川渕圭一のレビュー一覧
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小説ではなく、参考書的な位置づけ。国語って楽しいよ、東大の現代文って面白いよ、といったような事がなんとなく理解できる本。
ただ、問題文を解説しきれていない感も結構あるので、本格的な参考書として扱うのも難しい感じの本。Posted by ブクログ -
昔の研修医って、今よりも大変だったんだね。
それでも、この人、すごい。
受け入れるだけでなく、ちゃんと自分で考えて、それで、行動してる。
なかなか、できないことだと思う。Posted by ブクログ -
37歳で医師になった川淵先生のエッセイ(?!)
ドラマ化された部分もあるが、ドラマは作られ過ぎた部分が多く「こんな医者いないよ!」と思って観ていた。
こちらの原作は事実に基づいており、医療者も違和感なく読める。
10年以上医療に携わって来て、少しずつこちら側(医療者側)の考えになっていってきている...続きを読むPosted by ブクログ -
ドラマの原作。
「37歳で医者になった僕」というドラマ。でもドラマ自体は全て見たわけではないのですが・・・。
医療系のものって結構好きで、この本も実家に転がっていたもの。
実話をもとにした話らしく、ドラマよりも感動度は低いだろう(ドラマはほとんど見ていないけど、設定が)が、一人称でさらっと読めてな...続きを読むPosted by ブクログ -
日記風のものより、大変読みやすかったです。
どちらにしろ、完全な事実を伝えるので無ければ、小説として完成させてほしいと思っていたので、私は前作(?)と似た内容でも満足でした。
お医者さんは大変だ。なるべく医者にかからないように、自分で自分を守らなければ。
先生と呼ばれるほどの○○でなし。Posted by ブクログ -
主人公たちの病院の体制や教授たちの考え方に疑問を抱く様子や、自分がどういう道に進むのかを悩んだりする様子がよく書かれていたと思う。
所々、台詞がなんだかベタすぎる感じがした。Posted by ブクログ -
弱気な37歳のお医者さん。
「先生」と呼ばれる彼らの葛藤や弱さを垣間見ることができたように思います。面白かった。
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「先生」と呼ばれるたびに、自分がにせ医者のように思え、どこかに隠れたくなってしまうくらいだ。
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こっちは小説なんだけど、作者そのままに近いのかな?
こう云う実態は打破されないのでしょうねえ・・・
困ったことです
この作者の話を読んで一番共感したことはFさんの言葉
「患者を第一に考えるのは大切だけど、同僚たちともそこそこ仲よくやっていかなければ」
ほんま、その通りと思いますよ、先生Posted by ブクログ -
前巻に比べちょっと残念。
結局二足の草鞋を履くことになった主人公(前作とは違う人物だけれども、作者の投影なので)は、患者と付き合っていく持論からはある意味最もかけ離れた、アルバイトの健康診療医になってしまった。Posted by ブクログ -
前作は自伝的だったけれど、こちらはより小説風になっているので、小説として読むにはちょっと物足りない感はありますが、内容的にはやはり考えさせられました。ドクターたちのハードすぎる日常にも…Posted by ブクログ
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職業柄、医療系の本には何となく手が伸びてしまう。
こういう考え方の医者ばかりだと、それはそれで大変かもしれないけど、こういう考え方を持った医者が少なからず居るということが、素直に嬉しい。
最近、ちょっと悩んでいる事の答えが少し見えてきそうな気がした。Posted by ブクログ -
今でこそ患者や家族の意志を尊重した医療があるけど、作者が研修医だった頃にこの内容を実践していたのはすごい(o^^o)
介護分野で仕事をしてる者としてはこんな先生いっぱい出て来て欲しいです。
内容は終始ホンワカしてます。
あまり波もなく…。刺激を求める方には物足りないかも。
私は好きだけど。Posted by ブクログ -
2014年4月から、草薙くんが主演でドラマ化。
この研修医の話は古く、最近の研修システムとは異なるため、今後意志を目指す人にはあまり参考にはならないと思う。
こんな研修医が同期にいたら仲良くはなってないと思うが、私も似たような環境の研修医時代だったのでとても同感できた。特に、単なる雑用係としてしか...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ、第一弾、第二弾…と来ていきなり雰囲気が変わった!というか、今まで割りとストレートに『言いたいこと』を書いていたのが、エンタメ性の高いものになったということなのか…一番最初の印象な、(本が)薄っ!!…な感じでしたが、一気に読めました。作者の言いたいことは一貫して変わりないのだと思います。Posted by ブクログ
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超エリート研修医って聞くと、やっぱりツンツンしていて患者の感情など気にせず、治療、延命に邁進する。そんなイメージが湧きます。
思いやりはあるけど下手な医師か、腕は良いが人間味のない医師。
直る見込みのある病だったら後者に、不治の病だったら前者がいいなぁ 等と思いながら読んでいました。
人間味がある優...続きを読むPosted by ブクログ -
白い巨塔が真っ先に頭の中に映像として浮かんでくる。
その世界では落ちこぼれと定義付けられるような研修医が主人公。
内科医だったらこんな医師がいいと感じますが、脳外科医だとしたら、エリート医師に手術して欲しいと感じるのは我が儘でしょうかね。医師を神格化してはいけないと学びました。
フリスビーで遊ぶ学...続きを読むPosted by ブクログ -
医師二人の生き方を描いた物語。
実際あった出来事や人物をモデルにしているんでしょうか。
小説というにはたどたどしく、ノンフィクションというにはストーリー立っている。
作中祐太が語っていますが、「医療の闇を描くより、明るい話が書きたい」の言葉通り読後感は爽やか。
特別な事もない日常がなかなか面白かっ...続きを読むPosted by ブクログ