水谷竹秀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
氏の本はコールセンターの何だっけ? バンコクかな? の奴を読んだ覚えがあるんですけれども、割と興味深かった内容だと記憶していますのでこれも…
というわけで読んでみたんですけれども、まずナイジェリアという国が人口2億1000万というのにも驚きましたし、超高齢化社会・ニッポン!と違って平均年齢が18歳くらい? なのにも驚きを禁じえませんでした…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
ナイジェリアは”これから”の国なんですねぇ…そんな国でサイバー犯罪が多発しているとか…しかもそれに加担するためのスクールまであるとか! かなり驚きましたとも…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、彼らのカモに日本人は含まれていないと著者は述べておられましたけれども、今後どうなるか分かりませんものね。ロマンス詐欺とやらに引っかかっている人も新聞などを眺めれば、この国にも居るようだし…他にもフィッシング詐欺だの何だの…インターネッツ上で繰り広げられる詐欺事件はよう分かりませんね! インターネッツなんて無い方が平和だったんじゃ??(!) 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
そんなことを思わせるほどに近年の犯罪は複雑と化していて、もうおじさんである僕はついていけませぬ…(;´∀`)
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
Posted by ブクログ
日本を自ら離れフィリピンに向い、そこでお金を使い果たし、ビザの更新もできずに不法滞在し、ほぼホームレス状態の日本人達を「困窮邦人」と言う。
彼らの実態を追ったルポ。
2011年の開高健ノンフィクション賞受賞作。
そんな人達が、そんなに沢山いるのか!
と、驚いた。
個人的には自業自得なのではないかとは、思う。
彼らの不法滞在の罰金と帰国の渡航費用を大使館が出せないのは、当然だ。
日本で真面目に働いている人たちの税金を、そこには使えない。
フィリピン人は貧乏でも、そんな困窮邦人を見捨てない。なんやかんや食事を与えたり、寝床を貸したり、世話をする。
それが困窮邦人を増やす原因にもなっている。
彼らは日本に帰ろうとしない。
お金がなくても日本にいるよりは、何のしがらみも無く気持ちが楽に過ごせるからだ。
日本に帰る場所もなければ、頼る人もいない、そんな祖国に帰るよりは、フィリピンで近所の人たちに世話になりながら、最終的には骨を埋めたいのだ。
うーん。。。
理解に苦しむ。
でも、彼らの話を読むと、人は何がきっかけで「タガ」が外れてしまうか分からない。
窮屈だったのか、不満があったのか、借金があったのか、、、
人の奥底にあるちょっとしたネガティヴな物が積み重なった結果、吸い寄せられるようにフィリピン女性にどハマりし、何も考えず渡航してしまう。
人は弱い生き物だけど、あまりに弱すぎないか?
決して気分の良い話ではないけど、奥の深い問題を掘り下げてまとめた話は、興味深く勉強にもなった。
読んで良かったと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレだから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働く日本人 単行本 – 2017/9/26
ありのままの自分を受け入れてくれる居場所があるかどうか
2018年7月5日記述
水谷竹秀氏による著作。
2017年9月30日第1刷発行。
著者は1975年生まれ。
上智大学外国語学部卒。
フィリピンと日本を拠点に活動するノンフィクションライター。
三重県桑名市出身。
最新刊は『だから、居場所が欲しかった。』(集英社)。
ほかに『日本を捨てた男たち』(集英社)など。
たまに文藝春秋や新潮45などで執筆しています。
本書は「kotoba」(2013年11号~2014年17号)に掲載されたものを加筆・修正したものです。
タイの首都バンコクでコールセンターで働く日本人達への取材をまとめた本である。
読んでみた思ったのは日本社会特有の大人かくあるべしという型にはまることを拒否した人々が多いという印象。
(途中に日本を捨てた男たちに出てきたような駄目中年も1名登場するあまりに主体性がなさ過ぎる。貯蓄もなさ過ぎ・・タイでもマック難民になってしまっていた)
男性を買う姉妹や日本に帰っても不安定な非正規雇用など世間の冷たい視線を感じながら生きるならこういったあり方も良いだろう。
ある意味、日本社会の不寛容さから逃げてきた人達なのだ。
今、アベ自民によって事実上の移民(外国人技能実習生の拡大)が行われている。
この不寛容さや制度を変えていないのに移民拡大とは・・
センスの無さにも呆れる。
本書に登場する日本人達はある意味大人の対応を行い日本から離れたわけだが、果たして移民達はそういう行動を取るだろうか。
むしろもっと日本社会とぶつかり日本を変えていく原動力になって欲しいが・・
もう一つ思い出したのは中国、大連にあるコールセンター。
TV番組の特集で報道していたけれども日本語しか話せない日本人でほぼ構成されており、といった点もこのバンコクのコールセンターで働くスタッフに通じる。
まあコールセンターという職種故なのか。
バンコクでは狭い日本人社会のヒエラルキーの中で低いものとみなされている。
危険手当とかも当然ないし。
月給は3万バーツ。
家賃は月5000バーツ。
気温も平均29度。
薄手の服で年中過ごせる。
やはりというかこの仕事はつなぎの仕事と認識している人も多く高い職歴としても認知されにくい。
やりがいや面白みはない半面、責任を感じなくて済む仕事。
本書をノンフィクションとして正直で良いと思ったのはP142からの部分でインタビュワーのある種の自己責任を著者が認めている点。
同情できる人かどうかで取り上げるかどうかを決めて報道しているのではそれは事実を報道しきっているとは言い難いだろう。
メディアや市民団体、NPOは同情できる、日本社会が間違っていると主張できる困窮者ばかりを取り上げる傾向があるのは覚えておくといいだろう。
(それでも自己責任論には大きな問題があるとは思うが)
著者のデビュー作である日本を捨てた男達にはホントどうしようもない人たちがこれでもかと紹介されていた。
自分でも読んだ時にこれは自己責任としか言いようがないなと思ったものだ。
後半、ゲイである人やLGBTの方も出てくる。
ただタイ社会でも性的マイノリティは差別されているのが現実であり
(中央官庁や教師などの世界ではいない)
あくまで性風俗産業を外貨獲得の手段として日本や他国に比べれば容認しているに過ぎないという。
印象に残った点
日本でコールセンターが普及し始めたには、フリーダイヤルサービスが導入された1985年以降のことだ。
中略
故にコールセンターはまだ数十年という歴史の浅い、割と新しいビジネスなのである。
フィリピン中部、セブ島への留学斡旋業者に以前、聞いたことがあるが、英語留学する場合、渡航先で英語力を高められるかどうかは日本にいる段階で
ある程度決まっているという。
「もちろん日本でできる準備は限られていますが、たとえば、過去に英語の授業を苦手としていても、初級者レベルの文法や単語を改めて勉強しておくことはできます。
行ってしまえば何とかなると考えている人は、やはり苦労しているケースが多いですね。事前の準備する人は、それだけ英語力の向上に真剣に取り組みます。
準備をしない人はやはり他人まかせなところが少なからずあり学びたい、身につけたいという意欲においてそもそも負けているのです」 -
Posted by ブクログ
開高健ノンフィクション賞を受賞した作品ということで気になっていた作品ではあるが、タイトルからして、どうせリベラル寄りからの単純な社会批判の作品だろうと放置してきた。
しかし、暇なので読んでみたところ、なかなか面白かった。確かに、時折、日本社会の構造に疑問を投げかけている部分もあったが、可能な限り事実を重視し、フラットな立場で書かれていたことに好感が持てた。
読み終わっても、やはり女の尻追いかけて勝手にフィリピン行って、有り金使い果たして帰国できなくなることは完全な自己責任であり、可愛そうとかは思わない。
しかし、登場する困窮邦人たちの気持ちも分からなくはない。自分が同じ立場なら、フィリピンに逃げたくなるのも分かる。
読み終わった後、「幸せとは何だろうか?」と考えさせられる作品。
海外の困窮邦人の情報など知らない人がほとんどだろう。勉強にもなったし、色々と考えるきっかけにもなるので、一度は読んでみるべき良本! -
Posted by ブクログ
インタビューを受けた人たちが一様に言う「日本の生きづらさ」には共感する。日本だと就職で「一般的な」レールを外れると立ち直れなかったり、人と比べることで劣等感を感じ得ないところ。とはいえ、バンコクであっても日本人が多い分、結局は人の目を気にする状況があるのでしょうが。
途中に出てきた子のように、若い時に経験として働くならいいかもだけど、ある程度の年齢になってから、そして背負うものがない場合には、先が見えない分何かを見据えて生きないとつらい。
正直自分も某国で何とは無しに滞在していた経験があるので人ごとではないということと、その滞在中に出会った日本人たちのことを思い出してしまった。
あとは、どなたかのコメントにも書いてあったけど、著者がどういう経緯でこの仕事に就き、どういう気持ちで取り組んでいるのかすごく知りたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ新聞書評に載るなど、そこそこ話題の本のようだが、何か似たようなテーマの本を読んだことがあると思ったら、以前、同じ著者の「脱出老人」を読んでいたことが分かった。たしかに、取材方法も文章の筆致も似ている。そういう意味では、老人よりは若い30代、40代で、バンコクのコールセンターという日本語ができれば誰でも勤まると言われる仕事に流れてきた人が取材対象。もっとも、著者の目は暖かく、彼らを「日本では生き辛い人」として、また、タイを包容力のある国として描いている。本書を読んで、バンコクでゆるく生きようという人が増えてしまいそうだ。
著者は、日本で主流からはずれてしまった人に寛容だったり、色々と柔軟な思想の持ち主のようであるが、バンコクでゴーゴーボーイを買う女たちに強い衝撃を受けたことを隠しておらず、意外に保守的な面もあるというギャップが面白かった。 -
Posted by ブクログ
日本を飛び出し、バンコクのコールセンターで働く日本人たちのリアルに迫ったノンフィクション。
タイ語もわからない、仕事は日本語を使った電話業務…ではなぜ彼ら、彼女たちはわざわざ日本を飛び出してタイへ飛んだのか…?
インタビューを通して知る、コールセンターで働く人々の思いや事情
そして、そこから見える日本の社会とは…。
コンプレックスからタイにはまった人、
タイ人にはまった人
家庭的な事情のある人、
性別の悩みからタイに渡った人、
などなど…日本での生きづらさを抱える人々。
そんな彼らが捜したもの…
それは、「自分が自分でいることができる居場所」
日本にはもはやそれがないという。
将来に対する不安、
未来への希望と期待、
現状の自分自身の生き方、
彼らが感じるもやもやした不安と思いは
多くの人の中にあると思う。
読み終わってあらためて思う
私自身もそんな思いが心の底にあることを。