大川慎太郎のレビュー一覧

  • 不屈の棋士
    プロの将棋さし。棋士。
    日本で言えば 選ばれた人たちに違いない。
    将棋に強いって、なぜか すばらしいことのように見える。
    そうした 棋士たちが 
    コンピューターのソフトに負ける時代が来た。
    そのことによって 棋士が 影響を受け、
    また、存在さえも問われる。

    11人の棋士のインタビューを通じて、
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  • 不屈の棋士
    中心棋士たちに、主に将棋ソフトに対する考え方について聞いた貴重なインタビュー集。

    それぞれに将棋ソフトとの関わり方や、立ち位置が違って、非常に興味深い。

    主要スポンサーである新聞業界の経営環境が悪化する中、将棋ソフトが急速に進歩し、プロ棋士との対戦で勝ち越すなど、将棋界が重大な岐路に立たされてい...続きを読む
  • 不屈の棋士
    本題ではないけど、勝又さん西尾さんといった最もソフトに近い棋士が、自由奔放な山崎さんの将棋への憧れを口にしているところがとても印象的だった。
  • 不屈の棋士
    AIという驚異(驚異というほどに捉えていない棋士もいるが)に、どれどれくらいの距離でいるか、正面から問うた本。取材者のフィルターを通してだが、それぞれの思うことがストレートに伝わってきた。
    多くの棋士が、存在意義について考え、意見を持っているが、明言できる立場もあれば、忸怩たる思いで憂いている人もい...続きを読む
  • 不屈の棋士
    コンピューターと棋士のことをいろいろと考えさせられた本。将棋の世界は、コンピューターにすべて取って代わられるという未来は、未だに信じがたい。

    この本のインタビューを受けた、羽生、渡辺の2人をはじめ、11人の棋士にはありがとうを言いたい。

    久しぶりに将棋を指したくなった。
  • 不屈の棋士
    羽生や渡辺は、超然としてはぐらかすというスタンス。理系寄りの棋士は、ゲームとしての将棋の数理に対してナイーブなアプローチ。
    インタビューテクニックのテキストとしても面白い。
  • 藤井聡太ライバル列伝 読む棋士名鑑
    タイトルの通り藤井聡太ごメインではなく、他の棋士がメインの本。これからいろんな棋士を知りたいという人には良い本だろう。
  • 証言 羽生世代
    【感想】
    本書が刊行された2020年は将棋界にとって節目の年だった。8月20日に藤井聡太棋聖が木村一基王位を4連勝で下し、18歳1か月での史上最年少二冠を達成した。これまでの最年少記録は羽生善治の21歳11か月であり、羽生は藤井の記録を「空前絶後の大記録」と評している。
    一方、羽生善治は2018年1...続きを読む
  • 証言 羽生世代
    将棋は好きで。下手の横好きで。
    羽生善治という稀代の実力者を軸に、将棋界を語るということか。

    最近の若い将棋指しは、確かに、ほとんど知らない。たまに見ても面白くない。

    この世代に、何かの特異点がある気は、なるほど、する。

    判んない人には全く判んない本。

    羽生さんの、通算100、は信じてる。
  • 証言 羽生世代
    羽生世代の棋士と、かかわりの深い棋士たちのインタビューをまとめたもの。
    個性豊かな棋士の本音が、少しだけのぞくことができておもしろかった。
  • 不屈の棋士
    その能力を飛躍的に高めついに棋士を破るようになった将棋ソフトに対して、棋士たちの想いをインタビューした作品です。
    具体的に、特定の個人の業績について書かれている本ではなく、11人のプロ棋士たちが「AI」や「将棋ソフト」についてどのような考え(≒感情)を持っているか、またソフトとどのような付き合い方を...続きを読む
  • 不屈の棋士
    将棋ソフトに向き合う、一流棋士。
    色んな捉え方があるものだ。それは、プロとしての将棋棋士のあり方も含めて。
    いま、ソフトが人間を超えて行きつつあることは間違いない。では、人が指す将棋とは何か。将棋で生きる意義とは何か。

    強さとは何か。

    少し、嚙み砕く必要がある著。

    数年後に同じ視点で読めるだろ...続きを読む
  • 不屈の棋士
    現役棋士にコンピュータとの対戦について聞くインタビュー集。個人的には山崎さんと糸谷さんのインタビューに興味を惹かれた。将棋のことはよくわからないけど、インタビューを受けたほぼすべての棋士が、「コンピューターに頼り過ぎると自分の頭で考えなくなるから危険」と話していたのが印象的。プロ棋士でも20分考えな...続きを読む
  • 一点突破 岩手高校将棋部の勝負哲学
    ひとが変わっていくことについての哲学として読むのではなくて、完全に物語として読んだ。たぶん、ここに書かれている以上に大変なことはたくさんあったんやろうなぁと思うけど、それが表現されきれてないという印象でした。
    これだけ短期間で躍進できるのは、ほんとうにすごい。