つちせ八十八のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
1巻から3巻までかけてリティシアが後に戻れないほどにスコップ汚染されていく様子が描かれ、彼女を中心として他の人々にまで汚染が広がっていく様子が恐ろしくも面白く描かれていたのだけど……
この巻では遂にカチュアですら後戻りできない程にスコップ汚染されてますね
悪魔の贈り物だからと勇者の神器を断ったというのに、スコップ耐性のあるアイテムを示されれば秒で受け取ってしまい、そのアイテムがきっかけでスコップ汚染が進んでしまうという取り返しのつかない展開は笑ってしまう
ただ、それがカチュアの戦闘力が上がる展開にも繋がるのだけど。
登場当初はそこまで強くなかったカチュアがいつの間にかアランに並び立つようなスコップバトルを魅せつけるとは思わなかった。いや、ていうか本当にあれ程までにスコップを使いこなすとは思わなかったよマジで
そうしてカチュアがもはや戻りようのない道を進む中で現れたのが昔のリティシアをトレースした偽姫であるのは面白い展開
この偽姫エリーゼはリティシアを完全にコピー出来ているのだけど、それが旅に出る前のリティシアをコピーしているものだから現在の完全にスコップ汚染されているリティシアとあまりに違いすぎるのは笑えてしまう
……こうして思い返すと最序盤のリティシアって普通のお姫様だったんだよなぁ……
このある意味健全な偽姫と比べたら本物のリティシアは本当にもう……
騎士団をスコップ汚染するなど手ぬるいと言わんばかりにスコップランドの建設にふぁーすこきすとこちらの常識を試すかのような展開が続く
そしてそれだけに終わらず衝撃的な展開が……!
いや~、彼女はいずれ世界を壊す存在になるとは思っていたけど、こういう形で世界を壊しますか。あれって誤魔化しようがないほどに魔王の所業ですよね?
でも、乙女的勘違いが起点にあり、壊れた世界の中でアランがリティシアと向き合おうと決めたことも有るせいか、カオスな展開であることは確かなんだけどどこか純愛物語のような空気感を纏い始める点には驚かされる
あまりに多くの勘違いと言語的な擦れ違いの果てに向き合った二人の子作りはやっぱりおかしなものだったけど、それでも想いは通じ合い……と思いきや
まさかここに来て登場したばかりの新キャラが全てを持っていくとは思わなかったよ!?どうすんのさ、この展開! -
購入済み
何で買ってしまったんだろう
とりあえず、読み終えて最初の一言は「何だったんだろうコレ?」だった。話の内容が読者の理解を遥かに飛び越えて進んでいったことだけは確か。ただ、面白くなかったかと言えばそうでもないというのは正直な感想。なんだか読み終えてみて、嵐が過ぎ去ったあとのような滅茶苦茶な感情になったのはラノベを読んでいて初めてのことで、ある意味不思議で異質な力のある作品だと思った。