京井良彦のレビュー一覧
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本書の装丁に書かれている文言を抜粋。
"もう「シゲキ的!」では人は買わない!"
"なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか"
これは、マーケターとして感じる真の部分でもあり偽の部分でもある。
たしかに同じ場所で買い続けるが、一方衝動買いということも往々にして起こっている。
現在のようなインフォメーション・カオス・ジャングルの中でもマーケターはミチシルベをさし続けなければならない。
そのヒントを見つけるため、本書を手に取った。
やはり顧客とのロングエンゲージメントを考慮しなければならないのは実際に現場でも上がっている問題だ。
本書は広告部分、す -
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初めてマーケティング関連、かつTwitter/Facebook関係の本を読みました。広告を生業としている人が書いているので、理解しやすかったです。
SNSを企業が使うのはいいのですが、企業内における論理と顧客など、不特定多数が見ている場所での論理が異なる場合にはどこかでボロがでて破綻し、信頼を失う気がします。「お天道様はお見通し」のような言葉でも現れている通りだからです。複数の論理が企業内に存在する場合、統一することが必要だと思います。本では、企業は企業理念に基づいて行動せよと書いてあります。私もそのとおりだと思います。ですが、日本企業で理念を重視した経営を行なっている企業がどれだけあるのか -
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選択可能情報量は、2001年に比べて500倍になっている
アテンションエコノミー アテンションにこそ経済価値がある「アテンション!」
広告はアートになる by アル・ライズ
人間の歴史を振り返ると、人類を支えてきたあらゆるコミュニケーション手段は、その機能的な目的を失うとアート、つまり芸術になる ex. 絵画が写真の発明でアートになる
ブログ、Twitter、Facebookは、ソーシャル化することが目的のソーシャル化→社会的動物としての人間の本性に直接根ざすソーシャル化
ソーシャルメディアの浸透は、人間が本来のソーシャルアニマルとして行動しやすい環境を整えた
生活者が発信する情報にこそ -
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広告の境界線がなくなり、見えない広告へと変化している現状について、カンヌ国際広告際の受賞作の話から内容は始まります。
共感という点では、さとなおさんの著作「明日のコミュニケーション」で述べられていなかった、企業の活動の在り方について述べられていました。
共感を生む広告のために取り組むべきこと…
この問題に広告担当者だけがぶつかるのではなく、企業にかかわる人すべてが協力し合い、長期的な視野で考えていく必要があるのだということを学びました。
最新のテクノロジーや情報ツールをこねくり回すことだけがすべてではない、という、まとめ部分の主張には納得。
Facebookも、そのほかのツールも -
Posted by ブクログ
AIDMAのアテンションよりも、共感が大切。
生活者は膨大な情報の中から、「何が自分にとっての情報なのか」を選択する必要がでてきた。つまり「情報」は、届けられるものから、それぞれが価値観に併せて選ぶものになったのです。
共通するのは「共感」というキーワードです。TWにおける「RT(リツイート)」も、FBにおける「いいね!」も、共感の表現と言えます!ソーシャルメディアは、「共感」によって形成されていくものといっても過言ではない。
データを計算すると、「選択可能情報量」のうち、人間が処理できる「消費可能情報量は」わずか1%程度。要は世の中にある情報の99%が消費不可能な情報、言わば「ゴミ同然 -
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2010年に書かれた書籍のため、前半のソーシャルメディアのくだりはおさらいという印象。後半の次世代の広告のあり方は、SNSの考え方の延長線上にあることから、腹落ちしやすい提言になっています。
SNSの普及、それは共感での結びつきの浸透を意味していて、広告が溢れかえった現代では、コンセプト、デザイン、ストーリーが差別化させるための重要な要素となると。
納得できます。ここに共感が加わると、もはや広告はクリエイターのものではなく、生活者のものになるのではないかな。発信することよりも、いかに生活者に育ててもらえるかに重きをおく広告。生活者の中に入り込む日常的な広告。心地よい、社会貢献の要素をもつ愛すべ -
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今までのマーケティングは生活者が経済合理性に基づいて行動するように構築されていたが、豊かな世の中においては、『社会をより良くする』という新しいモチベーションが生まれている!
スペックで差別化出来ないとなると、重要になるのが、企業や商品の背景!つまりコンセプトということになる。商品自体の機能だけでなく、企業の哲学、社会貢献や、世の中を盛り上げたり、価値観を再認識させたりなどと、世の中を良くしようという流れを吹き込み、その働きに共感が生まれることで意思決定が生まれるようになってきた。
その一手を担っているのがソーシャルメディアであり、その活用事例なども本書では紹介している。 -
Posted by ブクログ
仕事場の後輩が、作者の知り合いということで、貸してもらった。
今の世の中のキーワードをよく、ちりばめた本である。
客様はなぜ、そのメーカーの商品を買い続けるのだろうか?
それは、企業と生活者が、「企業哲学」を共有して、お互いが
パートナーとして認め合い、よい関係を保ちながら長く付き合うから
だという。
ブランド品も、長い信用があるから、人々は買い続けるのだろう。
オバマの支持者が一般者に電話している様子をリアルタイムで
わかるしくみを用いたことで、熱の入った、サポートができたという。
やはり、他人ががんばって仕事をしているのがわかる、競争状態がわ