水谷竹秀のレビュー一覧

  • 日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」

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    闇金ウシジマくんの海外逃避版みたいな印象。
    約束を守れない、お金をうまく使えない、愛に飢えているなど多様なパターンがある。どれも人間らしい(というより自分自身にも存在する一側面)な気がする

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    2025年03月01日
  • 日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」

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    フィリピンでホームレス同然の生活をしている邦人男性について書かれた本。
    開高健ノンフィクション賞の受賞作だったため買ってみた。

    内容としては「どうしてこうなっちゃうのかなぁ…」という感じの人たちの本。
    フィリピンってそんなに魅力的なんだろうか。
    愛に走るとこうなっちゃうのかな…とも思ってしまった。

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    2024年05月04日
  • 日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」

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    知人から聞いて知った困窮邦人という存在。
    インタビューした人たち、今も生きているんだろうか。
    自業自得って思うのは人生を選べる立場にあるからかもしれないけど、それでもこういう人たちに税金使って支援するって言われたら苛々するだろうな。

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    2024年01月13日
  • 日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」

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    日本を自ら離れフィリピンに向い、そこでお金を使い果たし、ビザの更新もできずに不法滞在し、ほぼホームレス状態の日本人達を「困窮邦人」と言う。
    彼らの実態を追ったルポ。
    2011年の開高健ノンフィクション賞受賞作。

    そんな人達が、そんなに沢山いるのか!
    と、驚いた。
    個人的には自業自得なのではないかとは、思う。
    彼らの不法滞在の罰金と帰国の渡航費用を大使館が出せないのは、当然だ。
    日本で真面目に働いている人たちの税金を、そこには使えない。

    フィリピン人は貧乏でも、そんな困窮邦人を見捨てない。なんやかんや食事を与えたり、寝床を貸したり、世話をする。
    それが困窮邦人を増やす原因にもなっている。 

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    2023年11月11日
  • ルポ 国際ロマンス詐欺(小学館新書)

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    知らない世界で、ルポとしては興味深い。情報網の発達した中で、犯罪もまた性質を変えていくのだなと思ったし、技術が向上しても、騙される側の心理的な要因というか、そういうものは変わらないんだなとも思った。

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    2023年07月30日
  • ルポ 国際ロマンス詐欺(小学館新書)

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    独り身の寂しさ。将来の希望のなさ。一発逆転の予感。そして、いつの間にか恋に落ちてる。周りが見えない。当たり前の判断ができない。費やしてしまったお金も無駄ではなかったと思いたい。つながりが果てて気が付いたときにはもう遅い。ラインの向こうは貧しさあふれる大陸。罪の意識は違法賭博程度。学生たちが狙う一攫千金。例文数打ち当たり待つ。…取材に応じてくれた被害者たちに敬意を表する。人の心は脆いもの、騙され易いもの。まずそれを認めることから始めたい。「国の借金は千兆円、緊縮しなければ破綻する!」…ほら、簡単にひっかかる。

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    2023年07月20日
  • だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人

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    フィリピン編に続いて読破。著者にはこの手の、海外に定住して日本に帰国したくない人間たちにフォーカスしたシリーズをこれからも期待したい。

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    2021年12月21日
  • だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人

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    だから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働く日本人 単行本 – 2017/9/26

    ありのままの自分を受け入れてくれる居場所があるかどうか
    2018年7月5日記述

    水谷竹秀氏による著作。
    2017年9月30日第1刷発行。

    著者は1975年生まれ。
    上智大学外国語学部卒。
    フィリピンと日本を拠点に活動するノンフィクションライター。
    三重県桑名市出身。
    最新刊は『だから、居場所が欲しかった。』(集英社)。
    ほかに『日本を捨てた男たち』(集英社)など。
    たまに文藝春秋や新潮45などで執筆しています。

    本書は「kotoba」(2013年11号~2014年17号)に掲載されたもの

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    2021年12月14日
  • 日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」

    購入済み

    海外生活は甘くないです。恋愛という激情に駆られて他国へ行っても、やはり現地語を学び地に足をつけて生活すべきだったと思う。

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    2020年04月29日
  • だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人

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    ネタバレ

    時間をかけて取材をしっかり行ったうえで書かれた本。

    日本国内のコールセンターで働いたことがあり、東南アジアに1か月程度しか滞在したことがない私からみても、若干物足りなさを感じる。

    あと数倍、話の広がりがあるとなおよかった。

    ラオスの話は親近感があった。
    あの店、行ったことがあれば、なお楽しめた(- -)

    払ってもいい金額:900円

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    2020年04月28日
  • 日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」

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    開高健ノンフィクション賞を受賞した作品ということで気になっていた作品ではあるが、タイトルからして、どうせリベラル寄りからの単純な社会批判の作品だろうと放置してきた。
    しかし、暇なので読んでみたところ、なかなか面白かった。確かに、時折、日本社会の構造に疑問を投げかけている部分もあったが、可能な限り事実を重視し、フラットな立場で書かれていたことに好感が持てた。
    読み終わっても、やはり女の尻追いかけて勝手にフィリピン行って、有り金使い果たして帰国できなくなることは完全な自己責任であり、可愛そうとかは思わない。
    しかし、登場する困窮邦人たちの気持ちも分からなくはない。自分が同じ立場なら、フィリピンに逃

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    2020年01月29日
  • だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人

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    色んな背景を持つ人たちに丁寧に取材した本だと思う。身につまされるような気もした。タイの持つ魔力が何となく分かるし。結局はその人次第と言っても、コールセンターで働きながら夢を追い続けられる人はすごいと思う。

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    2020年01月27日
  • だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人

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    「幸せ」につながらない「仕事」は
    とても 悲しい
    とても むなしい

    ずいぶん前に読んだので
    おぼろげな記憶ですが

    ブータン国での
    取材をされた著者の言葉の中に

    たくさんの(ブータン国の)人が
    家族がいて 幸せ
    家族と一緒に食べられることが 幸せ
    仕事があることが 幸せ

    というようなフレーズが
    あったことを なぜか 思い出していた

    このルポルタージュに登場する
    人たちの「居場所」は
    その「幸せ」とどれほど距離が
    離れているのだろう
    などと 考えてしまった

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    2019年11月07日
  • だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人

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    海外旅行、海外労働に興味があるので手に取ってみた。いわゆるタイに沈没していった人はどうやって生活しているのだろうと思っていたが、その一つの手段がコールセンターなんだと分かった。日本の閉塞感から海外に行くと開放的になれるという気持ちは分かる。ただそこでどう生きていくかはそれぞれの個人の問題だと思う。明日は我が身ではある。

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    2019年05月12日
  • だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人

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    インタビューを受けた人たちが一様に言う「日本の生きづらさ」には共感する。日本だと就職で「一般的な」レールを外れると立ち直れなかったり、人と比べることで劣等感を感じ得ないところ。とはいえ、バンコクであっても日本人が多い分、結局は人の目を気にする状況があるのでしょうが。

    途中に出てきた子のように、若い時に経験として働くならいいかもだけど、ある程度の年齢になってから、そして背負うものがない場合には、先が見えない分何かを見据えて生きないとつらい。
    正直自分も某国で何とは無しに滞在していた経験があるので人ごとではないということと、その滞在中に出会った日本人たちのことを思い出してしまった。

    あとは、ど

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    2019年04月06日
  • だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人

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    新聞書評に載るなど、そこそこ話題の本のようだが、何か似たようなテーマの本を読んだことがあると思ったら、以前、同じ著者の「脱出老人」を読んでいたことが分かった。たしかに、取材方法も文章の筆致も似ている。そういう意味では、老人よりは若い30代、40代で、バンコクのコールセンターという日本語ができれば誰でも勤まると言われる仕事に流れてきた人が取材対象。もっとも、著者の目は暖かく、彼らを「日本では生き辛い人」として、また、タイを包容力のある国として描いている。本書を読んで、バンコクでゆるく生きようという人が増えてしまいそうだ。
    著者は、日本で主流からはずれてしまった人に寛容だったり、色々と柔軟な思想の

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    2018年09月27日
  • だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人

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    日本を飛び出し、バンコクのコールセンターで働く日本人たちのリアルに迫ったノンフィクション。

    タイ語もわからない、仕事は日本語を使った電話業務…ではなぜ彼ら、彼女たちはわざわざ日本を飛び出してタイへ飛んだのか…?
    インタビューを通して知る、コールセンターで働く人々の思いや事情
    そして、そこから見える日本の社会とは…。

    コンプレックスからタイにはまった人、
    タイ人にはまった人
    家庭的な事情のある人、
    性別の悩みからタイに渡った人、
    などなど…日本での生きづらさを抱える人々。

    そんな彼らが捜したもの…
    それは、「自分が自分でいることができる居場所」

    日本にはもはやそれがないという。

    将来に

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    2018年05月18日
  • だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人

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    ぐっときた
    タイトルでもきたけど、読むともっときた
    共感するところが多々あった
    自己肯定感が低い
    日本にいると劣等感や疎外感を感じる
    海外でなら、それが和らぐことを、私も自分の旅を通して知っている
    登場する人たちと私が違ったのは、ゴーゴーバーに嫌悪感があったこと、寄り添ってくれる友達がいること
    たまたま、私の居場所は日本にあった

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    2018年10月18日
  • だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人

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    前2作が面白かった(という言い方は適切か⁉︎)ので、今回も期待を持って読んだ。

    バンコクか…
    こんな日本人の世界があるのか…
    知らない世界を知れて良かった、

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    2018年02月17日
  • だから、居場所が欲しかった。バンコク、コールセンターで働く日本人

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    以前に見た大連のコールセンターのドキュメンタリーを思い出しました。
    ドキュメンタリーの切り口も同じような感じではあったけど、この本の方が個々の事情を掘り下げている分、読みながら感情移入しがちでした。
    全然感情移入できなくてややもすれば嫌悪を抱くケースもありましたが、それだけ各人の生い立ちや感情が直球で飛び込んできた印象です。

    「居場所」について考えたことなんてそんなにないと思っていた自分が、日常の中で知らず知らずに自分の身の置き所や置き方を考えてることに、読んでいてふと気づきました。
    その鈍感さが、「居場所」を求めてわざわざタイに移住するまでに駆り立てるものはなんなのか、読んでいてわかるよう

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    2018年02月15日