永井明のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
野口の手術のトラブル
バウマンの発作という大トラブルに立ち向かうバチスタチームの見事な手術が作品の集大成の手術と言えると思います。正直次の手術はエピローグ的な意味合いが強いと考えてます。
真悟くんの行動は個人的にはイマイチ理解できてないのでもう何回か読み返す必要がありましね。 -
Posted by ブクログ
「ぼくが医者をやめた理由青春編」3
著者 永井明
出版 角川文庫
p18より引用
“しかし、あっちにふらり、こっちにふらり、一ヵ月もするとす
ぐに気が変わった。ただ不思議と、医者になりたいと積極的に思
ったことはない。”
元医者である著者による、著者の医学生時代の思い出を綴った
一冊。
進学課程の頃の話から卒業試験の頃の話まで、実際に経験した
人にしか出せない現実感でもって書かれています。
上記の引用は、大学受験時代の話での一文。
こんな風に思っていても最終的に医者になれるのだから、著者は
医者の才能がしっかりあったのでしょう。もしくは大変な努力家
だったのかと思います。
結局 -
Posted by ブクログ
「ぼくが医者をやめた理由」3
著者 永井明
出版 角川文庫
p135より引用
“医者が進歩の名のもとに頑張ると、ろくなことがない、という
のがぼくの実感だ。”
元医者である著者による、自身の若かりし頃の経験を綴った一
冊。
苦手だそうな注射の話から手術に関する話まで、直接関わった人
にしか出せないであろう現実感で書かれています。
上記の引用は、手の施しようがない患者について書かれた話で
の一文。先だって紹介したがん検診の本と合わせて考えると、随
分考えさせられる一言です。
p19に著者が病院に勤め始めた時の給料の額が書かれていますが、
その金額に時代を感じます。
病院での出来事が