大川慎太郎のレビュー一覧

  • 不屈の棋士
    竜王戦挑戦者決定戦で勝利した三浦弘行九段に将棋ソフト使用の疑いがあり、敗者の丸山忠久九段が渡辺明竜王に挑戦してる竜王戦、3勝3敗の佳境に入っています。A級棋士三浦九段がソフトに敗れたのは2013年でした。観戦記者大川慎太郎氏の「不屈の棋士」(2016.7)は、ソフトに対する棋士の思いをまとめたもので...続きを読む
  • 不屈の棋士
    AIを用いた将棋ソフトに対する考え方について現役11人の棋士にインタビューした内容をまとめた本。インタビューの対象はソフト利用に肯定的な棋士、ソフト利用に否定的な棋士、実際にソフトと対戦した棋士、そして現時点で棋士の最高峰と目される羽生氏、渡辺氏の2人という多岐にわたります。
    著者がインタビューで投...続きを読む
  • 不屈の棋士
    将棋は弱いけど、将棋指しは大好きな自分が、ここ数年ずっと気になっていた、「ソフト対棋士」について、一流の棋士たちにインタビューした本。
    それこそ、羽生と渡辺という二大巨頭から若手のホープ、古豪、中堅の棋士たちが、ソフトへの思いを好悪それぞれの立場で語っている。
    ソフトを肯定し、活用するどころか、強く...続きを読む
  • 不屈の棋士
    現在の将棋ソフトの立ち位置(実力)が、そしてそれに対する棋士たちの感情が分かる本。
    将棋ソフトが棋士たちにここまで(良くも悪くも)気になるものになっているとは知らなかった。またソフト研究として先行しているチェスからの視点もあるのが面白かった。
    個人的には将棋をほとんど追いかけていないので、棋士も用語...続きを読む
  • 藤井聡太ライバル列伝 読む棋士名鑑
    一人当たり約4ページで棋士を紹介してくれるもので、気軽に読める。ただ棋界に興味があることが前提なので、皆におすすめというものでもない。自分にとってはさくさく読めてちょうどよかったが。
  • 藤井聡太ライバル列伝 読む棋士名鑑
    藤井聡太さんを始めとする当代の棋士のインタビューをまとめた一冊。自分はいわゆる観る将だが、普段対局を観ている棋士の先生の人となりや考え方、歴史に触れることができてとても良かった。
    個人的には同郷ということもあり、糸谷先生に強く惹かれた。根源的欲求を問われたときの答えが、「人のために生きたいんです。」...続きを読む
  • 藤井聡太ライバル列伝 読む棋士名鑑
    先日八冠になった藤井聡太と、トップ棋士の列伝。

    元々ナンバーに連載してる棋士のものものなので、必ずしも藤井聡太の話が出てくるわけではないが、現代将棋において藤井聡太が必須の存在で、かつ他の棋士は彼を意識してることがよくわかった。
  • 藤井聡太ライバル列伝 読む棋士名鑑
    沢山の棋士の方々の紹介。わざわざインタビューの後に自分から連絡してくる先生もいたり、記者との関係性も見えて面白かった。
  • 証言 羽生世代
    羽生世代を検証するにあたり、上の世代、同世代、下の世代、当事者へのインタビューを行なっている
    全体を通して相互のリスペクトがあり、自分を卑下することはあっても他者を貶める発言が見られず、気持ちよく読めた
    将棋ソフトを駆使する現代将棋については皆思うところがあるみたい
  • 証言 羽生世代
    谷川浩司がいて、羽生善治がいて、藤井聡太が出てきて、時代時代にスターがいて、だから今でも将棋が好きで、この本を手に取って読んだんだろうなあと、読み終えて今あらためて思う。
    将棋界のいろんな方の
    羽生への思い、若かりし頃のエピソード
    が満載で知ることができ面白かった。
    全盛期の羽生と藤井が戦っていたら...続きを読む
  • 証言 羽生世代
    羽生善治さんと同時代に活躍したり上下10歳差くらいの棋士が自身の半生での羽生さんとのエピソードを語りながら、羽生世代の強さの秘密を深掘る。
    いわゆる羽生ブームの時には全く将棋には関わることなく過ごしてきたので、私はここ数年の彼らのイメージしか持っていない。だけれど全ての棋士が若いころから血の滲むよう...続きを読む
  • 証言 羽生世代
    羽生善浩という不世出の天才の存在も奇跡だが、同じ世代にこれだけの俊才が揃うことも奇跡だ。

    本書に書かれた16人のインタビューを読むと、棋士も普通の人間だという印象を強く持つ。

    プロ棋士とは天才中の天才たちであり、本書で語られたことを本当に理解できる人は1%もいないだろう。

    本書に出てくる棋士た...続きを読む
  • 証言 羽生世代
    将棋の世界は完全なる実力主義。
    あの藤井聡太二冠は高校生なのに獲得賞金4500万円だとか。
    でも羽生さんを含めたトップ棋士の話を聞いてると、皆さんとても謙虚。人間性も素晴らしい人が多い。どこかの政治家も見習ってほしい。
  • 証言 羽生世代
    自分も世代的には羽生世代。同じ時代のヒーロー達が語られているのは非常に興味深かった。渡辺さんのインタビューが一番興味深かった。
  • 不屈の棋士
    「人工知能に追い詰められた「将棋指し」たちの覚悟と矜持」。帯に書かれているコピーがまさに本書の内容です。トップ棋士が相対しても、すでに人工知能には簡単に勝てなくなっているのが現状。その中で、棋士たちは自らの存在意義をどう考えているのか、人口知能との付き合い方をどうしようとしているのか、そして、将棋界...続きを読む
  • 不屈の棋士
    他の分野より一足早く、人工知能の登場によりその在り方が問い直されている将棋界。かつてはその絶対的な強さによって価値が担保されていた「棋士」が、近年急激に進歩した将棋ソフトに勝てなくなったためだ。そのような状況の中で、棋界と関わりの深い著者が11人の棋士たちのの思いのうちをインタビューした本。

    面白...続きを読む
  • 不屈の棋士
    「棋士が個性や特徴を出すのは必要。そこが将棋の魅力だからね。
     将棋世界2016年8月号 中原誠十六世名人の発言(P85)より」
    「プロになれば、皆さんに楽しんでいただくという意味では、個性があった方がいい。
     同上 佐藤天彦名人の発言(P22)より」
    将棋や囲碁は一対一の競技として
    文化としての格...続きを読む
  • 不屈の棋士
    AI(コンピュータソフト)の在り方について名を馳せるプロ棋士11名にインタビューし、その内容が書かれている本。

    抵抗を示す棋士、強さに惹かれ積極的に取り入れようとする棋士、まだ負けたわけではないと矜持を保つ棋士等々、考え方が十人十色で大変面白い。

    多くの棋士が述べているように、私も人間の指す手や...続きを読む
  • 不屈の棋士
    2016年7月20日発行。
    羽生善治、渡辺明、勝又清和、西尾明、千田翔太
    山崎隆之、村山慈明、森内俊之、糸谷哲郎
    佐藤康光、行方尚史 トップ棋士に聞く、将棋ソフトとの関わり方。

    ソフトによる驚異。不安、疑問が渦巻く正に過渡期においてトップ棋士にインタビューした意味は大きく価値あるものと思う。

    ...続きを読む
  • 不屈の棋士
    11人の棋士へのインタビューが収録されている。
    2016年末から年始にかけてスマホ・カンニング疑惑で揺れた将棋界。出版されたのは事件の前だが、将棋ソフトが人間の棋士を追い越す中でナーバスになっている背景を伺うことができる。
    勝ち負け、強さ(レーティング)に収まらない将棋の世界への広がりを感じさせてく...続きを読む