浜田康のレビュー一覧

  • 粉飾決算 ―問われる監査と内部統制

    Posted by ブクログ

    やっと読み終えました。
    実は恥ずかしながらまだT社の調査報告書を読んでいなかったのですが、、、、

    著者は調査報告書をもとに、会計士の観点から、
    不正会計により費用計上の繰延・架空利益計上を続けるT社と、
    それに対して疑わしい点・不自然な点がありながらも監査を続けていた監査法人の対応について記載しており、
    比較的容易に理解することができました。
    (他にもT銀やS社の不正事例についても扱っており勉強になります)

    調査報告書は突っ込みどころ満載ですが、
    いつか自分の身にもあり得る話だと、改めて感じた次第です。

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    2016年10月10日
  • 粉飾決算 ―問われる監査と内部統制

    Posted by ブクログ

    粉飾決算の事例分析をもとにそれを防ぐための方策等まで説いた本。
    公認会計士である著者の熱い思いが感じられた。

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    2016年05月28日
  • 粉飾決算 ―問われる監査と内部統制

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    粉飾会計のテクニックの話かと思いきや、内部統制、裁判所の不見識、監査人の問題などを事例を通じて解説する。
    特に東芝に関する監査人への批判、三洋のケースの裁判所への批判は、鋭い。
    会計や内部統制に対する考え方、先人たちの知恵を本書を通じて学ぶことができる。

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    2019年08月04日
  • 粉飾決算 ―問われる監査と内部統制

    Posted by ブクログ

     長銀、三洋電機、東芝の粉飾決算の事例を詳解し、トップレベルの内部統制がどうあるべきかについての著者の意見で締めくくっている。詳解と書いたが、この世界に明るくない人が読んでも理解できるように、説明がきめ細かい。ページ数も468と気合が入っている。東芝については、具体的な案件ごとに内容を紐解く。その中には、スマートメータの件も含まれており、興味深かった。
     昨今コンプライアンスがうるさくなっている中で、東芝の粉飾の規模感がとても信じられなかったが、気になるのは東芝が特殊だったのか、どの会社にでも起こり得ることだったのかというところ。本書を読む限り、経営者と監査に大いに問題があったようだ。しかし、

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    2021年08月08日
  • 粉飾決算 ―問われる監査と内部統制

    Posted by ブクログ

    ・よい経営者を選ぶこと
    ・経営者が誤った意思決定をしない体制を作る
    ・経営者が誤った意思決定をする時、確実に差し止める体制を作る
    ・しっかりと業況を把握出来る体制を作る

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    2016年04月16日
  • リアルケースで身につける 不正を見抜く監査力

    Posted by ブクログ

    著者自らが公認会計士として署名していた上場会社が粉飾決算を行い、騙された事に気付きショックを受けた体験がきっかけになり、本著を執筆するに至ったのだという。事例紹介から、不正を考えさせる構成で有益な一方、もう少し要点をコンパクトに纏められるような気もする。本が重い。
    しかし、それだけ身につくものもある。以下はメモ書き。

    流動資産が増えていれば、次々と資金を投じなければならない新規投資案件が含まれていないか、あるいはそうした投資案件の資金が滞留していないか、凍結されていないかなどを想定する必要がある。

    売掛金は月齢6ヶ月を超えたら貸倒懸念債権に区分し、さらに1年全く入金されなかったら破綻懸念債

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    2023年11月18日