田村圭介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東京には、たくさんの人々が住んでいる。そして東京の職場や学校に通っている人もたくさんいる。
そんな多くの通勤・通学客が鉄道を利用し、駅を通り過ぎていく。
迷宮(ダンジョン)とでも言うべき巨大な駅は、いつどのような経緯でできたのか。
それを鉄道の工事の面、路線や地域の開発の面から書かれている。
最初に、鉄道の駅に出てくる島式ホーム、相対式ホームの用語の説明を書いてあるところも詳しい。
まったく知識がない人にもわかりやすいと思う。
ダンジョン駅は、そのでき方から分けて紹介されている。
次々につないでいった「切り貼り駅」
ホームが何層も重なった「立体構造駅」
シンプルなの -
Posted by ブクログ
本書をたまに読み進めながらも新宿駅付近へ何度か行くことがあったが、そのたびに「なるほど」と感じることができた。
何も知らずに迷うのも楽しいが、全体像をとらえ、自分が今どの立ち位置にいるのかを把握し、ひとつひとつ理解していくのも楽しい。
全体像を「田ラみ」の記号でとらえた本書は、企業側ではなくユーザー側目線での新宿駅(および周辺)を表しており、わかりやすい。
しかし、どうしても地形の話を文章でするため、読んでいてわかりづらい箇所、特に自分が行ったことのない箇所については、理解が進まない。図解をもっと多くしてもらえたほうがわかりやすかったと思う。