影山理一のレビュー一覧
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ネタバレこの(11)も、最高に妖怪だった
面白可笑しく、人間と妖怪の交流が描かれているんだけど、内容が浅くなく、異なる種族が強い絆を紡ぐことの難しさ、その壁を越える意味がしっかり描かれている
絵柄の好みで言うと、私としちゃ、藤田和日郎先生やみなぎ得一先生、楠桂先生くらい、濃いめの方が好きなんだが、影山先生の絵柄は、ストーリーが重くなりすぎるのを良い具合に阻止してくれているので、上手いな、と感じる
やはり、ストーリー、絵、キャラの調和が取れている漫画は読みやすいし、面白さが増す
この(11)のメインは、表紙を見ただけでも判ると思うが、河童
ソウルメイトであるカッパの、「ここにいたい」、「奇異太郎たちと素敵な時間を過ごしたい」、その純粋な願いを叶えるべく、奇異太郎が仲間と共に、「カッパ相撲五番勝負」に挑んでいる
河童と言っても、色々な奴がいるのだなぁ、と思わせるのは、さすが、影山先生
ガラッパを始め、実に個性的で、キャラが濃い
奇異太郎とカッパの仲を裂こうとするガラッパだが、彼は決して、悪いヤツじゃない
彼には彼の通すべき筋と、守りたいモノがあるだけだ
もちろん、奇異太郎にだって、譲れないものがある
どちらも引く気がないのならば、もはや、言葉は不要、拳で語るのみ
ガキっぽいと言われるかもしれないが、男ならば、こういうシンプルな熱戦にはテンションが高まるもんだ
相撲だからと言って、バカにしちゃいけない
むしろ、相撲だからこそ、面白いのだ
ほぼ裸で、素手、蹴りは使っちゃならず、足裏以外が地面に着いたら負け、そんな制限が多いルールの相撲が、今日まで廃れていないのは、力士同士がぶつかり合い、全力を出し合う姿が、見る者の魂を打ち、感動を与えるからに他ならない
人間と人間の相撲でもグッと来るのに、相撲好き妖怪の代表格と言ってもいい河童と相撲勝負をするとなったら、つまらないはずがない
滝霊王vs水虎、芝天vs九千坊、妖狐vs禰々子、カッパvs荒川弾正、どれも素晴らしい一番だったが、やはり、大将戦の奇異太郎vsガラッパは凄かった
それこそ、これ、相撲としてアリなの、とツッコみたくなるレベルの名勝負だった
全力を出し切って、なお負けたガラッパが潔く、敗者としての筋を通した姿も、またカッコよかった
この経験が、奇異太郎を、どう成長させたのか、今後が楽しみだ
にしても、どんどん、人間離れ化が進行していくな、奇異太郎は
まぁ、だからこそ、女性型の妖怪にモテまくってるのだろうが
次巻では、どんなヒロインをメロメロにし、ハーレムの一員に加えるのか、そこも期待できる
この台詞を引用に選んだのは、奇異太郎のカッコ良さが特に際立っているな、と感じたので
大切なモノを守りたい勝負に挑むからこそ、自分の持っている一番の価値あるモノを、敗北した時には捨てる覚悟を持っていなければならない
奇異太郎のこれは短慮ではなく、勇敢さから来る大胆さだろう
もちろん、奇異太郎の覚悟を真正面から受け止めたガラッパも、雄だ
こういう不敵さは見習いたいものだ
「お前の言う『離れの主』と、俺が言う『離れの主』は意味が違うのだったな? だが、そう名乗ること自体を、お前が気に入らないと言うなら、・・・・・・それで、カッパを連れ帰るのを諦めて、納得してくれるのならば―――OK、賭けよう。こちらが負けたら、俺はもう、『離れの主』とは名乗るまい。他の妖怪たちにも、俺をそう呼ばないよう、徹底させよう。・・・・・・それで、どうだ?」
「いいぜ、上等だ。イヤ・・・・・・極上だぜ!」(by奇異太郎、ガラッパ) -
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ついに、大台へ乗った
影山先生、おめでとうございます
そして、これからも、末永くよろしく
記念すべき、賞賛されるべき、(10)だけあってか、これまでの既刊以上の面白さが一冊に詰め込まれている、と私は思う
この『奇異太郎少年の妖怪絵日記』が(10)に辿り着き、これからも続くのは、『うしおととら』や『足洗邸の住人たち。』とは違う、バランスの良さがあるからだ
バランスが良い漫画ってのは、どのジャンルにしろ、総じて読みやすく、何度読み返しても飽きが来ない。それどころか、読むたびに違う魅力が見えてくる
これまでの巻でも、奇異太郎と妖怪が熾烈な真剣勝負を繰り広げる話はあったが、この(10)は、何となくだが、今まで以上にアクション性が強まっている気がした
自らの力には、まだ伸びしろだけでなく、幅も持たせる事が出来る、それを滝霊王との一戦で快勝する事が出来なかった事で気付いた奇異太郎
とっくに、人の枠を超えているが、この(10)で更に一つ上のステージに到達してしまったようだ
人族の少年でありながら、百以上の妖怪と様々なキズナを結び、百物語を結果として成功させる
妖怪好きであれば、ありえない偉業だ、と感じる行為である
しかし、彼にとっては、大した事じゃないんだろう
そこが、奇異太郎の魅力だ
彼が、これから、どんな妖怪と出逢い、どのような変化を齎し、自らがどう成長していくのか、期待で胸が膨らむ
我儘を言うつもりはないが、(11)は、できりゃ、来年の今頃くらいには出て欲しいものだ
次巻では、恋物語の方も進展してりゃいいがなぁ
どの回も、妖怪好きの心をくすぐるものだが、腹の底から笑ってしまったのは、第百十七話「岩魚坊主」だ
岩魚坊主のデザインも出オチ感があるけど、それ以上に、奇異太郎に釣りを止めさせようと、必死になっている岩魚坊主の言動が良い。しかも、トドメとばかりに、「くっ殺」まで言っちゃったよw
個人的な考えではあるが、キャッチ&リリースの方が、私は命に対しての敬意が足りないような気がする
毒があるとか、食べられる箇所がないなら、ともかく、食べられる魚を釣ったなら、調理し、笑顔で食するのが礼儀じゃないだろうか
なので、もし、私が岩魚坊主を釣り上げたのなら、遠慮せずに食べたい
人型なら抵抗感も生じるが、魚の姿なら何の問題もないな。一番に良いのは、シンプルに塩焼きだろうか
奇異太郎▲、と思ったのは、当然、第百十参話「滝霊王」だ
見るからに、尊そうな存在である滝霊王に対しても、友人たちを守るために、正しく力を奮える彼は男の鑑だ
妖怪寄りとは言え、不動明王の化身である滝霊王に腹パンで膝を着かせる
ほんと、無鉄砲と言うか、情に厚いと言うのか
彼に惚れている女は、そんな常識を蹴っ飛ばす、彼の行動に、ドキドキさせられっぱなしだろうな
この台詞を引用に選んだのは、影山先生からの大切なメッセージだ、と私が感じたので
変わるのも、変わらないのも、良い事だ
大切なのは、自分の根っこ、そこだけは何があっても、何を言われようとも、失っちゃいけないし、奪われてもならないってコト
自分は自分、と言える強さ、奇異太郎のそこに、雪母も一目置いてるんだろう
私も雪母のような女傑に認められるような男になりたいもんだ -
Posted by ブクログ
漫画読みなら、大抵、行きつけの書店があるだろう
私もある。どことは言わないが、職場から家へ帰る道にあるので大変、重宝している。常に綺麗で、店員さんの対応も個人差こそあれど、かなり丁寧でありがたい。これからも贔屓にさせてもらうつもり満々だ
一応、言っておくが、これは文句ではない。「ちょっと、これだけはどうにかなんねぇかなぁ」ってレベルの要求なのだが、この『奇異太郎少年の妖怪絵日記』を発売日に仕入れて欲しいもんだ。積めるほど仕入れてくれ、とは言わないが、せめて、二、三冊。それなら、発売日に買い逃しても、数日は残ると思うんだよなぁ。他の書店で、新刊を見つけ、慌てて注文する事が度々。この(9)も偶々、入った店で発売を知った
大台に乗る(10)はいっそ、予約しておこうか、と思っている
いきなり、お世話になってる書店をディスってしまったが、(9)でも影山イズムにKOされてしまった。当たり前っちゃ当たり前かも知れないが、『うしおととら』や『足洗邸の住人たち。』にはない魅力がある
血沸き肉躍るバトル描写こそないけれど、その分、残酷なシーンもないので、子供も安心して読めるって強みがある。コマがなく、一頁丸々を使って描いているので「漫画」なのか、そこは微妙だが、面白ければ何の問題もない
人間と妖怪の共存が軸となっており、どれだけ、巻を重ねても、そこがブレず、種の壁を感じさせない絆はより強まっている
笑いもあれば、シリアスな雰囲気も漂い、ラブコメまで展開している、と言う満足感たっぷりな作品だ
また、メジャーでない妖怪を分かりやすく解説しているって強みも持っているのが、この作品だ。妖怪好きを自認しているが、まだまだ、世には知らぬ妖怪がいるもんだ、と感謝している、影山先生には。夜行さんや人面樹までなら姿が浮かんだが、相撲が大好きな芝天は名すら知らず、「へぇ、こんな妖怪がいたのか」と驚いた
次巻では、どんな妖怪が出てくるのか、楽しみだ。先の巻で、女性キャラが随分と増え、ハーレムが着実に構築されているので、さすがに、新たなヒロインが出てくる事はあるまい・・・・・・いや、影山先生なら、そんな予想を裏切り、期待に応えてくれるか?仮に出るとするなら、妖怪としての強さが雪母と同格の、それこそ、神獣か聖獣もしくは鬼神クラスだろうなァ。おっぱいの大きさも、狐くらいあると眼福なので嬉しい
どの回も奇異太郎が巻き込まれ、なおかつ、起こす妖怪とのトラブルを経ての友情に心が満たされる。そんな中でも、特に影山先生への好感度がブチ上がったのは、何と言っても、第百八話「閑話・微笑の霊氷」だった
サブタイトルの美しさ、百八話という深さを感じるナンバリングもさることながら、奇異太郎が雪娘の為に、いつも以上の頑張りを見せるって男らしさは感動だ。そんな男の熱に引っ張られ、これまで世話になってきた妖怪らも手を貸す。実に素晴らしい!!適当で、俺様な性格、ちょいエロいけど、大切な人のために、出来る事を何でもやる、そういう男は年齢に関わらず、カッコいいぜ
大笑いしてしまったのは、先にも名を挙げた芝天が登場し、奇異太郎と相撲勝負を繰り広げた、第百四話「芝天」だった。あれほど声を大きくして笑ったのは、それこそ、『トリコ』のドドリアンボムの回以来だ
この台詞を引用に選んだのは、上記した「微笑の微笑」とは違った、奇異太郎のカッコ良さが出ているからだ。確かに訳は分からない。だが、そこがいい。男たるモノ、切れ味のいい決め台詞を持っていなければな -
Posted by ブクログ
ついに、(8)が出たか!!
知らぬ間に終わってしまったのだろうか、と物寂しさを噛み締めながら既刊を読み返していたので、これは相当に嬉しい
妖怪モノとしての金字塔と言っても過言じゃなく、男の生き様を学べる『うしおととら』(藤田和日郎)、異界と融合した世界で人間の在り方を考えさせられ、人間だからこその強さに痺れる『足洗邸の住人たち。』(みなぎ得一)とはジャンルこそ違うが、面白さと好感度では肩を並べてる、私の中で
受け止め方は人それぞれだと思うが、漫画と言うよりは絵本のような感じなので、コマ使いが巧い、と言う賛辞は使えないが、その分、ストーリーに深みが生まれている、と私は思っている
影山先生は、絵がとかく、上手い、とも思う。コミカルなようでいて、時に真面目な雰囲気で全体を引き締めているストーリーにマッチしており、努力と模索を繰り返したんだろうな、と感じさせてくれる。何より、女の子妖怪が可愛い揃いってのは、ポイントが高い(←結局、そこかい!?)
人間に負けないくらい、妖怪らは個性豊かだ。きっと、それは人間の想像力により生まれ、人間の恐怖交じりの「信じる」キモチにより、存在を維持しているからこそだろうな
オリジナル妖怪こそ登場しないので、そういう意味では、つまらない、と思われそうだが、時には懐古感溢れる妖怪に触れるのもイイことだ
某国民的妖怪アニメで知名度を上げている砂かけ婆やろくろ首などメジャーどころだけでなく、骨女や抜け首など、オブラートに包んだ物言いをすればマイナー、はっきり言うと影の薄い妖怪も取り上げてくれているのも嬉しい
この(8)の内容は、正直なトコ、一言で言い表せる、つまり、NEWヒロイン、続々登場。怒涛の連打である、影山先生
奇異太郎、ハーレム王への覇道を着々と邁進中
しかし、彼は性格にやや難こそあるが、精神的にもイケメンなので、不思議と僻みは生じない。まぁ、正ヒロインであるすずは、奇異太郎に粉をかけてくるライバルが増えて、気が気じゃないだろうがw
ヒロインが増える、それは、エロハプニングも大放出ってコト
健全なラッキースケベに、こうも満ち足りた生活、私じゃ三日も持たんだろうな
また、この(8)も中編である「閑話」シリーズが面白い。影山先生の良さは、むしろ、こちらの方が私はハッキリと感じる事が出来た
アニメ化したのも嬉しい。まぁ、TOKYO MXは入らないので、CSのアニマックスかキッズステーションの放送待ちになりそうだが
お勧めの話は、番外編「続・女難の相」だ。やっぱ、霊力があろうがなかろうが、幸福と不幸の表裏一体性からは逃れられない。嬉しイイ事があれば、そのあとにキッツイお説教が待っているのだ。逆も然りなので、奇異太郎、次のラッキーに期待だ
この台詞を引用に選んだのは、奇異太郎は、つくづく、王の器だなぁ、と唸らされるには十分だから。こういう考え方が出来て、なおかつ、それを自然に実行しているからこそ、彼は違いの分かるイイ女らにモテるんだろうな -
Posted by ブクログ
ラッキー7巻目
じわじわと面白くなってきているのに、つまらなくなる気配を微塵も感じさせないのはホントに凄い
安易なバトルや冒険展開に突入せず、イイ意味でダラダラとした日常コメディを貫いているからだろうなぁ。『うしおととら』や『足洗邸の住人たち。』が大好きでしょうがない私ですら、奇異太郎と様々な妖怪らの、面白可笑しく、優しげで温かい交流には和ませてもらっている
この7巻でようやく、レギュラーが勢ぞろい
ラストの一人(一匹・・・いや、一体、一機?)は、日本妖怪の中でもメジャー中のメジャー、河童様
やっぱり、影山先生の描く河童は容姿も性格も可愛い・・・中身はまぁ、判らんがw
世の中には不思議な事がたっくさんある。それを解き明かすのも、人生の醍醐味ではあるが、人にはそれを知るべきタイミングがあり、あえて、見ないフリ、知らぬフリ、気付かなかったフリをした方が、今の自分にとっての幸せを壊さずに済む「真実」も存在する
熱く興奮はしつつも、自分と友人との麗しいからこそ脆い信頼関係に傷を入れてはいけない、と自制できる奇異太郎、ホントに尊敬できるレベルで性格が円熟してるな
普段、子供云々の前に人間かよ、ってツッコミを入れたくなるレベルで、常軌を逸したはっちゃけをしているからこそ、不意に見せる大人びた表情と言動にドキッとさせられるんだよ、また
きっと、彼が妖怪っ娘らに恋心を抱かれるのは、そんな両極端さがあるからだろう
このまま、非リア充メンに血の涙を流させ、歯軋りをさせ、胃を捩じらせるハーレムを維持し続けられるのか、見物だなw 個人的に、好きな女子キャラは狐だが、正カップル的な奇異太郎とすずが無自覚イチャイチャしているトコを見ると、ニマニマしてしまうのも事実
誰か一人を選ぶのが倖せか、それとも、誰も選ばないのが倖せなのか
また、今巻も「閑話シリーズ」に胸を打たれた。これがあるからこそ、この『奇異太郎少年の妖怪絵日記』の厚みが生まれるのだ
あくまで、この作品は人と妖怪の交流を描いた話ではあるが、読んでいると、自分の人間関係の築き方、接し方に反省すべき点が少なくないな、と気付く
なので、この7巻でお勧めの話は、第七十八話「閑話・古池の異邦人」
次巻あたりで、帯に「アニメ化決定」と書かれる事を望む、心の底から
この台詞を引用に選んだのは、奇異太郎ですら敵わない雪母の台詞にはやはり、落ち着いた重みがあって、胸に響くな、と感じたから。人間の死も、妖怪の死も、とどのつまりは同じなのだろう -
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やっぱり、この妖怪漫画、いいですわなぁ
癒される、とまでは行かないけど、何となしに和める。『うしおととら』や『足洗邸の住人たち。』のようなバトルメインの漫画が好きだからこそ、余計に、ただただ、妖怪と和気藹々しているだけの日常が綴られている、この漫画を読むと肩の力をイイ感じに抜けるんですよねぇ
メリハリがつけられる、みたいな?
この巻は、奇異太郎とすずのバカップル(?)ぷりがメインだからか、日常感は割と強いです。もう、この二人の言い争いは、仲睦まじい恋人の痴話げんかにしか聞こえん。朗らかに笑って眺めていられる類の、犬も食わないもの
また、この巻に限ったことじゃないが、日常的にありそうな、エッチぃハプニングやサーヴィスシーン(奇異太郎のそれも含む)が多いのも、この作品の忘れちゃいけない魅力
どれもこれも印象に残りやすいものばかりだったが、一際に強いのは第六十伍話の『応声虫』 -
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そもそもが存在できる『次元』が違う“妖怪”ってのは、いると思えばいるし、いないと思えばいなくなる、そんな事を読み手に思わせる妖怪漫画
妖怪は絶対に存在する、と読み手に頑なに自論を押し付けてくる事は全くなく、影山先生は妖怪を隣人、もしくは、野良猫や野良犬などの、人間の一日の中のどこかで必ず接する対象だ、と受け入れているように思える
私がこの漫画が好きなのは、登場する妖怪のバリエーションが多く、キャラが個性に満ちていて、なおかつ、フィクションぽくないからだ・・・まぁ、あと、画が怖くないってのもある。妖怪が登場する以上、大きな括りではホラー漫画になり、妖怪が全く恐ろしくないってのは、それはそれで致命的だが、この怖くない妖怪画が影山先生の持ち味、武器なのだろう
どの話も、私の笑いのツボを適度な強さで押してくれて、幅の広い笑いを提供してくれたが、やはり、この5巻では最も、心をほっこりさせてくれた、雪の夜に来た不思議な恩返しを綴った、第六十話『閑話・雪の夜語り』を個人的に推薦したい
情けは人のためならず、優しくする相手が人間だろうが、妖怪だろうが、違う次元の存在だろうが、筋を知っている者はちゃんと、困っている時に助けてくれる
笑える話では、第伍十六話『送り狼』だろうか。こんな可愛い、送り狼ならぬ送り犬は大歓迎である。あと、奇異太郎のその場凌ぎ力にも感服w -
Posted by ブクログ
妖怪漫画の新境地を開きつつある漫画の最新刊
マイナー寄りの妖怪たちを出してくれるのは、妖怪ズキーとしては堪らなく嬉しい限り
また、今巻は珍しく、一つの設定を持続させた上で話が続いていた
これはこれで面白く、漫画としてのレベルが一つ上がったように思える
美少女妖怪らに囲まれている奇異太郎に対し、若干の嫉妬は覚えるものの、悪い男ではないので、怒りは湧いてこない。すずとの仲を応援したいところではあるものの、個人的に好きなキャラは狐(なので、161pの下ネタはツボったwww)
出てくるマイナー妖怪は割りと出典が『百器徒然袋』である事が多いようなので、いつか、河合孝典先生と対談をしていただきたいトコ