萩原百合のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これまた9坪ハウス1stであるスミレアオイハウスの話。『9坪の家』が旦那の書いた家ができるまでを体系的にまとめた話で、本書は女房の書いた本。ことの顛末はすでに知っているけれど、それを別の目で読めるのが面白い。さらに旦那は昼間仕事でいないけれど、専業主婦の著者は一日中いるわけで、9坪ハウスの生活やちょっと気づいたことなどがより具体的に記されている。ただ『9坪の家』を先に読んだからか、時系列がばらばらなので章ごとに多少の違和感が感じられる。それでも本著は『9坪の家』にはなかった建築後の話が中心で、二冊を読めば家を建てるときの実務的な苦労と、シンプルに住むということがよくわかる。ペアで読むべき本だと