サン電子株式会社(ナイトメア・プロジェクト)のレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
廃棄パンの告白
一部ご紹介します。
・「俺は昔、人が羨むほど出来のいいストロベリージャムパンだった。
肌の白さ、つや、ふくらみ、もちもち感、きめの細かさ・・・・・・
どれをとっても俺にかなう奴はいなかった。もちろん一番に買い手がついたよ。
俺は最高の瞬間を迎えて、天寿を全うするはずだったんだ」
「ところがだ。あのくそったれ店主が!うっかり並べ直す時に落としやがったんだ!!」
「・・・・・・そいつのせいで、俺は床をスライディングする羽目になった。
俺は傷物になり・・・・・・俺が並べられるのを今か今かと待っていた客は俺ではなく、
俺の次にうまそうな奴を買っていった。俺は・・・・・・廃棄を宣告された -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
ゲームありきの小説だ。
だからかもしれないけれど、元々のストーリーを極端にいじくりまわしていないのはよかった。
でも、ゲームにあった独特の世界観というか、「歪んだ国のアリス」の世界に埋没していくような感覚は持てなかった。
ゲームシナリオに忠実に小説化するとこうなるのか…と。
浅いところで物語が進んでいくような、物足りなさのような思いを抱いた。
きっとゲームだと、プレイしながらいろいろな想像をしているからだと思う。
何気ないシーンも強烈に覚えていたり。
妙に忘れられないセリフがあったり。
そこまでは求めちゃいけないのかもしれない。
ゲームをやったことのない人はどんなふうに感じるのだろう。
「歪ん -
Posted by ブクログ
気が付けば誰もいない教室で出会った変な人。
逃れるため廊下に出れば、どこまでも続くもの、に
変化していた。
場所がどうのという前に、突如として出てきたのが
怪しすぎる人。
逃げたいのはよく分かります。
しかも進んだ先にいたのは普通(?)かも知れませんが
抱いていたものが…ですし。
ホラーゲームのノベライズだそうですが、知らなくても
普通に怖い状態で読めます。
何だかこう…ヒシヒシと迫ってくるような怖さが。
不思議の国の、を当然ベースにしているのでしょうが
大きくなるのと小さくなるための薬(?)が…。
これを予備知識なく、あっても食べろと言われても。
何か他に方法ないですか? と探しまくって