尾木蔵人のレビュー一覧
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ネタバレこれからの未来を考える時に参考にすべき本のうちのひとつ。
ドイツを発端に盛んになったインダストリー4.0。これは世界中の工場をスマート化することが目標の動きだ。
人工知能やIoTなどの技術が発達しており、どこの国もいち早くその技術を完成させようとしている。これからの国のパワーバランスにまで関わる産業の問題で、非常に世界が広くておもしろい。
スマート工場が増えた時にどんな産業が必要になってくるのか、今のうちから考えることが大事。
この本の中ではデータサイエンティストが来るとのこと。確かにビッグデータ内に蓄積されたデータをどのように読み解くかという部分は必要であるし、以前から私が思うのはデザイン -
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本書は2020年の出版、その後の技術革新、特に「生成AI」の進化と予測はこの本書には出ていない。この「生成AI」技術が急速に変化している世界で、何故か日本は大幅に立ち遅れた。その原因は本書にある「攻めと守りを分離した経営(破壊的イノベーション必須 )」がスムースに実現できなかった事だ、とある。古来日本の家電製品等は高額だが品質に拘り壊れないという信頼を勝ち取ったが、新たなイノベーションを導入する事なくレガシイーでも耐えてきた自負があることで諸外国に逆転されたと思う。今後日本のあるべき姿は経営者マインド(世代交代)に変化を持たせ大胆なイノべーションで高齢化・人工減少・労働力不足を解決、特に「生成
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モノづくりの革新から、製造業のサービス化や社会全体のデジタル化へ。世界的に進む「第4次産業革命」の今、そして未来を展望した書籍。
現在、コンピューティングパワーを最も理解し、ビジネスモデルに取り入れているのが、グーグルやアップルなど、米国のトップIT企業。それをドイツ、中国が追っている。
第4次産業革命を実現するテクノロジーとコンセプトは、次のようなもの。
・加速する処理能力:
コンピュータの処理能力は過去40年で7.64億倍になり、さらに伸び続けている。
・スマートダスト(考えるホコリ):
半導体の微細化により、今後、コンピュータやセンサーは目に見えるかどうかの大きさになって、周囲に張 -
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ネタバレ2016年
ドイツのロボットメーカーKUKAが中国 美的(ミデア)に買収される。
ソフトやAIは対象外。
バリューチェーンのスマイルカーブ
部素材、サービスに付加価値、製造の付加は低下
スーパーコンピュータの演算速度
40年前の8億倍速い
スマートダスト 見えないコンピュータ
第二次産業革命:大型発電所 ;GE
第四次産業革命:データセンター;GAFA
AIは道具
データとセットで価値
マスカスタマイゼーション
カスタマイズでも大量生産と同じコスト
デジタル技術で実現
サイバーフィジカルシステム
部品情報をデジタルで提供
シーメンス
2007年、UGS買