のことばによると第20期王将戦の第6局が特に印象に残るという(214頁)。

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    2012年09月03日