水谷竹秀のレビュー一覧
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フィリピン編に続いて読破。著者にはこの手の、海外に定住して日本に帰国したくない人間たちにフォーカスしたシリーズをこれからも期待したい。Posted by ブクログ
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だから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働く日本人 単行本 – 2017/9/26
ありのままの自分を受け入れてくれる居場所があるかどうか
2018年7月5日記述
水谷竹秀氏による著作。
2017年9月30日第1刷発行。
著者は1975年生まれ。
上智大学外国語学部卒。
フィリ...続きを読むPosted by ブクログ -
時間をかけて取材をしっかり行ったうえで書かれた本。
日本国内のコールセンターで働いたことがあり、東南アジアに1か月程度しか滞在したことがない私からみても、若干物足りなさを感じる。
あと数倍、話の広がりがあるとなおよかった。
ラオスの話は親近感があった。
あの店、行ったことがあれば、なお楽しめた...続きを読むPosted by ブクログ -
開高健ノンフィクション賞を受賞した作品ということで気になっていた作品ではあるが、タイトルからして、どうせリベラル寄りからの単純な社会批判の作品だろうと放置してきた。
しかし、暇なので読んでみたところ、なかなか面白かった。確かに、時折、日本社会の構造に疑問を投げかけている部分もあったが、可能な限り事実...続きを読むPosted by ブクログ -
色んな背景を持つ人たちに丁寧に取材した本だと思う。身につまされるような気もした。タイの持つ魔力が何となく分かるし。結局はその人次第と言っても、コールセンターで働きながら夢を追い続けられる人はすごいと思う。Posted by ブクログ
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「幸せ」につながらない「仕事」は
とても 悲しい
とても むなしい
ずいぶん前に読んだので
おぼろげな記憶ですが
ブータン国での
取材をされた著者の言葉の中に
たくさんの(ブータン国の)人が
家族がいて 幸せ
家族と一緒に食べられることが 幸せ
仕事があることが 幸せ
というようなフレース...続きを読むPosted by ブクログ -
閉塞感の強い日本から脱出し、バンコクのコールセンターで働く人々のルポ。
以前、テレビ番組でコールセンターで働きながら東南アジアに移住したアラサー女子を見たことがありますが、それとは随分違う印象。
外国で働きながら住むことを想像したくて手に取りましたが、私には観光ビザで滞在できる範囲で長期旅行する方が...続きを読むPosted by ブクログ -
海外旅行、海外労働に興味があるので手に取ってみた。いわゆるタイに沈没していった人はどうやって生活しているのだろうと思っていたが、その一つの手段がコールセンターなんだと分かった。日本の閉塞感から海外に行くと開放的になれるという気持ちは分かる。ただそこでどう生きていくかはそれぞれの個人の問題だと思う。明...続きを読むPosted by ブクログ
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インタビューを受けた人たちが一様に言う「日本の生きづらさ」には共感する。日本だと就職で「一般的な」レールを外れると立ち直れなかったり、人と比べることで劣等感を感じ得ないところ。とはいえ、バンコクであっても日本人が多い分、結局は人の目を気にする状況があるのでしょうが。
途中に出てきた子のように、若い...続きを読むPosted by ブクログ -
新聞書評に載るなど、そこそこ話題の本のようだが、何か似たようなテーマの本を読んだことがあると思ったら、以前、同じ著者の「脱出老人」を読んでいたことが分かった。たしかに、取材方法も文章の筆致も似ている。そういう意味では、老人よりは若い30代、40代で、バンコクのコールセンターという日本語ができれば誰で...続きを読むPosted by ブクログ
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日本を飛び出し、バンコクのコールセンターで働く日本人たちのリアルに迫ったノンフィクション。
タイ語もわからない、仕事は日本語を使った電話業務…ではなぜ彼ら、彼女たちはわざわざ日本を飛び出してタイへ飛んだのか…?
インタビューを通して知る、コールセンターで働く人々の思いや事情
そして、そこから見える...続きを読むPosted by ブクログ -
ぐっときた
タイトルでもきたけど、読むともっときた
共感するところが多々あった
自己肯定感が低い
日本にいると劣等感や疎外感を感じる
海外でなら、それが和らぐことを、私も自分の旅を通して知っている
登場する人たちと私が違ったのは、ゴーゴーバーに嫌悪感があったこと、寄り添ってくれる友達がいること
たま...続きを読むPosted by ブクログ -
前2作が面白かった(という言い方は適切か⁉︎)ので、今回も期待を持って読んだ。
バンコクか…
こんな日本人の世界があるのか…
知らない世界を知れて良かった、Posted by ブクログ -
以前に見た大連のコールセンターのドキュメンタリーを思い出しました。
ドキュメンタリーの切り口も同じような感じではあったけど、この本の方が個々の事情を掘り下げている分、読みながら感情移入しがちでした。
全然感情移入できなくてややもすれば嫌悪を抱くケースもありましたが、それだけ各人の生い立ちや感情が直球...続きを読むPosted by ブクログ -
海外で無一文になる。そんなこと、想像したこともなかったけれど…
フィリピンで「困窮邦人」として生きる人の多さ、その人たちが高齢であること、そして、その生活の実態に驚かされた。
海外で暮らす身としては、理解できないながらも、まったく無関心でいられるわけもなく・・・
著者同様、「自己責任」という言葉が頭...続きを読むPosted by ブクログ -
日本に捨てられたのではなく捨てた男たちという題名。でもね、どこでも買われる人は捨てられなんかしない。
ここで非難されるのは、彼らからしがみつかれなかった日本ではなくて、他国に迷惑な人を流出させちゃった日本。
どっちにしろだめなんだけど、日本のだめさは怜悧さでなく法とかの未整備っぽい感。Posted by ブクログ -
★★★
今月9冊目
国際ロマンス詐欺とは外人がSNSを通して連絡してきて結婚したいだのとそそのく。
で、色々と金を暗号資産などで投資してしまう。
なんと犯人はほぼナイジェリアの大学生。。
貧困国に加え、政治的にも腐敗している。
外人、日本人も基本全てシカトにかぎる。Posted by ブクログ -
国際ロマンス詐欺と聞いて、真先に思い浮かんだのは映画にもなった「クヒオ大佐」。まあこれは、外国人を装った日本人詐欺師なのだが。
よく考えれば、おかしい話だということがわかるはずなのだが、 そこが外国人に憧れる気持ちも利用した詐欺事件だ。
実はアフリカのナイジェリアに犯人がいるらいいということ...続きを読むPosted by ブクログ