高津春繁のレビュー一覧

  • ギリシア・ローマの文学

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    次から次に固有名詞が登場するので、ギリシア・ローマ関連の本に慣れてないと、ちょっと読むのが大変かも。
    慣れてると逆に楽しいんですけどね、「あぁ、これも知ってるわ~」みたいに、断片的な知識が繋がるので。
    ともあれ、ギリシア・ローマ文学のブックガイドとしても読めるので、本当にありがたいです…類書とか見たことないですし。
    岩波文庫など気軽に買えるものをランダムに選んで読むのも悪くないですけど、時系列や背景を知って読むと楽しさが倍増しますからね。
    原著は少し古い本ですけど、著名な研究者によるものですし、普通にオススメです。

    (追記)
    歴史から忘れ去られた作品にも素晴らしいものがあることを強調しつつ、そこそこ有名な古典(天文系)を「そんなに良くなくない?」「変な本だよね」みたいに評価してたのが素直すぎて笑ってしまった…いや、何となくわかります!
    あ、あとセネカのことも腐してた、言行不一致すぎるとかいう理由で。マジで笑う。

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    2026年05月30日
  • ギリシア神話

    Posted by ブクログ

    古代ギリシャにて語られてきたギリシャ神話を分かりやすく整理・概説した書。著名な神々の性格から数々の英雄伝説までをコンパクトにまとめて紹介しており、広大多彩なギリシャ神話の世界を一望することが出来る。
    本書は、前半部で神々の紹介を、後半部で英雄たちの伝説の紹介を行う二部構成となっている。挙げられる物語はオリュンポスの神々が織りなす神話から、アルゴナウタイの冒険やヘラクレスの物語、トロイア戦争といった著名なものばかりで、ギリシャ神話の要点を概観的かつ一気に読み進めることが出来る。その意味でも本書は正に「入門書」ではあるが、個人的にはそれについてさらに評価できる点があると感じている。
    それは、「本書で紹介する伝説が一般的・概説的なものであり、実際には数々の変遷や異説が存在する」ということをあらかじめはっきりと述べている点である。元々神話や伝説というものは地域や時代において様々な変遷・変化を為しており、それ故同じ主題の物語でも多くの異説・異伝が存在するのだが、概説書においては(初学者にも解りやすく「一つの物語」として纏める必要上)そういったヴァリアントの存在が捨象されてしまいがちになってしまう。しかし本書は第一章にてオレステース伝説を例にとって伝説の変遷・変化を紹介しており、神話伝説が市井に知られる一つの有名な話のみではないということをしっかりと示してくれている。これはこれから神話の世界に本格的に興味を持った人が、(様々なヴァリアントを知っていくという)ワンステップ先の面白さに踏み出す大きな足掛かりになると思う。
    本書はあくまで一般的に伝わっている物語のあらすじを紹介することが目的であり、個々のヴァリアントの詳細な解説や神話学的な説明は殆ど行っていない。しかしだからこそ初学者にもとっつきやすいし、ここから知識を深めていくきっかけにもなり得る。そう言った意味で、本書はギリシャ神話の入門書として大きなものを持っていると言えるだろう。

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    2016年12月27日
  • 古代文字の解読

    Posted by ブクログ

    エジプトやメソポタミアやギリシアの古代文字解読の話。何語か分からない状態から何が書いてあるのかを読み解くという気の遠くなるようなことに挑む過程が詳しく知れて面白い。色々な人が解読を競い合ったり協力し合ったりと臨場感もあって良かった。あとがきで思ってた以上に古くに書かれた本だったことにもびっくりした。今はどこまで解読が進んだのかにも興味が湧いた。

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    2024年06月10日