オードリーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最高だった。
今までのオードリーannの番組本はトークのあらすじだけを全ての回記載する形でそれも好きだったけど、この本みたいに完全に書き起こす形もよい。
書き起こしが忠実で、相槌とかまで全て2人の声で再生することができた。
今までの形式のまとめ本はまた別で出してほしい。
「春日事件」「さよならむつみ荘」(多分2時間全て書き起こし?)「ギャラクシー賞ノミネート」「若林正恭、結婚」「エロパソチャンス」「あの頃の自分を迎えに行く」「鮎釣り」
『浅草キッド』と『キッズ・リターン』」「奥さんに離婚されちゃうかもしれない」「俺って、かっこいいのかな?」あたりが好き。
結婚後若林のたりなさが垣間見える回が特に好きで、その意味では「鮎釣り」がとてもよかった。
あと、「あの頃の自分を迎えに行く」の、スニーカーをヘイヘイする奥さんが可愛くて良い。
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Posted by ブクログ
オードリーとオールナイトニッポン 【最高にトゥ―スな武道館編】
オードリーのオールナイトニッポン@武道館に関して、写真や出演者のインタビューを交えてその様子を伝えられている本。
何より痺れたのが、若林さんのエッセイ『武道館』だ。
生きているとまれに、言葉で切り取りたくない日というのがある。
情景や感覚を言葉で切り取ると、そこに必ず差異が生まれる。
事実より劇的になり過ぎてしまったり、事実より陳腐になってしまったり。
「書くとは刺し違えること」と言ったのは、僕が尊敬する藤沢周先生だが、ぼくも差し違えるつもりであの日を書こうと思う。2万2千分の1の、3月2日の話。
冒頭から引き込まれる、強烈な書き出し。
そこから、前日はやはり眠らなかったこと。そして、眠れなくても後々ラジオで話した方が、ぐっすり眠れたというよりおもしろくなるので、キン肉マンを読んだこと。自分の日常や一挙手一投足をラジオで話すことを見据えて、生きていく。
若林さんは典型的ラジオ人間だ。
一挙手一投足に留まらず、その一挙手一投足までの心情の変化などにも注目する。旅行に行った話をする時も、その旅行に行くまでの心の変化や胸のどきどき、ためらい、葛藤が一番面白かったりする。行動ベースではなく、もっと内面にも突っ込んで話を考えていく、考えながら生きていく。若林さんがよくラジオで話している藤井青銅さんの「青銅イズム」だ。
若林さんは、このエッセイの最後で、オードリーのオールナイトニッポンに救われたと言われると変な感じがすると話している。なぜなら、若林さんもまた、オードリーのオールナイトニッポンに救われているからだと話す。テレビでスベッても、ここにくれば笑い話にできる。安全基地のような存在がオードリーのオールナイトニッポンなのだと言う。
前の文章で、ラジオ人間と言ったが、ラジオ人間は幸せだ。いや、幸せではないかもしれないが、不幸ではない。なぜなら、人は、どんな困難や絶望も、自分の状況を客観視し、あとあと話している自分の姿を思い浮かべることで、乗り越えられるからだ。これは、ナチスドイツ下で、収容所生活で生き延びたヴィクトール・フランクルが『夜と霧』で書いているのだから、間違いない。
僕も、オードリーのオールナイトニッポンに毎週救われている。そして、これからも救われることになるだろう。