・過去の市場実績をベースにした分析なので説得力はあるが、将来にも当てはまるとは断言できないと思う。
・本旨は、投資家が「グローバルに」「分散して」「長期にわたって継続的に」投資をすることで資産形成に成功するために「金融危機や経済危機の歴史に学ぶ」こと。
・大規模は危機に直面すると、株価は大幅に下落す
...続きを読むるが、永遠に下落することはなく、やがて反転する局面がくることを歴史から学ぶ。つまり、価格が下落したときこそが投資のチャンスであり、必ず反転するので決して焦って売却してはいけない。
・専門家でも株価変動を完全に予測できるわけではない。
・一般投資家は消費者の立場を活かして、「良い」と思った商品やサービスに着目する。
・金利上昇は株価にマイナスだが、景気が良いから金利が上昇するともいえるので、金利が上昇して株価も上昇する局面は「業績相場」と呼ぶ。
・金利の低下は景気が悪いためだが、金利低下によって景気が反転することを市場が織り込み相場が上昇する局面を「金融相場」と呼ぶ。
・現在は米国が金利上昇局面へ移行しようとしている状況で、市場参加者の思惑はそれぞれのため、景気拡大を背景に金利上昇していると市場が判断するまでは、変動が続く。
・市場では、連想という「お化け」(米国の金利上昇で新興国が混乱する、中国の景気が減速する等)によって、実際に企業業績に変化が現れる前に、市場が将来の事態を織り込もうとする。実際に現実化すれば株価は経済情勢に先行して見え、杞憂に終われば絶好の押し目買いのチャンスであったことになる。
・株式投資で成功するには、投資先の企業の業績が継続して向上していて、かつ「杞憂のお化け」によって株価が安い時に投資する。
・企業業績を長期的に向上し続けるには、売上高を長期的に拡大させ、コストを適切にコントロールし、毎期利益を積み上げ、配当を着実に増やしていること。特に、毎期の配当が少しずつでも増加しているかが重要。
・毎期配当を増やしている企業が、何かの外部要因で、急激に株価が下落するときもしくは企業業績が大幅な悪化や赤字になってしまうときに買い、どこから見ても安心できるような時に売る。
・名目長期金利=潜在成長率+期待インフレ率+リスクプレミアム。
・潜在成長率は、その国の「資本」「労働力」「生産性」を最大限活用した場合のGDP成長率。
・先進国の長期金利が低下基調なのは、各国の潜在成長率が低下したため。
・期待インフレ率は企業や個人が想定する先行きのインフレ期待。
・リスクプレミアムはその国の信用力。
・市場環境が良好でも、テクニカル的な要因で急落するケースは、短期的に株価が反発する可能性が高く、押し目買いのチャンス。
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・日本文学全集
・五木寛之:わくわくして面白い
・相手の(反対)意見をよく聞き、同調ばかりでなく自分の意見もしっかり言う。「和して同ぜず」
・第一に本をたくさん買う。第二に最初の30ページは必ず読み、つまらなかったら止める。第三は読んだら捨てる。そうしないと一生懸命読まない。また読みたくなったら買えばよい。(カルビー会長 松本晃)
・小説では、司馬遼太郎、山崎豊子、浅田次郎。
・経営書では「コトラーの戦略的マーケティング」。コトラーはこの1冊で十分。5回読めばマーケティングの本質が分かる。ドラッガーなら「チェンジ・リーダーの条件」を読めばよい。
・歴史小説なら塩野七生。(日揮G代表 重久吉弘)
・稲森和夫は特別。
・最善なものができてもその先にもっといいものがあり、現状に満足してはいけない。さらにもう一歩勇気を振り絞ってさらに生きるか、死ぬかまで挑戦しよう。腑に落ちるまで自問自答する。(正法眼蔵随聞記)
・小説なら村上春樹。