浜辺祐一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
救命センターの毎日を医者の立場から綴っている本です。深刻な話ではあるけれど、それだけではなく、救急医療の問題点を面白く?明るめに書いてくれているので読み進めるのが楽だった。
そうは言ってもリアル医療の内容なので、お弁当食べながら読むものではなかった。笑笑
‥‥‥個人的トピック
お久しぶりとなりました。いやー毎日忙しいです。大学の授業は、落ち着いてはきましたが、それでも色々と起こるので、バタバタしています。
そしてそれを楽しんでいます。
本を読む時間は、職場に着いてからの30分、ランチ時間の間、寝る前。ぐらいかなぁ。
あまり進みませんね。
今までの仕事と違って、デスクワーク以外の仕事が多く、授業対応以外に、各部署との調整などが多いです。社内調整のような役目も。パートさんの相談に乗ったり、リーダーの愚痴を聞いたり、エリアマネージャーの教育や相談にも乗っています。人と人の関係性を今まで以上に大切にしていかないと乗り切れない仕事なので、面白いですねぇ。暇な時間がほとんどなくあっという間に夕方になります。家に帰ると筋トレ、お風呂、ピアノ練習、読書、就寝。慌ただしいです。
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Posted by ブクログ
救急救命センターの部長さんが書くブログの書籍化だそうです。カンファレンスの様子だけなので、治療中の様子を描いたものではないですが、運び込まれた患者さんの病状や症状や関連する体・脳の動きなど詳細かつ分かりやすく書いてあるので、現場は大変だったんだろーなーというのが伝わってきます。救急救命士さんとお医者さんの考え方の違いなんかも興味深かったです。命を救うという点では同じかもしれないけれど、救急車を呼ぶ側的には、救急救命士さんの考え方の方が受け入れやすいかな。
人間の体がいかに奇跡の産物であるか、思い知らされたのはよかったけれど、傷の説明とかが丁寧すぎて、ちょっと貧血起きた…(内臓系苦手)
とはいえ、24時間365日動き続けるこの体、ちゃんと大事にしないと、いかんなぁと痛感させられた本でした。 -
Posted by ブクログ
浜辺祐一(1957年~)氏は、東大医学部卒、東大病院救急部、国立水戸病院外科勤務等を経て、1985年に救命救急センター開設と同時に都立墨東病院へ移り、現在、救命救急センター部長。
本書は、医療従事者向けの月刊誌「ナースコール」に連載されたエッセイをまとめて出版された『Dr.HAMABEの病棟こぼれ話 第一部』(1990年)、『同 第二部』(1991年)を一冊にして、1992年に改題の上文庫化されたもの。次作の『救命センターからの手紙』で日本エッセイスト・クラブ賞(1999年)を受賞し、その後も発表を続ける「救命センター」シリーズは累計で100万部を超えている。
内容は、浜辺医師の救命救急センターでの日々(前半には水戸病院の外科医だったときのものが含まれている)について、同僚の看護師や、患者とその家族らとのやり取りを中心に綴ったエッセイ(1篇は4~8ページ)であるが、「ナースコール」誌の主たる読者と思われる看護学校の学生や新人・若手看護師に向けたトーンで書かれている。
私はノンフィクション物が好きで、様々なノンフィクションやエッセイを物色している中で「救命センター」シリーズを知り、本書を手に取った。
そして、読み始めた当初は、浜辺医師の強い個性、ストレートな言動や記述に少々面食らったのだが、徐々に、それらが浜辺医師の実直さ、更には優しさなのだと感じられてきて、最後まで読み切った。
我々、医療を受ける側の人間は、医療従事者と接する場面の多くが、自分の健康を損ねているときであるため、彼らに身体的かつ精神的に支えて欲しいと思い、往々にして「聖人」のようなイメージを期待してしまうものである。そして、多くの医療従事者も、患者の期待にできる限り応えてくれようとする。
しかし、少し冷静になればわかる通り、医療従事者にしても、身体的にも精神的にも患者側と同じ人間であるし(稀には「聖人」もいるかもしれないが)、本書の中で敢えて浜辺医師が見せようとするのは、そうした表面的なものを取り払った生身の医師の姿である。読み始めた当初に私が抱いた違和感は、その生身の姿にあったのだが、読み進めるうちに、浜辺医師がこのエッセイを書いた目的が、看護学生や新人看護師へのアドバイスであるなら、これほど役に立つものはないだろうと感じるようになったし、それは医療を受ける側にとっても、知っておいてよいというか、寧ろ知っておくべきことであるように思われた。(私が現在幸いなことに健康だということもあろうが)
「贈る言葉」という一篇には次のような一節がある。
「そんなに肩に力を入れることはない。いい看護婦になろう、立派な看護婦になろうなんて目をつりあげることはない。力むことは何にもない。生身の人間の傍らにいることのできる条件、それはいつも自分らしく、生き生きとしていることだけだから。周りの人間に、自分らしさを生き生きと表現すればするほど、より多くのものが与えられ、より豊かなものを得ることができるのだから。自分らしくということ―これほどわかりにくいことはないかもしれない。でも本当の自分というものを一番よく知っているのは、ほかの誰でもない、自分自身である。看護学校を卒業し、臨床にたつ前の、この時にこそ、今までの自分を振りかえってほしい。君だけにしかわからない君だけの正解がきっとあるはずだから。」
救命センターの内側と医療従事者の生身の姿を垣間見られ、医療を受ける側としても役に立つエッセイ集である。
(2022年11月了) -
Posted by ブクログ
ネタバレまず、注意してほしいのは、この本がちょっと古いということ。
2004年を古いとは言わないかもしれないが、
作中の話題にタイムラグがあることを忘れてはいけない。
医師から見た救命センターの現実をとても分かりやすく記録した一冊。
血なまぐさい現場と雰囲気がよく描かれていて、
何かない限りお世話になることのない(ならないのが一番いい)救命センターをよく知ることができる。
この本ではいろんな患者や家族が出てくる。
酒を飲むのをやめられず、肝硬変になって運ばれてくるおっさん、2人乗りでバイクに乗り、暴走して運ばれてくる中学生、植物状態で「かかりつけ」となっている物言わぬ患者……。
それらはすべて救命センターではよくある風景だ。
私たちもいつ彼らと同じ立場になるか分からない。
いろいろと難しい言葉を並べようとしてみたが、どれもなんだか薄っぺらい。
何の知識もない今の私に出来ることは、こうやってレビューを書いているその瞬間も、どこかで誰かの命を救うために奮闘している医師たちがいるということを忘れないこと。
そして、もし彼らにお世話になることがあったなら、尽力してくれる彼らに感謝することだと思う。
願わくば、昼夜のない救命センターの労働環境が少しでも良くなりますように。
医療を考えるなら読んで損しない一冊。