マーカスウォールセンのレビュー一覧
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かつてスティーブ・ジョブズは「文系と理系の交差点に建てる人にこそ大きな価値がある」という話を聞いて、その道を志すことを決心したそうだ。すなわち人文科学と自然科学の交差するところに、自身の活路を見出したということである。
その感覚の正しさは、現在の世の中の趨勢を見れば火を見るより明らかなのだが、スティーブ・ジョブズが決心したのは、もう何十年も前のことである。以降、新しい交差点はいくつも出来て、中には消えていったものもある。
本書で紹介されている内容は、その新しく出来た交差点の中でも最もホットな領域にあたるのではないかと思う。それが生命科学と情報科学の交差点である。発端は2003年のヒトゲノム -
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アップルのコンピューターはガレージから生まれ、リナックスはオープンソースと言う新しい取り組みでプログラムを進化させた。バイオテクノロジーと言うと閉ざされた世界というイメージだが、バイオハッカーはコンピューターとバイオテクノロジーは似ているという。DNA検査はガレージで出来るし、ヒトゲノムのような遺伝子情報もオープンソースにしたほうが解読が進み世界に貢献すると言う立場だ。
今では自分の遺伝子情報を調べたければ、キットを買って綿棒で口の中をこすりそれを送るだけで出来る。さらにはDNAを複製することはそれなりの専門知識があれば自宅ででき、ケイ・オールは中古のサーマルサイクラー(温度を上げたり下げたり -
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目次
PARTⅠハック/オープン
第1章シンプルな遺伝子検査
第2章アウトサイダーのイノベーション
第3章バイオハッカーの源流
第4章自分で科学する
第5章途上国のためのバイオテクノロジー
第6章価格を下げてハードルを下げる
第7章遺伝子組み換え作物はだれのため?
第8章遺伝子操作の所有権はだれのもの?
第9章リスクのない医学の発展はない
第10章キッチン発のイノベーション
PARTⅡリード/ライト
第11章生命の言語を読む
第12章生命の言語を書く
PARTⅢセイフティ/リスク
第13章バイオテロ
第14章アウトブレイク
PARTⅣライフ/サイエンス -
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<キッチンからバイオを! 「日曜大工」研究の裾野を広げよう!>
タイトルも副題も余り親切ではないと思うのだが、つまりは、公的機関や企業などの大きな組織に属さないアウトサイダー科学者としてバイオ研究を実践している人々についてのレポートである。自由な発想で新しいバイオ研究を行っている多くの「DIY」研究者を追う、なかなかエキサイティングな1冊である。
どの分野でもおそらくそうなのだろうが、組織に属して研究を行うということは、時に、さまざまなしがらみを背負い、承認やら申請やら予算やらといった諸々のことに縛られる一面を持つ。
コンピュータ業界に関していえば、ジョブズは元々ハッカー集団の一員だった。 -
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最近バイオ(生物学)の世界がにぎわっていて、次のビジネスのトレンドとしてバイオが来ると言われてたりもするので勉強のためにKidleで購入。
本作は、企業ではなく個人として「DIY生物学」を実践するバイオハッカーにフォーカスしている。
IT業界において(IBMやOracleのような大企業とは違い)ガレージからAppleが生まれたり、学生寮でFacebookが生まれたようなことが今後はバイオ業界(医療・製薬)の世界でも起こるという。
自分の知らない世界における、イケてる研究者たちの活動が垣間見れた。
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Memo
整形の設計し地所であるDNAコードはコンピュータのプログラミングに使 -
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Posted by ブクログ
本書は分子生物学、遺伝子工学の最前線に関する本である。
分子生物学というと、大学の研究機関、政府機関、大手製薬会社などのいわゆる産官学での研究が主流で、何重にもセキュリティがかかったラボの中でひっそりと実験が行われていると考えるが、本書の主役であるDIY科学者は例えば終えのガレージから生物学にイノベーションを起こそうとしている。かつて2人のスティーブがIT業界に対してそうしたように。
例えば自分の唾液を送るとDNA配列をメールで返してくれるサービスや、DNAの合成に必要なタンパク質の合成を行うサービスなどが現在すでにある。Googleのファウンダーであるサーゲイ・ブリンの妻アン・ウォジツキ