マイケルウッドフォードのレビュー一覧

  • 解任

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    休暇を利用して一気に読みました。
    とある監査の本で紹介されていたので、遅まきながら読んでみました(寄り道)。

    ガバナンス・コードが策定された一因とでもいえるオリンパス事件。この「解任」後の状況はほとんど知らないけど、とにかくこれが日本の悪いところの集大成(もたれあい、事なかれ主義、秘密主義)だよねと非常に残念な気持ちになってしまう。曲がりなりにもガバナンスの一翼を担う監査という仕事をしているのだけど、この「ガバナンス」が世界でどう捉えられているか、ウッドフォード氏のこの開示からよく伝わってきます。

    自分がこのような場面に直面したときに、彼のように行動することができるか。彼のように行動するの

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    2015年06月15日
  • 解任

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    『日本人はなぜサムライとイディオット(愚か者)がこうも簡単に分かれてしまうのか』本書の筆者であるマイケル・ウッドフォード氏が「オリンパス事件」のきっかけとなる記事を書いた記者に対して発した問いは重い。 「オリンパス事件」の主要人物として、己の会社を告発し、壮絶なプロキシー・ファイト(委任状争奪戦)を繰り広げたオリンパス元CEOであるマイケル・ウッドフォード氏による手記です。

    僕はかつて、大学時代に唯一まじめに通っていたO教授の講義で、
    「日本のことを理解する上で注意深く見る必要があるのは日本に住んでいる外国人が残したものだ」
    という教えを受けたことがあり、それが時を越えて僕に日本人が「集合的

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    2013年05月05日
  • 解任

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    ぶれない信念のかっこよさ。
    やっぱり組織はその長によって変わる。
    雲の上のやりとりだけに、ぺーぺーはどうすればいいか、考えよう。

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    2012年09月29日
  • 解任

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    これは凄い。みんながこの方と同じ考えを持っていれば、と強く願わずにはいられません。自分も、自らの正義に従って信念を貫き通すことができるだろうか?深く考えさせられる一冊です。

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    2012年06月24日
  • 解任

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     元オリンパス社長マイケル・ウッドフォード氏のインタビューを見て、内部告発に至った経緯を自ら著した「解任」を今さら衝動買い。社長解任動議のあった取締役会直後から日本を離れるまでの描写など非常に生々しいものでした。菊川元会長などオリンパス重役たちの言動も、かなり冷静に分析されていて、それだけに何故彼らがあの様な行動に出るのか理解できないという、当時の動揺や混乱が窺えます。

     巻末に、ウッドフォード氏の協力者だったオリンパス元専務の宮本耕治氏が文章を寄せており、そこに書かれていたキーメッド社創業者レディホフ氏のウッドフォード氏を評した言葉がリーダー論として強く印象に残りました。
     引用すると「企

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    2012年06月01日
  • 解任

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    入り込んで一気に読めた。
    前職を「正しい事をしようとした」ために、退職に追い込まれた自分の経験と重なった。
    「私は彼らが集団自殺に走るレミングのように思えました」という一文に共感。

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    2019年11月27日
  • 解任

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    オリンパス事件は、日本のガバナンスの歪みを象徴する事例であることがよく分かる。大株主が銀行など日本の大手企業である以上、ガバナンスなんていつまでも画餅のままなのではないかと思えてくる。最後の宮田氏が語るエピソードはなにより経営の本質を語っているように聞こえる。

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    2016年05月21日
  • 解任

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    ネタバレ

    オリンパスの事件は世界に大きな衝撃を与えた。
    たまたま、大王製紙の報道が重なったこともあり、日本企業のガバナンスが甘いという印象を世界に与えてしまった。
    新聞報道もなされていたことなのだが、本書を読むことで、事件の詳細がよくわかる。内容は具体的で、「生々しい」。

    オリンパスの事件は日本の企業に強烈な「教訓」を与えたとみるべきである。報道や裁判にならずとも、同様の行いをしている企業がまだあるのではないか。オリンパスが失墜させたのは「オリンパスの信用」ではなく、「日本企業全体への信用」であると考えるべきであり、日本企業は今一度、ガバナンスや内部統制、監査について見直しをすべきである。

    不正や違

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    2013年09月03日
  • 解任

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    ウッドフォードさんの人柄がよく出ている文章です。透明性を持ってことに当たる。アカウンタビリティを意識してことに当たるということを徹底していたのだと思います。文章も難解さがなく読みやすいです。

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    2013年01月07日
  • 解任

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    日本の特殊性をとても悪い方法で世界に示してしまったオリンパス。まだまだ謎な部分が多すぎるけどこれ以上公に真相が解明されることはあるのだろうか。これだけ大きな闇を抱えていながら、完全に自分たちの仲間ではないウッドフォード氏を社長に昇進させた菊川の考えは何だったんだろう。支払われた現金はどこへ?

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    2012年12月09日
  • 解任

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    オリンパス事件については、ほぼリアルタイムで触れていましたが、あらためて振り返ってみると本当にやりきれない事件であると感じます。このウッドフォード氏の回想を読むに、もう少し早い段階で不正の存在を認めていれば・・という思いを新たにいたしました。
    印象深いところをいくつか。
    「反対意見が無く、お互いを褒め合い、同意し合うだけ。彼らが経営判断を誤った下地でしょう」
    「日本のサラリーマンはロボットのように仕事ばかりしているわけではありません。」
    FACTAの報道がきっかけになったとは言え、ウッドフォード氏の存在なくしてはこれほど早く不正が明らかになったとは思えません。日経新聞を始めとした既存大メディ

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    2012年08月26日
  • 解任

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    元オリンパスのCEOマイケルウッドフォードが内部告発者になってしまった経緯を本人が書いた本。
    体験した本人だからこその迫力があり、一気に読める。

    そして、オリンパスへの復帰をあきらめた理由もこれを読んで納得した。

    また、彼がエリートではなく、イギリスの会社に就職しその実力を見抜いた社長に、どんどん実践の場を与えられ、その期待に応えていく中で、若くしてその会社の社長になった事やその会社がオリンパスと資本関係があったため、欧州オリンパスの要職を歴任して、オリンパス本社の社長になったと言うかなりたたき上げの社長であると言う事を初めて知った。

    海外の基準で見た日本のビジネス習慣に関する違和感は我

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    2012年08月03日
  • 解任

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    ネタバレ

    オリンパスのお家騒動が明るみに出た時には僕も外国人社長のやり方がオリンパスの社風に合わなかったのだろうと勝手にいいように考えていたが,ウッドフォード氏は真にオリンパスのことを考え,自分の身を削ってまで正義を追究した。彼でなければできなかった改革であると思う。

    日本人の技量とは裏腹にこういった癒着のような文化は日本に根づいてしまっているのかもしれない。
    これを機に日本が良くなることを切に願う。

    Thanks Michel!!

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    2012年06月28日
  • 解任

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    例のオリンパス元CEOウッドフォード氏の手記である。英の販売代理店経由とはいえ、オリンパスグループ内の生え抜きだった同氏が日本人取締役たちの手によって解任を受ける始終とその後の委任状争奪戦、そして社長復帰をあきらめる本年3月の時点までの出来事がヴィヴィッドに記されていた。メガバンクからの新社長を抱えて再出発となったオリンパスの事は心配していないという。大笑いしたのは、「何千という優秀な技術者を抱えており、トップがそれほど有能でなくても、それなりの成果を残せるポテンシャルがあります。」の一文。髙い能力を持つ製造業の一つの代表のオリンパス、そして更なる成長と改革の可能性を持つ日本への愛情にあふれた

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    2012年05月31日
  • 解任

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    オリンパス事件の当事者が語っているということで非常にスリリング。書いてあることはほとんど事実なんだろうけど、これだけの事件になってしまったにも関わらず日常業務は普通に進めていたということや、執拗に「日本に帰らない」と言い張ったのはよくわからない。多分にご本人の危機管理能力にも疑問符があったからこそ解任という結果なんだろうけど、オリンパスという会社は変化を求めてなかったのかもしれないなぁとか思ってしまった。

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    2014年03月01日
  • 解任

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    企業に勤めていれば、1つや2つ知りたくない事実を知ってしまい、それを呑みこんでおくか、吐き出すか迷うものである。

    もし自分が、著者と同じくらい重大で悪質な会社の事実を知ってしまったら、著者と同じ行動を取れるか、という観点で読むと、非常に勇敢で正直で正義の塊のようでその異質な信念の強さを持ち合わせてなきゃ無理だろうと思う。そして、その欠片程度しか自分にはないな。

    企業人たる者は、会社にとって正しいことをすべきであり、その結果が社会貢献であり、利益の追求である。著者の行動が会社にとって正しいのかどうかは、これからのオリンパスにかっかっている。

    カメラも作っているメーカーだけに、将来へのピント

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    2012年08月21日
  • 解任

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    組織のもつパワーの脅威を感じた。また多少おおげさな表現もあるのだろうが、マイケル氏の正義感と責任感、勇気はすごい、と思った。

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    2012年06月08日
  • 解任

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    GWに読書。ウッドフォード前CEOの内部告発の是非よりも、ビジネスマンとして、自分の身の回りは清廉潔白でいたいと思った一作。
    内容として、著者以外の客観的事実が記されていないので、オリンパス事件の真相を知りたい方には少し不満な内容。

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    2012年05月07日