マーカスウォールセンのレビュー一覧

  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    ガレージが生んだITイノベーションに倣い、バイオをラボで行うものではなくDIYできるものに変えようとしている科学者たちの物語。

    上記のストーリーだけでなく、これまでのバイオを作ってきたメンデルの実験、DNA二重らせんの発見やコーエンボイヤー特許とGenentec、クレーグベンダー、23&Meに関す...続きを読む
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    かつてスティーブ・ジョブズは「文系と理系の交差点に建てる人にこそ大きな価値がある」という話を聞いて、その道を志すことを決心したそうだ。すなわち人文科学と自然科学の交差するところに、自身の活路を見出したということである。

    その感覚の正しさは、現在の世の中の趨勢を見れば火を見るより明らかなのだが、ステ...続きを読む
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    明らかにメイカーズを意識した内容だけど、その技術の凄さよりも人物紹介に重きを置いているので、とても頭の良い人たちなんだなとは思うが、どれだけ凄いことをしているのかはよく理解できなかった
    とはいえ必読な書籍であることには変わりありませんが
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    DNAを利用するようなバイオ技術は既に大規模な研究機関や大学で行うものではなくなりつつあり,キッチンやガレージで趣味で行うことができるレベルに達しつつある.このような現状において,黎明期の草の根のコンピュータソフトウェアの開発と,その相似性を指摘するのが本書である.

    本当に誰でも自由にDIYでDN...続きを読む
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    アップルのコンピューターはガレージから生まれ、リナックスはオープンソースと言う新しい取り組みでプログラムを進化させた。バイオテクノロジーと言うと閉ざされた世界というイメージだが、バイオハッカーはコンピューターとバイオテクノロジーは似ているという。DNA検査はガレージで出来るし、ヒトゲノムのような遺伝...続きを読む
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    アメリカの話だけど、バイオの世界にオープンソースみたいな動きがあるというのが面白い。一番縁遠い様な気がするのだが。品川。
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    目次
    PARTⅠハック/オープン
    第1章シンプルな遺伝子検査
    第2章アウトサイダーのイノベーション
    第3章バイオハッカーの源流
    第4章自分で科学する
    第5章途上国のためのバイオテクノロジー
    第6章価格を下げてハードルを下げる
    第7章遺伝子組み換え作物はだれのため?
    第8章遺伝子操作の所有権はだれのも...続きを読む
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    近年アメリカで勃興しつつある、新しいタイプの"分子生物学者"たちの活動を描いた本。ただし、"分子生物学者"という表現は正確でないかもしれない。というのは、彼(女)らは「学者」と聞いて一般的にイメージされるような大学の教員でもなければ、企業で研究開発に従事する研究者でもない*1。キッチンで培養した細胞...続きを読む
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    <キッチンからバイオを! 「日曜大工」研究の裾野を広げよう!>

    タイトルも副題も余り親切ではないと思うのだが、つまりは、公的機関や企業などの大きな組織に属さないアウトサイダー科学者としてバイオ研究を実践している人々についてのレポートである。自由な発想で新しいバイオ研究を行っている多くの「DIY」研...続きを読む
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    全体の率直な感想としては、こんなに進んでいるのか!と驚く場面よりもまだまだ入り口にうろうろしているだけなんだな…、と感じる場面の方が多かった。
    また、バイオパンクの思想の根底にはソフトウェアの分野で起こったオープン、シェアと同じことが遺伝子でも可能である、という考えがあるという指摘が(良い意味で)頭...続きを読む
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    確かに、遺伝子の切り貼りは台所レベルの温度管理と材料と酵素があればできるけれども、町中でインフルエンザの研究されても困るだろう。特に変な人達が研究しだしたら収集がつかない。
    研究機関では、専門知識を持った人がレベル4の陰圧設備の中で実験しているのだから・・・。いかにもアメリカ的な主張だが、リスクが高...続きを読む
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    最近バイオ(生物学)の世界がにぎわっていて、次のビジネスのトレンドとしてバイオが来ると言われてたりもするので勉強のためにKidleで購入。

    本作は、企業ではなく個人として「DIY生物学」を実践するバイオハッカーにフォーカスしている。

    IT業界において(IBMやOracleのような大企業とは違い)...続きを読む
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    『MAKERS』のバイオテクノロジー版ならバイオパンクでしょ!っていうノリ。
    でも『オープンサイエンス革命』みたいなどっちかっていうとバイオインフォマティクスのようなコンピュータ使ってっていうドライベンチでなく、実際に遺伝子操作のようなバイオ実験をするウェットベンチを普通の人が自分の家でっていうのは...続きを読む
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    パンクとは、何であれ自分が達成したいと思うもの。コンピュータ技術が敷衍したように、これからはバイオ技術もハック対象になることで、更に進歩する。

    バイオハッカー達を信頼できるかという問い。人類としては、人類の集合知を信じるしかない。
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    遺伝子工学をDIYでやってしまう在野の科学者達のお話−バイオにおいてもオープンソースがイノベーションを生み出す可能性は大きいが、安全面・倫理面の課題も大きい。
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    遺伝子工学の歩みは、起源はそれより古いのにITに良く似ている。
    性善説に則るハッカーは悪意によって動くクラッカーや無知・無理解、既得権による迫害を想像できない。
    彼らがこの世界の醜悪な特許システムを打破できるかといえばおそらく出来ないだろう。
  • バイオパンク ―DIY科学者たちのDNAハック!
    本書は分子生物学、遺伝子工学の最前線に関する本である。

    分子生物学というと、大学の研究機関、政府機関、大手製薬会社などのいわゆる産官学での研究が主流で、何重にもセキュリティがかかったラボの中でひっそりと実験が行われていると考えるが、本書の主役であるDIY科学者は例えば終えのガレージから生物学にイノ...続きを読む