有吉玉青のレビュー一覧

  • ルコネサンス

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    28年ぶりに再開する父と娘。
    正直な二人のぎこちなさが少しずつ近づいて、人として、男性として、父として娘(珠恵)との関係が再構築されていく。
    それと共に病も進んでいくのが切ないけど、穏やかな日々を過ごす。
    征太郎との結婚や義母との関わりも交えてあり、普通の感覚で読めた。

    「ルコネサンス」はフランス語で、「再認」「偵察」「踏査」など

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    2022年07月16日
  • キャベツの新生活

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    今読み終わったところ、解説を読んで評価出来なくなった。アパート焼失とか湾岸デザイナーズマンションで寝袋生活とかリアリティーがなくシラケながら読んでいたのは迂闊だった。

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    2022年06月25日
  • キャベツの新生活

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    何年か前に読んだ本を改めて読んでみた。
    最後の最後で、ああそうだったのかと思い、それなら、これまでの物語はどういうことだったのか、もう一度事実を分かった上で読み直すと、別の観点で面白いかもしれない。

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    2021年07月27日
  • 恋するフェルメール 37作品への旅

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    フェルメール作品が好きで古本屋で手に取りました。

    フェルメール作品を愛しつつも自然な構えで、正直に楽しんでいる著者の様子が伺えて楽しいエッセイだと思います。

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    2021年03月18日
  • 美しき一日の終わり

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    ネタバレ

    究極の純愛と思ったが、最後に覆されてしまう。
    純愛のまま綺麗な形で終わった方が、印象に残っただろう。

    読みやすい丁寧な文章に、惹きつけられた。
    他の著書も読んでみようと思う。

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    2017年11月19日
  • 月とシャンパン

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    20代、30代、40代それぞれの恋愛
    『スパーク』なんの問題もなく女子大卒業後見合結婚、無事子育ても終わり…でも夫は仕事が忙しく、子どもたちはそれぞれの生活が…そんな時偶然元カレに再会…元カレにふられて帰ってくると、家族の優しさを感じ、さらにダンナに抱きしめられ、優しい言葉をかけてもらうけど、『もう夫に恋はできない』元カレとの偶然の再開で、恋によって生きられることを知り、死ぬまで恋したい。恋を探そう…瑞江さんがんばれ〜

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    2017年01月11日
  • 恋するフェルメール 37作品への旅

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    まさしくフェルメール絵画への想いの詰まった作品。結局「芸術について語った」訳ではなく、そこに源泉を発する様々な、そして行き着く所は熱い感情の素直な吐露です。
    それくらい愛を感じる対象があるっていうのは羨ましいもんですし、まぁお父上の願いそのままを具現化した愛娘のエッセイではないでしょうかね。

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    2016年11月02日
  • キャベツの新生活

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    最後がまさかそうきたか~って感じですね。
    そして、読む前に解説を読まないでくださいという解説を読み終わった時に読んで、よかったなって思いました。

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    2015年08月13日
  • がんばらなくても大丈夫

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    がんばらなくても大丈夫と書かれているが、本人は、かなり、頑張って生きてきた人で、それだから、言えるので、逆に私は、これほど、頑張れるのか、ここまでの境地に到達できるのかと思ってしまう。

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    2014年02月08日
  • ねむい幸福

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    ささいな事から妻が家出、男の部屋に居座るが何故か頻繁に電話だけはしてくる。一方、夫もスポーツクラブのインストラクターの家に出入りするよあうに…

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    2013年09月17日
  • 車掌さんの恋

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    電車にまつわる5つの物語。
    人生に躓き、傷つきながらもそのことに怒り、足掻く登場人物たちが切なかったです。

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    2012年11月16日
  • 車掌さんの恋

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    表題が『車掌さん』になっているせいか、短編すべて駅にまつわる話でした。
    さすがに車掌は1回だけでしたが、後は乗客。
    …1人、乗客といっていいのか分からない人もいましたが。

    最初の話は、多分娘なのだろうな、と。
    そう思う前に思ったのは、そんなに簡単に乗り込めるものなのか、です。
    関係者ではないから入ってはいけない場所、と思っているので
    入るの事態に、かなり抵抗があるとは思いますが。
    景色、よさそうですよね…w

    景色よさそうといえば、最後の話。
    一面の花畑で、何時か会える妻を待つ。
    その状況を想像するだけで、何だか幸せな感じがするのですが
    寂しい感じもしました。
    何故か、と言われても分かりませ

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    2012年01月02日
  • 風の牧場

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    装丁にひかれて購入。美名子さんの思いに共感できず・・・いまいち。
    共感できるかどうかが大切なわけではないけど、ずっとわかならいままきた両親の離婚の理由や美名子さんと大輔さんの関係とかなんかどれも中途半端な気がしてしまって、うーん・・・。

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    2011年03月16日
  • 恋するフェルメール 37作品への旅

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    旅の記憶を辿って読み始めた本。
    作者のフェルメールへの深い愛が感じられて好感が持てる。
    少し暑苦しい気もするけど、作者自身がフェルメールへの逢瀬を重ねるうちに、考え方も変化して行くのを見て取れて「好きになるってそういうことだよなぁ」と感じさせられる。

    それにしても、ハーグに行ったのにフェルメールに「会わなかった」事に改めて後悔。
    アムステルダムで「牛乳を注ぐ女」を見て、強く惹かれたのに。
    その時はフェルメールを見るのがなんだかミーハーな気がしたし、「真珠の耳飾りの少女」が日本に来ていたばかりで、見てもいないのに十分な感じがしていた。
    本物を見ると見ないでは、天と地ほどの差があるし、一枚の絵を

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    2011年01月29日
  • 車掌さんの恋

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    電車や駅が絡む恋愛(もどきを含む)をテーマにした短編連作。でも爽やかでも初々しくもなく精神的に自分勝手で未熟な中年の恋愛話。なので一筋縄のシンプルな感じではなく、いろいろ混みいっています。

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    2010年07月24日
  • キャベツの新生活

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    「覚えておかなくちゃ。キャベツのこの腕の感じ、私の顔のはまり具合、暖かさ、香り、ぜんぶぜんぶ覚えておかなくちゃ」

    本を読むにあたってこんな注意はおかしいけれど。
    一冊まるごと読むこと。
    飛ばしたり、流したりしないで、きっちり一冊。
    それがこの小説を愉しむために必要なこと。

    最初に先ず、自分の住んでいるアパートがきれいになくなってしまった-という衝撃から物語は幕を開ける。
    長い、これからもずっと続くかと思われた恋人との別離。
    コンビニ店員の女性との出会い。彼女の恋愛。彼女との生活。
    そして、ラストの大きな衝撃へとゆっくりと、でも、まっすぐに進んでいく。

    自分の存在の証、他人の存在の証。

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    2010年05月23日
  • 車掌さんの恋

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    車掌さんという身近な存在(笑)だったからこそ
    なんだかおもしろいような

    気がする

    でも最後はうーん


    いろんなひとの想いやなやみがうごめく空間が移動している電車って
    おもしろいな、単純に
    とは思ったけれど

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    2010年01月12日
  • キャベツの新生活

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    あれあれあれ、ってかんじだったけど、
    なんだか伝わってくるなにかには共感するような。
    さいごのほうの八木沼の人生観というか、自分とのつなぎかたという概念はとってもすき。
    というか、そう思ってきたから、そう思いついた瞬間があったから、それが言葉になってて、うれしかった。
    有吉玉青さんの考え方が、たぶん似ていてすきなんだとおもう。

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    2009年10月28日
  • 月とシャンパン

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    これが恋だろうか。
    誰一人として憧れをいだくことのできる女性が出て来ない。
    恋ってもっとなまなましいものだと思います。
    そして強く人を魅きつけるもの。

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    2009年10月07日
  • 月とシャンパン

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    20代から40代の、異なる世代の女性6人を主人公にした短編集です。
    日常にひそむ、せつなくて危うい女心のやるせなさ。。。。。。ちくりと胸が痛くなるような物語でした。

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    2009年10月04日