ようやく…読み終わった…!!
文章はとても分かりやすく、実体の見えないネットワークの複雑な構造も、図を用いながらとても丁寧に説明されている。ゆえに文系出身でも、コンピュータの仕組みや通信技術について独学で学ぶことができる一冊になっている。
ただネットワークに関して何の知識も持たない私にとっては、この355pにわたる膨大な文字数を一人で読み通すだけでも相当な気力と時間を要した…(笑)
本書の前に「ネットワーク、マジわからんと思ったときに読む本」や「この一冊で全部わかるネットワークの基本」を読んでいたため前提知識はあったものの、その2冊とは桁違いの読み応えがあった。
これから読む人には、まずは飛ばし読みしながら全体に目を通すのがおすすめ。それから何度も繰り返し読むことで、この膨大な情報が脳内で自然と整理されていくだろう。
日々の生活のなかで、通信技術の向上によって10年前よりも圧倒的に速く多くのデータをやり取りできるようになった実感がある。
けれど本書でネットワークについて学んだことで、その解像度がグッと上がった。
セキュリティを向上させつつ、無駄なトラフィックを省き、機器や通信網に大きな負荷をかけずに、より効率的に多くのデータをやり取りするにはー。技術者たちは、この課題にひたすら取り組んでいると知った。
仕事のためにネットワーク関連の本を読むようになったが、そのおかげで世の中の解像度が上がったのはよかった。
以外、なるほどと思った箇所を一部抜粋✍
ーホストとは、「IPアドレスが付けられているが、経路制御を行わない機器」という意味になります。IPアドレスが付けられていて経路制御を行う機器を「ルーター」と呼び、ホストとは区別します。そして、ホストとルーターを合わせて「ノード」と呼びます。
ーパケットを正しく宛先ホストへ届けるためには、ルーターが正しい方向へパケットを転送しなければなりません。この「正しい方向」へパケット転送する処理を経路制御またはルーティングと呼びます。
ーアプリケーションは、トランスポート層以下の土台となる部分をそのまま利用できます。相手のコンピューターまでどのようにしてパケットを送ったらよいかということはまったく考えなくてすみます。このようなことができるのも、ネットワークプロトコルの階層化のおかげです。