小田島恒志のレビュー一覧

  • ピグマリオン

    Posted by ブクログ

    読みやすかった。ピグマリオンってタイトルがしっくりきた。映画見てみたいけどなんでタイトル変えたのかなあわかりづらいからかしら。
    イザベラに対する扱いって男性陣の性格とかいうよりもなにか時代背景的なものを感じたんだけどどうなんだろう、少し知りたくなった。お芝居だから表現できる作品かなとも思った(文字で読んだから、よくこんな主題を文字媒体でやろうとしたなーって思ったけど、演劇のための文字なんでした…)

    0
    2015年09月24日
  • ピグマリオン

    Posted by ブクログ

    映画を先に観ていたので、場面を想像するといつもオードリーヘップバーンが出てきてしまう。
    物語の結末は意外であった。
    私としては映画版のほうが好みである。
    台本形式(?)だが、思いのほか読みやすかった。

    0
    2015年04月28日
  • ピグマリオン

    Posted by ブクログ

    お、おもしろかったー!これは良い小説だった!
    下町訛りのひどい女性が、二人の学者に美しい言葉遣いを学び淑女になっていく話。1章から4章まではそのようすがコミカルに描かれていて。第5章では淑女となったイライザは…という展開。
    そこではイライザが自らの尊厳をかけて、彼女自身の才知をしたたかに駆使して戦うのだけど、その皮肉とひねくれ満載の舌戦がなんとまぁ痺れることか!周りを彩るのは同じく固有の率直さと運で中産階級となった父や、どこまでも紳士な大佐や、優しくも芯の強い母親と、最終的に呵々大笑する学者と、やーな感じの人はまったくいなくて、これで面白くない訳がない!
    それだけに後日談はすごく無粋に感じたの

    0
    2014年04月30日
  • ささやかながら信じる心があれば

    Posted by ブクログ

    「モリー先生との火曜日」の著者であるミッチ・アルボム氏自身が幼い頃によく通っていたユダヤ教会のラビ(宗教的指導者)との交流を描いた自伝的作品。

     いつしか仕事や生活に追われ教会から離れ、信仰から遠ざかっていたミッチが、ある日、ラビより「自分の葬式で君に弔辞を読んで欲しい」と頼まれるも、今の自分に弔辞を述べる事は難しい。かといって断る事もできずに、ジャーナリストらしくラビの取材を始める。ラビに日頃の疑問を投げかけつつ、ラビの生き方や考え方また語らいの応答を通して自らを省み、新たな価値観へと変えられていく。ラビの取材を続けること8年余り、キリスト教の牧師とも出会う。異なる宗教、異なる人種との交流

    0
    2013年01月29日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    英国の世界トップ大学に入る秀才がどのように選別されているのか、知ってますか?
    日本の大学の様な常識や記憶力メインの学力診断テスト以外に、面接試験では奇抜な質問がされています。
    その目的は、受験生の類推力や演繹力、場合によってはユーモア力や人間力を見極めるため。
    本書では、こんな風に表現をしています。
    「ここに載せた質問に答えるには利口でなければならない。それも、驚くほどに、面白いほどに、刺激的なほどに、苛つくほどに、ずる賢いほどに、有害なほどに、底しれないほどに、素晴らしく利口でなければならない。知識ではない。教養でもない。自分の思考をあらゆる方向に面白くひねり回せるかどうかである。利口になる

    0
    2025年05月09日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    本書は俗に『オックスブリッジ』と呼ばれるイギリスの2大名門大学の入試問題からえりすぐりの難問奇問を集めたものです。知識だけでもダメ。真面目に答えるだけでもダメ。「インテリジェンス」あふれる問題集です。




    本書は俗に『オックスブリッジ』と称されるイギリスの名門大学オックスフォード大学とケンブリッジ大学の難問奇問とされる試験問題を選りすぐって集められたものです。

    日本の大学における受験問題は問われているものは基本的に記憶力と反射神経であるのに対し、イギリス、オックスブリッジの入試問題は知識だけでもダメ、真面目に答えるだけでもダメというもので、これを試験官が納得できるように答えるにはある種の

    0
    2025年01月27日
  • ピグマリオン

    Posted by ブクログ

    ミュージカル・映画「マイ・フェア・レディ」の原作である戯曲。バーナード・ショーの作品は初読。

    音声学の教授が街の花売りの娘(二十歳位)の発音を矯正して公爵夫人に仕立てられるかを賭けて遊ぶお話。教授はいつの間にやら変な種類の情を抱くが最初の動機がおかしいので素直に愛せるようになどなる筈もなく、娘の方は愛と恩義を感じつつも、結局は男の筋の悪さを感じ取ってか、手酷く振って物語は終わる。(ミュージカル・映画の方では、よりを戻すようなエンディングだそう。)

    教授が熱心に指導している場面では、(30年程前の話だけど)小室哲哉が華原朋美に歌唱指導している場面が頭に浮かんだ。男側の心理状態はかなり近いので

    0
    2024年12月31日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 さらに世界一「考えさせられる」入試問題 「まだ、あなたは自分が利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    高校生?に必要な知識ならかなりハイレベル!知識レベルを試したい強者にはおすすめなので、もう少し平均評価は上でもいいように思う。

    タイトルにある「考える」(ひねり)よりも、どういう答えが期待されているかを予想し、持ちうる知識(雑学・教養)を総動員して答えを出す質問がほとんど。思い出す事はあっても考えることは少ない。邦題に騙された感は否めない。

    面白い設問があるのは確か。自分的に好きなのは「なぜシャーロット・ブロンテはジェーン・オースティンを嫌ったと思いますか?」ジェーン・エアと高慢と偏見を読んでいるだけでなく、2人の育ちの違いや手紙のやり取りの知識も必要になる。

    0
    2024年08月24日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    オックスフォードとケンブリッジの入試問題から選ばれた60問が紹介されている。
    日本の大学入試とは異なる視点からのユニークな問題ばかりで、正解を求めるというより、柔軟な思考力が問われている。知識は蓄えるものではなく、その先の活用の仕方、頭の働かせ方に重きをおく問題。設問として突拍子もないものもあるが、出題意図を掘り下げることができるか、問題を介しての出題者との対峙に緊張感がある。
    それぞれの問題に対し、著者の考えによる回答が付随してくるが、受験者の回答例が知りたかった。
    一番気に入った問題は「もし、地面を地球の裏側まで掘って、その穴に飛び込んだらどうなるか?」、スケール感がありすぎで考えさせられ

    0
    2023年05月14日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    入試問題と言うからには、1つの設問に対して模範解答を解説していくのかと思いきや、様々な角度から思考のヒントを与え示唆するまでの内容であった。答えを期待して読み始めた最初はあまり面白さを感じなかったが、中盤を過ぎたあたりで頭の体操に慣れてきたようだ。広く考える力を試されるのは楽しい。最後の解説では、討論力の必要性について語られているが、日本の大学教育とこれほど違うことにも驚いた。

    0
    2022年01月26日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    ノンフィクション作家のジョン・ファーンドンによる、大学入試で取り上げられた答えのない問題を紹介する本。ケンブリッジやオックスフォードなど世界有数の大学入試問題を取り上げている。なお、ファーンドン本人もケンブリッジ卒のようである。これを読むことで、タイトル通り考えさせられる問題に出会うことができる。ああ、当たり前だと思っていることだけど、当たり前じゃなかったよな、と。

    とはいえ、内容は、要はよく東京で電車に乗っていると見かける、「四角いアタマを丸くする」日能研の中学入試問題の広告と似たような問題である。例えば、「国内の貧困と国外の貧困のどっちの方が重要か」というような問題。要は答えがはっきり決

    0
    2022年01月01日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ



    火星人に人間をどう説明するのか?
    まず人間は何万年の時を経て言語を使って言語化できるようになったしジェスチャーや考えることや想像する力が与えられた。そこでまず火星人はどれくらいの立ち位置にいるのか、人間より能力は劣っているのかそれとも優れているのか、優れているのであれば問題はない。劣っている場合どのように対応すべきなのか、感情?答えではないが伝達によってわたしたちは進化してきた。


    なぜ宇宙船の中ではキャンドルを燃やせないのですか?
    実際は可能である。しかし、アポロ1号の宇宙飛行士3名はこれで亡くってしまう。当時酸素100%で戦艦の中では設定されていた。酸素パーセントが100%になると火

    0
    2021年12月22日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    そのものの知識は知らなくても、こんな情報をとってきたら、証明できるとか、自身の経験から哲学的な考えを張り巡らせる。なんと、難解な。

    0
    2021年01月25日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    「人はいつ死んだことになりますか?」オックスフォード大学・医学部面接試験。
    日本では、1月により思考力を問われる「共通テスト」にかわるが、毎年問題を作成する先生方の努力と緊張感は並大抵のことではなく、入試は大学の最重要事項である。模範解答のない問いへの受験生の思考をどのように採点するのか?気
    になるところはあるが、討論や議論の力をじっくりと見ることも一考する価値があるように思う。

    0
    2020年10月29日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    哲学的なことや心理学的なことを考えることが好きな人は読んでみると楽しいかもしれません。
    「もし全能の神がいるとしたら、彼自身が持ち上げられない石を造るは可能でしょうか?」
    「カタツムリに意識はあるでしょうか?」
    「人はいつ死んだことになりますか?」
    などなど十人十色な解答がある問題ばかりに、筆者なりの解説をしています。
    一番なんだこれ?と思った質問は
    ケンブリッジ大学の「あなたは脳のどこが一番好きですか?」とういもの。
    なによりも驚くのはその質問者のユーモアではないかと思います笑

    0
    2019年03月03日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    前作未読。
    表題の2大学で出題された問題について筆者の考えを綴った本。
    一見えっ?という問いでも考えると色々な切り口がありますね。
    「月はグリーンチーズで出来ていると思いますか?」「人間にはなぜ目が二つあるのですか?」「ここに一枚の木の皮があります。これについて話してください。」等々。出題が面白い。

    0
    2018年11月11日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    議論のトピックにはなる。これで合格不合格を決めるとして,評価の観点はどうするのだろう。水平思考と垂直思考を展開することらしいが,受験者数が多いと大変だろうな。いわゆるフェルミ推定の問題が多い気もする。論の説得力が問われるのかな。
    「あなたは脳のどこが一番好きですか」「あなたならリンゴをどう説明しますか」などが問いとして目を引いた。ただ好みを言ったり説明しても面白くないだろうから,どうプレゼンするかが知的に刺激的だ。

    0
    2018年06月21日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    オックスフォードとケンブリッジの入試に実際に出た問題とその解答例が、まとめられてました。
    考える力をなくした頭では考えることができず、解答例を見てそういう考え方もあるのかと思うのがやっとでしたが、少しは頭への刺激になったような気がしました。

    0
    2018年06月13日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    省略

    <内容>
    確かに考えさせられる問が並ぶ。たとえば、「自分の腎臓を売ってもいいでしょうか?」「自分を履行だと思いますか?」「幸せだ、とはどういうことですか?」「木を描くとします。その木は現実のものですか?」答えられそうなものから倫理的・哲学的なもの、科学的なものなど様々…。考えなら読んでいくことをお勧めする。

    0
    2018年06月04日
  • オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題 「あなたは自分を利口だと思いますか?」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こんな入試問題あり? 一筋縄ではいきません!

    話題だったので。どうしてこんな入試問題が、と思いつつ、最後の解説を読んで腑に落ちるところも。論理的に討論することが、人生や仕事の上で必要だと考えられているからだ。オックスブリッジ出身の人は、政治家だったり社会に大きな影響力を持つ人になる。そういう人は、自分の意見をきちんと述べられないとダメだから。ちなみに、昔はもっと変な質問があったらしいが、今は専攻分野に関するものが多いらしい。それは、公立校にあまりに不利だったから。確かに私でもオックスブリッジに行くのは、パブリック・スクール出身が多いかな、という印象をもっている。教育の機会均等はひとまず置いて

    0
    2018年05月13日