荒井悠介のレビュー一覧

  • ギャルとギャル男の文化人類学
    黒い肌と白っぽい髪とメイク、露出の激しいファッションで夜通し遊ぶ若者たち。そういうギャルとギャル男、中でもイベント・サークルで活動する人々=サー人を、元サー人の慶応大院生が参与観察した修士論文だそうです。

    イベサーの歴史や実態を説明する1章・2章はそこそこですが、その行動原理や価値観を考察する3章...続きを読む
  • ギャルとギャル男の文化人類学
    その時、その時代、流行廃りはあるが、大概日本の文化、特に若者文化は、形は変われど、大きく変わりなく、同じように過ごして行くもんなんだなあ、と読んでつくづく思った。自分も、もう、気がつけば、十数年も前の話しとなってしまうが、こんなことをやっていた。。から良くわかる。ただ、やはり、刑事事件に発展してしま...続きを読む
  • ギャルとギャル男の文化人類学
    [ 内容 ]
    真っ黒な肌、奇抜なメイクにド派手なファッション。
    ストリートにたむろし、クラブでパーティー―。
    日本を席巻し始めたギャル文化の象徴「イベサー」を、かつて集団のトップを務めた男がフィールドワーク。
    数百人のギャルの肉声から、現代の「未開の部族」の内面に迫る。
    「やっぱり礼儀と学歴は大事」...続きを読む
  • ギャルとギャル男の文化人類学
    いやー、すごいっすね、イベサー。
    そんなものになんの接点もなかった僕だけど、
    大学時代にもっと学べることは本当にたくさんあったように
    思えた。なんだろう。
    ほんとうにいろんなものが、
    いろいろ面白いと思えてくるのなぁ。
    渦中にいるとそんなことには気づきもしないんだなぁ。
  • ギャルとギャル男の文化人類学
    かなり面白かった!
    サークル、イベサーの人たちとはまったく接点がない、
    というか周りでそんな存在を知らなかったので、興味深かったです。
    実は、一流大学の両家の子女が多いんですね。
    知らなかった~
  • ギャルとギャル男の文化人類学
    元・サー人(イベント・サークルのメンバー)=ギャル男による自伝的記憶と取材に基づくエスノグラフィーである。「ギャルとギャル男の…」というタイトルではるが、このような事情により「ギャル男」カルチャーについての記述と分析がメインとなっている。
    本書を読んでいるとどうしてもポール・ウィリス『ハマータウンの...続きを読む
  • ギャルとギャル男の文化人類学
    ギャル・ギャル男というサブカルチャーを文化人類学に昇華?させた一冊。

    何だか、温かい思いと切ない思いが。

    サー人のご発展をお祈り申し上げます。
  • ギャルとギャル男の文化人類学
    文化人類学というよりは、深いフィールドワークを通したルポ。ギャルやギャル男の生態についてよくわかります。サー人の評価基準である「ツヨメ」「チャラ」「オラオラ」は、なにも「サー人」のみに限った話ではなく、意識的・無意識的の差はあれども現代若者の多くに共通する部分があると思った。少なくとも、自分の所属す...続きを読む