宮竹貴久のレビュー一覧
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セックスに纏わる話が中心。でも、ほとんどは昆虫の話。
不思議なセックスの話。我々が当たり前だと思っていたことが実は当たり前でなかったりする。性転換は昆虫の世界では当たり前の話なのだ。Posted by ブクログ -
おもしろいと思うことがまず大事。好きこそものの上手なれというのは真理だ。やってみなければ始まらないのだから。
地味で根気のいる作業だと思われるが、著者のワクワク感が伝わってくる。とことん研究してきた先に、人間の生活にも役立つ可能性が見えてくるが、始めからそれありきではない。
研究にすぐに結果を求め...続きを読むPosted by ブクログ -
「死んだふり」を調べてみたら面白いかも。興味をもった著者が研究をしていく。
調査のしやすさと研究事例の多さから虫について調べてみる。検証していくうちに、じゃあこれはどうなってるのか?と出てきた疑問についてどんどん調べていくのが面白い。
研究が深くなるにつれ他の分野の専門家に協力を仰ぐことで学問がつな...続きを読むPosted by ブクログ -
「死んだふり」で生きのびる
~生き物たちの奇妙な戦略
岩波科学ライブラリー314
著者:宮竹貴久
発行:2022年9月13日
岩波書店
死んだふりの研究が盛んになったのは、2004年に著者が死んだふりが生きのびる戦略として有益であることを実証してから。著者は25年間、死んだふり研究をしているが...続きを読むPosted by ブクログ -
子孫を残せれば、生物学的には成功!
世間からの目、普通、自分の中の道徳、上司、人間関係など、色々なものに遠慮しながら、空気を読みながら、生きづらくなってしまったヒトへ。
進化生物学の視点から見てみると、意外となんとかなるかもしんない。後にしよ。今は黙っとこ。あのひとにまかせとこ。生きづらい季節...続きを読むPosted by ブクログ -
<目次>
はじめに
第1章ドーパミンが生き方と求愛を決める
第2章がんばるオス
第3章オスががんばるとメスはどうなってしまうのか?
第4章そして性的対立が生じる
第5章愛の最終決定権を握っているのはメスである
第6章愛はタイミングで決まる
第7章オスとメスの決別
終章性的対立とは何か
おわりに
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昆虫や動植物が進化の過程で獲得した形質についてわかりやすく解説した本。
ところどころで進化生物学の見識からの、人間組織でのふるまい方についてのうんちくが語られるが、必ずしも的を射ているとも思われず、著者が好んで入れたものか、編集方針によるものか不明。Posted by ブクログ -
進化生物学の先生がおかきになった本。
進化生物学自体はダーウィン以降に始まった比較的古い学問分野だが、当初は「生物というのは種の保存のために頑張って生きている」という考え方だったものが、1970年代に主では無く遺伝子が生存競争の中心であるという考え方が生まれた。リチャード・ドーキンスが提唱した「利己...続きを読むPosted by ブクログ -
先送りより、昆虫や動物の生態や生き残りをメインにしている
上司を捕食者、部下をエサに例えていて笑えた
すぐ結果を出そうとせず、先送りにする事情がわかり、少しホッとした(笑)Posted by ブクログ -
子供の頃から生物の生態を書いた本が好きだった。この本もそのカテゴリーの属すると思うけど、表現にちょっと飛躍しすぎかな。
敵に襲われたら死んだふりをする虫がいるから、上司に難題を投げかけられたら、先ずは先延ばしにした方がイイ。
うーむ、、、Posted by ブクログ -
「進化」ということや、「寄生」と「共生」ということを考えるきっかけにはなる。
「先送り」や「死んだふり」みたいなことが、生物が生き残るために有利に働くときがあるということが理屈としてよくわかる。
ただ、いろんなことを現代社会に置き換えすぎるのが少しうっとうしい。(それがこの本の狙いなのだろうけど...続きを読むPosted by ブクログ -
著者は「死んだふり」の研究で有名な進化生態学の学者さん。昆虫の生存戦略に学ぶサラリーマンの処世術!って無理あるやろ。。。そりゃ足はそっちのほうが多いけど、脳味噌はこっちのほうが大きいし(-_-)
専門とされてる生態学の話はホンマ面白いんやけどなあ。例えば、ある種の昆虫はいくつかのDNAスイッチを持...続きを読むPosted by ブクログ -
内容情報
[日販MARCより]
生物のオスとメスは、繁殖をめぐって激しく闘争している。21世紀の生物学界を沸かせ続ける「性的対立」について、その驚きに満ちた事例を次々に紹介する、迫真の最新レポート。
[BOOKデータベースより]
動物のオスとメスが出会い、愛し合って子どもを作る―。あなたがそう思...続きを読むPosted by ブクログ