JRA競走馬総合研究所のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
競馬をしない人でも…
ある程度面白く(まがりなりにもブルーバックスの読者なら)読めるようには出来ている。
だが、府中競馬場内の博物館に入った事がある小生としては、「動物としての馬」と「競走馬」のどちらに重点的に読者の関心を誘導したいのか、著者側の執筆方針が絞りきれていないな、と感じた。
この本を店頭やサイトで着目するのは、どんな人なのだろう? -
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Posted by ブクログ
家内の仕事柄というわけでもないのですが、なんとなく店頭でとった一冊。
文字どおり「科学的」に競馬を分析しています(大分理系よりですが)。
というか「競走馬総合研究所」なんて部門があるのですね。
そちらの部署が、元は雑誌などに寄稿した文を集めたとかで、
私のような理系の素養が無い人間にも、わかりやすく伝えてくれています。
馬の生態、調教手法の発展やその根拠等々、非常に興味深く読めました。
あと、種付けの論理的分析など妙に生々しくて、結構エロスも?
ん、「競馬」の発展に、競走馬を科学することで寄与しているだなぁと。
さて、今年も春競馬が始まりますよっと。 -
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Posted by ブクログ
競走馬総合研究所では約30名の要員で「生産から競走、そして引退してふたたび生産に返るサラブレッドのライフサイクル全般にわたる調査、研究に取り組んでいる」そうです。競走馬の走り方、体のつくり、馬具、健康管理、馬場などを解説している。馬の生理学的な分析が、ふだんの競馬情報とは違って興味深かった。
スタートから数歩は「ハーフバウンド」といって両後肢を同時に踏み切って推進力を得ている。そこから数完歩は回転襲歩と呼ばれる走法。メインの推進力となる後肢と舵取りをする前肢が同じ側になるので体を真っ直ぐにして走れる。犬のような捕食動物と同じ走法。それでスピードに乗ってからはじめてふつうのギャロップ、交叉襲歩 -