荒木香織のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(2016/5/1)
心が強い、と思われがちなアスリートも実は弱い。
ラグビー日本代表をメンタル、心理学面から支え、例の五郎丸のルーティンで有名になった
荒木メンタルコーチの本。
凄く読みやすい。
きわめてまっとう。
物足りないくらい。
自分も心理学の本は結構読んでいるので、知識としてはあるからかな。
しかし、であるとしたら、もっと日常生活に行かさねば。
荒木メンタルコーチも、エディさんに誘われた際、弟に「その頭の中の知識を活かす時だ!」と
励まされたとか。そう、使ってナンボ。
いかに自分を最高の状態に持っていくか。
力の差、スキルの差なんてそんなにあるものではない。
それが白黒つくのは脳 -
Posted by ブクログ
パフォーマンスを発揮する、自信をつける、目標を達成する、困った時、受け止め方を変える為の「メンタルスキル」をきっちりと言葉にしている。
日常に取り込みやすそうな、ちょっとした「コツ」の提案が沢山あるのがとても良かった。
淡々とした文章でありながらも、経験に裏付けされている言葉の持つ安心感があった様に思う(著者自身がアスリートだったことが大きいのかもしれない)。
また(あちこちから持ってきた言葉のつなぎ合わせではなく)清々しいほどに著者自身の言葉で語られている様に感じた。
圧倒的に客観的な目線で、一見クールに見える対処方法が多いけれど、それを語る圧倒的な熱量を感じるというちょっと不思議な取 -
Posted by ブクログ
変化を信じない、新たな課題に挑戦しないフィクスド・マインドセットはまさに自分の姿勢そのものだと内省。グロース・マインドセットへの導き方、それ以前にリーダーが覚悟を決める、達成したときのイメージをどれだけフォロワーに伝えるかが大切だと感じた。Power of Yet、なかなかイメージしやすい良いフレーズだと思った。リーダーシップは素質ではなくスキルだと、メンバーに情動的に訴えかけてモチベーションを鼓舞する、組織への最大限に発揮できるようフォロワーを導く。そのためにはフォロワーの夢や希望を把握してフォロワーのニーズと組織の目標にリンクするところを見逃さずに働きかけることが大事なんだと学んだ。また、
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Posted by ブクログ
自分がどんな状態であればよいパフォーマンスができるか知っておくといい。興奮のレベル、こうした時に勇気が出た、不安がなくなった、など。だがそれも時間が経てば効果は薄れる。音楽を思い浮かべる、体験を思い出すなどいくつかを使い分けたりバージョンアップしていく。 不安レベルを下げる方法、落ち着くために深呼吸する意識。注意を自分の内から外へ変える。ポジティブ言葉手を触る音を聞くも効果有。 思考停止を身につける。深呼吸目を閉じる手を叩くなど。少しでもリラックスして自分や他人を許すもしくは受け流す。前向きになる。 ミスはとりあえず忘れ今やることに頭を切り替える。 失敗は成功へのステップ。
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Posted by ブクログ
「荒木香里」の『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』を読みました。
ラグビー関係の作品は今年の1月に読んだ「藤島大」の『楕円の流儀―日本ラグビーの苦難』以来ですね。
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「「荒木さん」がいなければ、僕のルーティンは完成しなかった」(「五郎丸歩」)
ラグビー日本代表メンタルコーチとして、ワールドカップの快進撃を支えた筆者の初著作。
「五郎丸」のあのポーズは、どうして生まれたのか。何の意味があるのか。
二人三脚で「ルーティン」を作りあげた筆者だから書ける秘話がいっぱい。
最新のスポーツ心理学から導き出された「メンタルの鍛え方」は、アスリートはもち -
Posted by ブクログ
コントロールできないことにエネルギーを使わず、自分にフォーカスするというところは、アドラーの言う「課題の分離」に通じた(なんてタイムリーな…)。
タイトルには「心の鍛え方」とあるけど、鍛えるというより整理する、整えるに近い(長谷部さん…!)。
・プレパフォーマンスルーティンはその後のプレーでなくそのルーティンそのものに集中する。
・過去に囚われない。基準を今に置く。
・頑張りますが一番だめ(うちあたい)
・目標は3種類
(結果、パフォーマンス、過程)*超重要!
・初志貫徹にこだわらない
・リアクト、リラックス、リセット
そして最後に、求めすぎない。
目の前のことに100%取り組めるかが大事。