斎藤由多加のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
予想していた以上に(失礼)面白かった。
「置かれた場所で咲きなさい」に、真っ向から勝負か?
と一瞬気色ばんだけれど、
置かれた場所で意識の方をチェンジすると考えれば、
別にケンカ売ってる訳ではないのかな。
地球上に生まれ育って、
動いているのは地球の方だとは、
教えられてもなかなか腑に落ちないかも、だけど、
あまり素直すぎるのもどうかと思う様になった。
問いを立てるのが上手なひと、
疑問を持てるひとが、今からの時代の頭いいひとなのかもしれない。
子どもにクソゲーな人生を送ってほしくはないから、
頭柔らかくして、これからを見ていこうと思う。 -
Posted by ブクログ
これまで日本社会の中で、ある程度順応しながら生きてきて、自分なりに正しい方向に進んでいるという感覚がありましたが、本書を読んで少し違う角度から物事を見る必要性を感じました。自分の軸は持ちつつも、より客観的に、柔軟に考える視点を持ちたいと思わされました。
本書のキーワードは「世の中のフィクションに気づくこと」。例えば、寿司職人の長年修行といった慣習も、実は教える手間を省くための“正当化された仕組み”という見方は印象的でした。
また、「カラスは夕方に鳴く」という刷り込みの話のように、無意識に信じている前提がいかに多いかにも気づかされます。日本社会が優等生的な生き方を重んじるのも一種のフィクションであり、それに違和感を持つことの重要性も感じました。
具体例も面白く、例えばケチャップのハインツは、競合がチューブ式を展開して劣勢になった際に、あえて瓶のまま「新鮮さ」を価値として打ち出すことでシェアを巻き返したという話や、ウルトラマンが地球にいられる時間を3分に設定したのは、特撮のコストや撮影時間の制約を逆手に取ったものだったという話など、制約を逆に武器に変える発想が印象的でした。
さらに、人生をゲームとして捉え、「ゴール」と「ルール」が明確であれば人は頑張れるという考え方や、日本社会はその条件が曖昧な“クソゲー”になりがちという指摘も非常に納得感がありました。
最終的には、自分が戦える“戦場”を見つけ、与えられた条件の中で逆転的に勝ち筋を見出すことが「弱者の兵法」。すぐに実践できる内容ばかりではありませんが、思考の枠を広げてくれる一冊でした。