某氏の講演会で「日本精神(リップンチェンシン)」という言葉や本著を知り手に取った。既に講演会で台湾の話は結構聴いていたので、目新しい事はあまり無かったが、台湾人であり元日本人でもある著者の言葉として読めた事が感慨深い。香港に続き、台湾、そして尖閣へと中国の脅威が迫っている今、先人たちに倣い「日本精神」を胸に毅然たる姿勢で立ち向かわなければいけない。その為には正しい歴史を知り、日本を愛し、自信と誇りを持たなければいけない。著者がガイド役を務め、司馬遼太郎が書いた『台湾紀行』も長く積んでいるので近々読もう。