有田哲文のレビュー一覧
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2011年初夏の時点での欧州経済危機の状況を国ごとに視点を切り替え記されている。本書で指摘された問題意識は現時点(2011年11月3日)時点で何ら解決されることなく、むしろ当時より悪いシナリオで進みつつある。えてして経済危機をあおる本に描かれるほどの事態を引き起こすことはほとんどないが、今回はその稀...続きを読むPosted by ブクログ
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前回とは一転して、欧州各国政府が抱える現状の深刻さを強く意識せざるを得なかった。著者は朝日新聞記者のヨーロッパ総局員として現地で見聞きしたことを記してくれている。その地の同業者や市民だけでなく、政府の関係者にまでインタビューしていて視点が一点でないところが面白い。財政危機に苦しむ南欧と、危機が第二の...続きを読むPosted by ブクログ
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ヨーロッパの経済危機の話は巷間良く聞くのだが、各国が果たしてどんな具体的な失政をしてきたのかが掴みたくて読んでみた。
ルポ形式なので、ややドラマチックではあるものの、とても読みやすく面白い。
色んな国の行動様式が赤裸々に暴かれていますね。Posted by ブクログ