荒川博のレビュー一覧

  • 風の名前 風の四季
    日本人が風に寄せる想いは果てしがない。それは、膨大な風の名称の存在に現われている。半藤一利氏と荒川博氏が、四季の風とそれ以外に分け、風の名称を織り込んだ和歌、短歌、俳句、俗謡、民謡などを取り上げて、蘊蓄の限りを尽くす。滋味深い読書体験を必ず約束する一冊。
    私個人としては、熱い夏の日の木陰で味わうそよ...続きを読む
  • 風の名前 風の四季
    風に関する解説が文学を参照しながら上手にまとめられていてユニークな書になった。著者の昭和史には全く感心しないが、本著は素晴らしい。