加藤晴久のレビュー一覧

  • ブルデュー 闘う知識人

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    思想家を紹介する入門書は、最初にその人の生涯を紹介して、その後に、思想を年代ごとに、あるいはテーマごとに紹介していくという構成の本が多い。

    この本もそういう構成なのだが、面白いのは、人へのフォーカスが全体6章のうち4章がさまざまな角度からの人の紹介で、純粋にその理論を説明しているのは5章だけという感じ。

    もちろん、人にフォーカスした4章もブルデューの思想と関連させながらの説明となっていて、わかりやすいし、とても興味深い。

    なんとなく、私がフランスのいわゆるポスト構造主義的な世界観に共感しつつも、「現実」とはちょっとずれている感じがあるのだが、ブルデューのまずは現実の調査、必要に応じて定量

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    2024年08月30日
  • ブルデュー 闘う知識人

    Posted by ブクログ

    文化資本の提唱者として有名なブルデューの一生と研究を解説した書。最初はブルデューの経歴から始まり、ブルデューの癖や性格、事交友関係について事細かに解説していて読むのに苦労した。しかし、後半の研究と思想についての解説に差し掛かると、一見どうでもいいように思えるエピソードが、実はブルデューの定義したハビトゥスそのものであり、ブルデューを理解する上で不可欠なのがわかる。解説書として優れてる。

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    2015年11月13日