礒山雅のレビュー一覧
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ここのところよくバッハを聴くようになった。
もちろんこれまでもトッカータとフーガ二短調等小学校の音楽の授業で扱う極めて有名な曲や、ジャズ風にアレンジされたものはそれなりにふれていた。そういえば、トッカータ…は高2のとき吹奏楽部で、家にあった父のコントラファゴットを持ち出して演奏した。譜面は自分でアレンジした。同じく大学1年のとき、吹奏楽の授業でパッサカリアとフーガハ短調もホルンで演奏した。何れも10代ことで、他の作曲家の作品とは全く次元が違う何かを感じながら、目の前の譜面と向き合っていたように思う。ただその後は、特に積極的に聴くことは少なく、多少聴いたとしてもストコフスキーによるオケへの編曲物 -
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・礒山雅「マタイ受難曲」(ちくま学芸文庫)を読んでゐる。まだ第2部の途中なのだが、その11章の初めにかうあつた。「長大な受難曲を、バッハがただ平坦に作曲し続けていったとは思えない。《マタイ受難曲》にもおそらく、表現の重点が存在するはずである。バッハは、受難物語のどこに焦点を定めて、作曲の筆を進めたのであろうか。」(377頁)正直言つて、私にはかういふ発想はなかつた。ただ漫然と聴いてゐた。いや、聞いてと書くべきであらう。さういふことは考へずにただ聞いてゐた。内容は二の次、 バッハの音楽だけを聞いてゐた。この少し後に、例のバラバをと釈放者を指名する部分の音楽の、特に通奏低音の「たった三つの音符群に
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礒山雅氏が選ぶ、バロック名曲名盤100選である。
順番は作曲家の生年順ではなく、楽曲の年代順に並べてあり、1曲目は、カッチーニ:歌曲「アマリリ麗し」。100曲目は、ラモー:歌劇「レ・ボレアード」となっている。
1曲当たりのページ数は2ページ強である。特に有名な曲や重要な曲であっても多く紙幅を割くことはなく、どの曲も均一な文章量となっている。
内容は、さすが礒山氏と思える説明である。限られたページ内で、要点を押さえている。やはり専門のバッハの解説が一番うまい。推薦盤は、文章の中に盛り込んであり、枚数は概ね1枚~2枚である。CDだけでなく、DVDの推薦盤も多いのが特徴である。バロック音楽の名