相馬御風のレビュー一覧

  • 良寛和尚歌集

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    良寛さんの歌集ですね。
    良寛さん(1758~1831、越後生まれ)
    僧侶、歌人、書家、詩人。
    編者は、相馬御風さん(1883~1950、新潟県生まれ)文学者、詩人、歌人、評論家。

     この里に手まりつきつつ子どもらと
       遊ぶ春日は暮れずともよし

     足引のこの山里の夕月夜
       ほのかに見るは梅の花かも

     うき雲の身にしありせば郭公(ほととぎす)
       しば鳴く頃はいづこに待たむ

     秋萩の咲くをとほみと夏草の
       露をわけわけ訪ひし君はも

     この頃は早苗とるらしわが庵は
       かたを絵にかき手向こそすれ

     わが待ちし秋はきぬらしこのゆふべ
       草むらごとに虫の声する

     みどり

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    2025年07月02日