最初にこの本を手に取ったのは、
イラストレーター「七草」さんの絵がとても好きだったから。
単にそれだけの理由で買った本でしたが、
内容もとても充実した本でした。
毎度、一癖も二癖もある神様が引き起こす"ゲーム"に振り回される
主人公と生徒会メンバー。
冒険したり推理したり・・・さまざまなことが起こりますが、
最終的には道徳的なテーマにたどり着きます。
"ゲーム"を引き起こした"神様"本人が、
生徒会メンバー(人間)の手助けによって、
自分に足りないもの、見失っていたもの、知らなかったもの・・・
そういったものにめぐり合い、成長します。
例外はありますが、基本的に各巻完結。
カミサマ×カミサマの『ダブル神様』でストーリーが進行していきます。
ただの「神様による戯れ」ではなく、
そこに土地神の「かのう様」が絡んでくることにより、
ストーリーが一層、深みを増します。
個人的には、主人公のキャラがとても好きだったりします。