ディーンカーナゼスのレビュー一覧
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購入済み
走りたくなる
この本は走るための参考には全くなりません。なぜならここで走っている人は超人だからです。読むだけで疲れます。そして、読み終わると走りたくなります。僕は読後、足がつるまで走りました。この本は、動物の本能を呼び覚ますチカラを持っていると思います。
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超長距離ランナーとして有名なディーン・カーナゼスの自伝。
高低差の激しいコースを100マイル(160km)走る「ウェスタンステーツ100耐久ラン」、気温50℃にも達する中で216km走る「バッドウォーター・ウルトラマラソン」、‐40℃の南極フルマラソンを完走して、199マイル(318km)を12人のリレーで走る過酷なレースを1人で走るという伝説を作り上げた男。
彼が何を考えながら走っていたのかが書かれていて、とても面白かった。
そして、誰もが疑問に思うであろう「何故、そんな過酷な状況の中で走り続けるのか?」という最大の疑問に対して、本著の最後で訥々と語られている。
世界中のあらゆる耐久マラソン -
Posted by ブクログ
ヒトは連続して何km走ることができるのか?42.195km?いや、毎年国内だけで何万人も走っている。では100km?それでも世界中で頻繁にレースが開催されている。250km?かなり長いが、ギリシャのスパルタスロンでそれくらい。毎年、走り切る人がいる。
世界にはもっと長い距離を連続して走り抜いたウルトラマラソンマンがいる。ディーン・カーナゼス、彼は318kmのコースを46時間余り夜通しで走破した狂人である。たった2日間で横浜から名古屋までの距離をたった2本の足で走り抜くなんて、あなたは想像できるだろうか。
この本は彼の自伝かつマラソン記である。なぜ彼がこれほど長い距離を走るようになったのか、 -
Posted by ブクログ
もう一つの人生 ミッション
気持ちが良かったのか…じゃあ、君の頑張りが足りなかったということだ。本当に頑張ったのなら、死ぬほど苦しいはずだから
人間の体には限界があるが、精神には無限の可能性がある
クロカン サーフィン ギリシャ ウーゾ
なんてこった。僕はやっと生まれてきたばかりだと自分のことを思っていた。それなのにもう30歳だなんて。今まで何をやってきたんだ。
死ぬために登ったんじゃない、生きるために登ったんだ
ウエスタンステーツ100耐久ラン フルマラソンは子供の遊びに過ぎない ランニングというよりはサバイバル 自己の可能性を追求する為の挑戦 近代社会で人類は望むものを全て手にいれたが -
Posted by ブクログ
これはブッ飛んだ1冊だ。
構成は決して洗練されているわけではないが、あまりにも常軌を逸した特殊な男の特別な振る舞いが、いかにも"普通のこと"であるかのように書かれていることがひたすら面白い。
何だか読んでいるうちに、フルマラソンですらほんのウォームアップぐらいの短い距離なんじゃないか、という感覚が頭をよぎるが、あくまでも我々にとってそれは錯誤であるので間違えぬように。
これからマラソンの大会に出よう、という読者にとっては、上手いこと作用すれば大きな助けとなるだろうが、ヘンに共感してしまうとボロボロになって壊れてしまう恐れもある、そんな諸刃の剣だ。
とにかく狂っている、としか -
Posted by ブクログ
仕事はエグゼクティブ、家庭も円満、その上イケメンというところが鼻に付くが、やはり凄い。
カバーヨ・ブランコのように、厭世的な暮らしをしながら野山を駆け回る人間に憧れる私であるが、やはり凄い。
文中のウエスタンステイツ100や、バッドウォーター・ウルトラマラソンを読むと、アイアンマンも「ちゃちい」モノに見えてしまい、増してやサドル一つで¥15,000もしたりする自転車とも相まって、益々トライアスロンに対するモチベーションは下がってしまうのであった…
追伸
「ならば、マテリアルには拘らずに、その辺のバーゲン品で済ませれば良いのでは!?」
とも言われそうだが、結局は¥15,000のサドルをポチ -
Posted by ブクログ
世界一有名なウルトラマラソンランナーのディーン・カーナゼスの自伝。高校時代にクロスカントリーをやっていたディーンだがコーチの引退もありトラック競技のチームに入った所コーチの方針と合わずやめてしまいその後15年間は一切走るのをやめてしまった。そして高校大学は遊び歩いていたが妹の事故死をきっかけに学業に励むようになる。その後高校時代の彼女と結婚し会社では順調に出世し30才の誕生日を迎えた日のことだった。これまで仕事に明け暮れたのがふいにばからしくなり無駄に時間を過ごしていたように感じた。その夜友人達と集まり妻のジュリーが先に帰った後、初対面の若い女性と浮気しそうになる。
どこでスイッチが入ったの