大根田勝美のレビュー一覧

海外で最も成功した日本人の一人大根田勝美氏の半生から学ぶ億万長者になる鉄則。
[鉄則１] 苦境はチャンス
[鉄則２] 人と違うこと
[鉄則３] Good enough isn't good enough
[鉄則４] 流行を先取り
[鉄則５] ハンディをポジティブに捉える
[鉄則６] 能力のある人間の...続きを読む力を借りる
[鉄則７] 当たり前のことこそ大事

『中卒の組立工、NYの億万長者になる。』/大根田勝美

長野県の工場で汗まみれになって働いた中卒入社の組立工が、アメリカに渡り、誰もが羨む資産家に成り上がる、著者自身の自伝的ビジネス書。

中卒で、オリンパスに入社。独学で英語を猛勉強し、海外駐在員に大抜擢。その後、アメリカで内視鏡ビジネスの基盤を作...続きを読むるも、低学歴を理由に幾多の壁が立ちはだかる。そんな中で著者は、悪戦苦闘しながらフリーの営業マンとしてベンチャービジネスに乗り出す…

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苦境に立たされても、それをバネにして進んでいけばピンチは逆にチャンスに変わる。
人間というものは本当に追い詰められない限り、思い切った決断を下すことができない。その意味で、「チャンスの神様」は、逆境に陥った時にこそ顔をのぞかせ始めるのである。

その過程で築いたビジネスモデル、そして結果的に得られた巨万の富。その生きざまは「成功をつかむための法則」であり、「誰でも億万長者になれる究極の教え」に他ならない。

決められたことに向けて精を出すのは努力ではない
いつか誰かが認めてくれるというのは、現状の自分をただ認めてもらおうという都合のいい考えであり、自分のできることを明確にアピールしていく必要もある
不満というのは時間が解決するものではなく、ある種の決断による行動の中で解決されていく
いつでも挑戦できるよ...続きを読むうに準備を怠らない
決定の後に出てくるのは正解ではなく、その自分の下した決定に対する責任であり、何があっても自分で責任を負うということが問われてくる

　タイトルどおりの人生を振り返った、氏の自伝。後書き、帯にあるような法則はどうでも良く、単純にトレースするように読んだ。氏のような生き方に憧れることは正直ない人も多いだろうが、刺激に富む数々の事例は、読むだけでも活力UPになると思った（自分はそうだった。こういう人もいるんだ、という思いで）。なので、...続きを読む各章末のまとめみたいな記述は一切不要ではと感じる。
　こういう偉大？な立志伝も面白いが、もう少し身近な、例えば数10～数1000人規模の会社の課長、部長になった人の半生記というのも良いのでは、よくわからん感想になった。