不屈の棋士

不屈の棋士

880円 (税込)

4pt

羽生善治は将棋ソフトより強いのか。渡辺明はなぜ叡王戦に出ないのか。最強集団・将棋連盟を揺るがせた「衝撃」の出来事、電王戦でポナンザに屈した棋士の「告白」とは? 気鋭の観戦記者が、「将棋指し」11人にロングインタビューを敢行。プロとしての覚悟と意地、将来の不安と葛藤……。現状に強い危機感を抱き、未来を真剣に模索する棋士たちの「実像」に迫った。

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不屈の棋士 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    AIが将棋界にもたらしたドラスティックな変化を当事者のプロ棋士たちの生の言葉で語られている。ある意味AIの被害者ともとれる彼らのAIへの向き合い方、その中で将棋界のいく先を憂いながらも覚悟を決めていく様子など勝負の世界に生きるプロの矜持が味わえる。負け惜しみでもなく、AIに勝つことを目指すでもなく、

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    880

    318P

    AI将棋とプロ棋士達の本ってこれからのAI社会をどう生きるかみたいなことが詰まっててほんと面白いなと思う。プロ棋士11人のインタビュー本なんだけど、推しの棋士が出来た。

    ◆羽生善治 : 何の将棋ソフトを使っているかは言いません
    ◆渡辺 明 : コンピュータと指すためにプロにな

    0
    2024年06月23日

    Posted by ブクログ

    タイトルを見て想像した内容とは異なり、将棋ソフトとの戦いやつきあい方を11人の棋士が自身の将棋観を踏まえて語る内容であった。私は将棋観戦を始めて一年未満で、AIが示す評価値や読み筋ありきの観戦なので、将棋ソフトのない将棋界がもはや想像できない。この本が書かれた時代はまだソフトが味方か敵かわからない過

    0
    2021年04月29日

    Posted by ブクログ

    将棋ソフトと棋士界の対決についてのインタビュー本。ここ4・5年間「どうすれば競わずに済むのか」を念頭にずっとアスリート・棋士・eSports選手達の本を読んできたけれど、本書ではもう只「勝負事って何て美しいんだろう」とだけ思うに至りました。

    0
    2020年12月02日

    Posted by ブクログ

    プロ棋士11人に、将棋ソフトと将棋界についてインタビュー。それぞれの生き様がにじみ出ているようで読み応えがある。現役最強棋士として羽生、渡辺明、ソフトに好意的な勝又、西尾、千田、ソフトに敗れた山崎、村山、対決を恐れない森内、糸谷、背を向ける佐藤康光、行方。強いソフトの登場がこれだけ将棋界に激震をもた

    0
    2019年08月14日

    Posted by ブクログ

    コンピュータ将棋に対峙する棋士のインタビュー。2016年。
    羽生、渡辺のトップ棋士から、棋士の中でも先駆者と言われてる勝又、西尾、千田、そして背を向ける佐藤康光、行方まで色んな人のインタビューがあり、面白かった。

    中終盤の評価値や寄せなどの研究で既に多く棋士が利用しているみたいですが、中には定跡の

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    2018年11月03日

    Posted by ブクログ

    ’’人工知能はもはや人間を超えたのか’’’’棋士(棋士のつくる棋譜)という職業の存在価値はそのときどこにあるのか’’’’人工知能とどう向き合うか(戦うのか戦わないのか)’’
     2016年6月という非常に絶妙の時期に、現役最強棋士・人工知能に特に詳しい棋士・実際に人工知能と公開対局して敗れた棋士・人工

    0
    2017年08月12日

    Posted by ブクログ

    わたしが愛してやまない将棋。下手くそだけれど、小学生の頃はプロになるのが夢だった。コンピューター将棋も好き。ただ現在のようなレベルになるとは思わなかった時代の話だが。

    この時代に、11人の棋士へのインタビューを読んで考えさせられたし、悔しくて、また、崇高さに涙も流れた。棋士の存在意義を通して、人間

    0
    2017年06月17日

    Posted by ブクログ

    将棋関連の本は数多く読んでいるが、一、二位を争うほどの面白さだった。
    著者が観戦記者であるため将棋への造詣が深く、独自の人間関係を築いており、だからこそ誤解を恐れずに繊細な部分もインタビューできている。大川氏以外の誰にも真似できない非常に価値ある一冊。

    0
    2017年04月22日

    Posted by ブクログ

    最近読んだ本でもベストの一つ。

    コンピューター将棋にどう向き合うかという課題に対して、複数の棋士にインタビューをした本なんだけど、読んでいくとそれぞれの価値観がはっきりわかる。例えば、『自尊心』『公平性』『鍛錬』『将棋への愛』など。ほとんどおなじ問いかけに対して、個々の価値観で答えていく。

    同じ

    0
    2017年04月08日

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