奥田民生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
奥田民生さんが、60歳になった今の自分について語ったエッセイ。
バンドブーム世代に中学高校生だった自分にはユニコーンはまさにど真ん中世代かっこよさとかっこ悪さがいい感じで混在している、独特なバンドと言うイメージだったし、もちろん好きなバンドだった。
最近、奥田民生になりたいボーイズを見たので気になって読んだ。
また、YouTubeも見ているので、あのこと言ってんだなぁと思いながら読めるところも面白かった。
気に入ったフレーズ。
無駄の中に宝があるって言う人もたまにはいるけど、経験上、無駄だと思ったものが後で「すげえ助かった。」でなった事は1度もない。
勝手にダラダラ生きてたやつにはみち草に見 -
Posted by ブクログ
30年来の奥田民生ファンです。
ビジネス書のスタイルで書かれていたんですが、楽しめました。
教訓的なこともたくさん書いてあるけど、還暦を迎えるので人生のいろいろを積み重ねているんだなぁ、と感じました。
例えば
苦手を克服するより仲良くなろうとする
無理はしなくていいけど、無気力は危ない
「長所」「短所」は他人が決める
クヨクヨしてもなんとかなる
やらなかった後悔が一番悲しい
とか。
個人的にはやらなかった後悔が一番悲しい、に共感。ただ奥田民生は、いつでも行けると思っていた焼肉屋が閉店してしまってのこと、っていうのに笑ってしまいました。
あと運動するためにトイレを1キロ先に作りたいって -
Posted by ブクログ
私の中で神レベルに崇め奉っている有名人が何人かいるが、その最たる存在。ユニコーンは解散してから好きになり、ロン毛の民生さんがカッコ良すぎて最後の4946ツアーのVHSは擦り切れるほど見たなぁ。ソロの時も好きだったけど、ユニコーン復活のシークレットライブに当選して会社休んで見に行って、昔のユニコーン時代の歌を歌った時には涙ぐみそうになったなぁ。椎名誠さんの本の感想でも書いたのと同じく、私の中で憧れの「オトコ」像。
さて、本書では、椎名誠さんの本の感想と同様、歳を取って、特に身体の衰えを感じ、それに困惑しつつも決して気張りすぎず今までとスタンスを変えずに生きていくぞ、という宣言(?)が底流にあると -
Posted by ブクログ
ユニコーンが好きでソロになられてからは、そのライフスタイルに憧れていた。
力まず興味あることに没頭している姿がかっこいい。こんな還暦を迎えられたら最高だな。
本書にはビジネスマンにも刺さる言葉も多くあったのではないか。
自分のチームがすることには腹をくくる。相手によって態度を変える人より誰といても変わらない人に運がくる。何かを継続するためには時々やらない(距離をとり客観視する)ことが必要。などリーダーとしてや、ビジョンを求められる立場では共感するはず。
最近読んだ他書でも遊びが大事とあったが、更に本書では「がむしゃらに遊ぶ」より、「遊ぶように暮らす」とのフレーズが響いた。
自分としては遊ぶ -
Posted by ブクログ
民生がこんな本を出すなんて、思ってもみなかった。意外。そして、私の中のユニコーン時代の民生のイメージと全然違う。民生、ゴルフするの((((;゚Д゚) ⁈
■50代は経験値は高いけど、手を動かす力は20代の半分位と思ったほうがいい。経験値が上がってできることがたくさん増えても、無理をすると病気になるから「今更ベテランがそんなに仕事するかよ」という空気を出しつつ、なるべく仕事は楽な方向に持っていきたい。←これ、いい(笑)
■声を大にして言うけど、行こうと思ったところには行っておいたほうがいい。行って失敗だったら、それはそれでいいわけだし、いろんなものがいつまでも永遠にあると思ったら大間違いだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレたまには、お気楽に、と手に取ってみた。
著者は自分の作品に年齢に関わるタイトルを付けることがままある。アルバムの『29』『30』は、どちらも買った覚えがある。
なにしろヒット曲の『イージュー★ライダー』のイージューは、業界用語?で、30のこと。30代になっても気楽に行こうと歌っていた。
その民生氏もついに今年還暦を迎えるのかと、しみじみ。
その感慨は、いかに? と読んでみた。
前半の「仕事」や「お金」にまつわる話は、やはり業界人というか、一般庶民感覚とは異なり、共感できるところは少なかった。
が、後半(というか終盤)、健康、メンタルのあたりは良いね。セレブも庶民も、アーティ