菅野寛のレビュー一覧

  • MBAの経営戦略が10時間でざっと学べる

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    タイトルの通り、経営に必要な経営戦略についてざっと学ぶことが出来る本。この本を読むことで、経営戦略に必要な知識の概観をつかむことが出来る。

    「なぜ経営戦略が必要になるのか」という説明から始まり、どのような考え方を持つべきか、戦略とは何か、環境分析、事業・コーポレート戦略、戦略の実行、知識ベースの経営に関して、過去に体系化されてきた理論を網羅的に説明している。また、それらの中で各種有名なフレームワークを説明しているが、フレームワークはただ「穴埋め」すればよいものではなく、なぜそのフレームワークが必要になるのかを自分で考え修正していくことが必要になることを繰り返し主張しており、今後肝に銘じておき

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    2025年10月02日
  • 全社戦略がわかる

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    事業戦略ではなく全社戦略について書いてあるので複数事業に対する考え方がわかった。
    コアコンピタンスをいかに設定するのかが大事であることが理解できた。

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    2024年08月18日
  • 全社戦略がわかる

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    この本の冒頭にも記載がありますが、経営戦略の本は大量にあれどその中身は事業戦略的な要素の多いもので、「全社戦略」について体系的な解説を試みている本は少ないと思います。私は初めてそのような本と出合いました。
    この本では、会社の中で『本社組織』と『事業部組織』を分け、その中で『本社組織』の戦略的な機能として、『ポートフォリオマネジメント』、『シナジーマネジメント』、『全社事業ドメインと全社ビジョンの設定』、『全社組織の設計と運営』について、概要解説、実際の戦略構築の観点提示、実際の企業事例を説明しています。

    一つ一つの理論や事例については、経営戦略に関する本を読んでいるとよく見るものです。しかし

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    2022年12月10日
  • 経営の失敗学

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    当たり前と著者も繰り返しているが、まさにその通り。経営者だけでなく、組織全体がこの事を理解すれば良いのだが…数人のチームでもなかなか難しいもの。
    成功からではなく失敗から学ぶ事の有益性を説く内容と具体例が、一つ一つ自分のビジネス経験や環境と重なりつつ、納得の良書。

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    2015年07月17日
  • 全社戦略がわかる

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    ポートフォリオマネジメントの一説が非常にわかりやすく、実践的な内容となっている
    この部分をもっと深掘りしてほしかった。

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    2025年08月11日
  • 全社戦略がわかる

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    全社戦略の全体像を掴むのに最適。コンパクトにまとまっていている。
    全社戦略はまず全体像を掴むところが大事なので、このような本は最初の1冊目として良いと思う。

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    2025年05月03日
  • MBAの経営戦略が10時間でざっと学べる

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    先輩に薦められて読んだ一冊。
    今の自分に足りていないフレームワークが詰まった一冊。
    これは経営戦略という分類だが、何においても通じるものがある。
    現状→目的(あるべき姿)にたどり着くこと。その過程を具体化していく(問題→論点→アクション)こと。
    私自身がそれを仕事に落とし込んだ時にできていないことが多い、あるべき姿が抽象的だったり、現在の姿の定義づけができてなかったり。
    足りない情報はインプットする範囲を決めて作業をして、それでも入手できないものは仮説を立てる。
    「考える」を永遠にやる必要がある。
    苦手なことだけど、逃げずにやらないといけない。

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    2024年05月26日
  • 全社戦略がわかる

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    前半部分に多くドッグイヤーをした、ほぼPPMについて。
    PPMは事業ポートフォリオの投資判断に使うが、自己に置き換えると商品ラインナップの判断基準に使うこともできる。

    全社戦略の(複数事業を営む)上で唯一の解は存在しないという困難さを感じた。
    「組織は生き物」という繊細な物に、判断を下す術を私はまだ知らない。

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    2024年01月24日
  • 全社戦略がわかる

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    【メモ】
    ・全社戦略:複数事業を持つ会社において、経営者あるいは本社が全社的視点で考える戦略。複数の事業を営んでいるので、「顧客は誰か」「提供価値は何か」「競合は誰か」という問いすら意味をなさない
    ・事業ポートフォリオで具体的に考えるのは「やめる」「まとめる」「分ける」「はじめる」の4つ
    ・全社事業ドメイン:多数の事業を営んでいるが、どのような事業であれ、この領域の中で事業を行う、という領域。それを設定すべきかどうかを考えることも全社戦略の大切な要素
    ・自社内の事業や機能をどのように切り分けて組織を作るかは、本社が考えるべき全社戦略の一つ
    ・人材マネジメントを本社が主導あるいは関与すべきなのか

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    2023年02月04日
  • MBAの経営戦略が10時間でざっと学べる

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    経営戦略に関する基礎的なフレームワークを復習できた。所々に最新の外部環境変化(DXやコロナ)を絡めた経営戦略の考え方が記されており参考になった。例えば、コロナによって外食産業は顧客に店にきてもらうことが難しくなり、デリバリーサービスを開始した店もある。本当に「美味しい食事」を提供してきた店は利便性と相まって中食から顧客を獲得し売上を伸ばしているところもある。外部環境の変化に合わせて、顧客のニーズを再確認することで、ピンチをチャンスにかえるいい事例でした。

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    2021年03月07日
  • 全社戦略がわかる

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    戦略には、個々の事業がどうやって勝ち抜いていくのかを扱う、個別の事業戦略と同時に、複数の事業を持つ企業が、その複数の事業を含む会社全体をどう経営していくのかを考える全社戦略がある。
    例えば、複数の事業のうちのどの事業に優先的に資源を配分するのか、更に具体的にいえば、投資案件が複数あった場合、どの投資案件を選ぶのか、それはどのような考え方に基づいてそうするのか、等が典型的なイシューである。
    個々の事業戦略については、例えばポーターのファイブフォーシズなど有名な理論が多くある。全社戦略の方は、BCGのPPM等は有名だが、あまり書籍も多くなく、どちらかと言えば、関心は高くないのではと思える。
    しかし

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    2020年05月01日
  • BCG 経営コンセプト 構造改革編

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    最後の章がもっとも面白い。

    これまで、総合ファームが、CIO相手にSAPなどの
    大規模案件を売り込んだのと、同じ手をCEO相手にやる
    という、ビジネスのうまさ。

    将来の成長戦略を描き、
    そこに必要なキャッシュを、試算。
    このときも、すでに、現状の実力値から、
    リスクを差し引き、さらに、目標数値を120%達成する
    試作を立案。
    それも、
    売上拡大、組織再編=コスト、コスト削減、
    キャッシュコンバージョンまで、幅広くみる。
    そして、その実行にあたっては、
    PMOをおき、さらに、各チームにコンサルが入る。。。
    個々のロールは、決して戦コンでなくてもできるであろう。
    でも、トップをおさえなければ、

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    2020年03月22日
  • 全社戦略がわかる

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    全社戦略についてよくまとまっている。

    コーポレート部門は、何をすべきか。
    事業部門は何をすべきか。

    コーポレートは、全体最適を考える。
    事業部門は、当該事業で勝つことを考える。

    全社として目指す方向性をきめる。
    事業の持ち方、やめる、はじめる、くっつける、わける。
    事業間の間をとりもつ。
    共通機能を担う。
    組織のあり方をきめる。

    統治の仕方は、ヒト、カネ、カンバンなど。

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    2020年02月25日
  • 全社戦略がわかる

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    事業の集まりとしての企業全体の戦略を論じた書。この点にポイントを絞り、要領良く、内容を論じている。実例を交えた説明もわかりやすい。特にキヤノンの全社戦略について、ともすれば静的な成績表になりがちなPPMを時系列で考察し、戦略展開を述べている点は、コンサルタント経験豊富な著者の力量が感じられ、流石である。今後、著者の補論で述べた部分、すなわち、全社視点からのガバナンスの問題とヒューリック・リソース・マネジメントの詳述を、次の機会での期待を込めて星4つにとどめたい。勉強させていただきました。

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    2019年10月19日
  • BCG 経営コンセプト 構造改革編

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    いかに事業体を最適な形に変化させ、その後継続的に適応•変化させていくかを簡潔に述べている。
    リーンとアジャイルという最近ビジネスの現場でよく聞く言葉も登場。

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    2019年05月14日
  • 経営の失敗学

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    著名コンサルティング会社のBCGを経て現在大学教授である著者が企業の失敗からビジネスの成功に近づくためのポイントを解説した一冊。

    経営コンサルタントとしてビジネスにおいて立てる戦略は失敗する確率が高いという前提のもとに、考えるアプローチ・ビジネスの立案・ビジネスの実行の3つの要素分解してそれぞれの失敗のパターンを実例も踏まえて解説されておりたいへん勉強になりました。
    イノベーションといわれる異質化や同質化といった戦略を行なったとしても失敗する可能性は高く、失敗を許容できるだけの会社の地盤やブランド構築による付加価値などを作らない限り厳しいことも理解することができました。
    また、トヨタやセブン

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    2018年02月11日
  • BCG 経営コンセプト 構造改革編

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    WBS菅野先生。組織の戦略策定からイネーブルメントまで薄い1冊に盛りだくさん。特にコスト削減については、陥りやすい罠も多く非常に有用に感じた。

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    2016年12月20日
  • 全社戦略がわかる

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    個別事業部は個別事業部最適の動きしかできないので、本社が全体最適の動きを取る必要があると言う概念構造がよくわかった。リソース配分とか事業撤退とか
    ただし、コーポレートビジョンとかの話はそんなに刺さらなかった

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    2024年07月21日
  • MBAの経営戦略が10時間でざっと学べる

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    経営戦略を基本的なところから、最近のトピックまで含めたところでの入門書。

    これだけの内容を250ページくらいにまとめたこと、しかも半分は、図で整理したことは、ちょっとすごい。

    経営戦略について、古典的なところで大事なことは、現在の文脈でしっかり紹介して、古くなってきている部分については、取り扱わない。そして、古いものも、新しいものも、一緒にして、全部統合して、今だったら、こういうものだということを整理している。

    これは、できそうで、なかなかできないことだと思う。

    一方、この本で初めて経営戦略を学ぶ人が、一気にこれだけの内容が頭に入るかどうかはわからない。その辺のところは、従来の教科書を

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    2022年03月13日
  • MBAの経営戦略が10時間でざっと学べる

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    コンパクトにまとめられていて大変読みやすい。書いてあることは、だいたい他のどこかに書いてあることばかり。それは「ざっと10時間で学べる本」なので、当たり前のことだが、要所要所で現代のパースペクティブでの言及があることが、この本ならではの価値と思った。

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    2022年10月25日